「注文なんかいらない料理店」 30

今日は予定が何もない一日でしたので、朝と夜に2本の連載を仕上げ、日中はお客さまからの長規模修繕計画の提案依頼の積算でデスクワークをする密度の濃い日になりました。
連休中にできたらあと3日ほどこのルーティンをこなすのが目標です。

終日作業しながら、居間で食事をする時以外テレビはあまり見ないのですが、ヤフーニュースなどで震災や空港の事故を後追いしてしまいます。
無力です。
無力ですが、せめてきちんと認識はしたいと思うのです。

そしていつもうんざりするのは、現場を知りもしない有象無象の国民が匿名で専門家のようなしたり顔を垂れ流す醜悪な様です。
一億総白痴化とはよく言ったもので、内心の自由は何人も侵すことはできずとも、それを口外する意味を理解できないリテラシーの欠如の無限地獄に現代人は堕ちているのでしょう。

匿名のSNSをシェアすることも止めた方がいい。
地獄への道は善意で固められているばかりではなく、やはり悪意によって歪められているのだから。

あの炎と焼塵の向こう側にいる方々の姿は、明日の自分の姿かもしれない。
だから、その向こう側の尊厳を、今はこちら側にいる私たちが守らずに一体誰が守れるというのでしょう？

時として、黙する勇気が人には必要なのです。
そして、変わらぬ日常をしっかり生きることだけが、誰も傷付けることのない人生を生きる基本なのかもと今回の震災で考えました。

書いている最中日付を越してしまったので、「昨夜」は焼豚丼を作りました。

変わらぬ日常への感謝と、あらためて非常時に対する備えを考える機会として

おいしくいただきました。
ごちそうさま。