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反日種族主義4 日本の植民地支配の方式

日本の植民地支配の方式
植民地時代には日本に多くのものを収奪されたと教科書には書かれていますが朝鮮がこの時期に経済的に成長していったことはデータが物語っています。死亡率は大幅に減少し人口も増え平均寿命までも延びています。日本の植民地支配のアプローチは「同化主義」と表現されてつまり朝鮮の四国九州化だったそうです。(これって植民地よりも併合ですが、この著者は植民地と言う表現を使い続けるのでここでもそうします。)

まず一つ目は貨幣の統合。朝鮮銀行がお金を擦りすぎないようにさせます。独自の金融政策を禁止したわけです。二つ目は市場の統合。朝鮮と日本の間の関税を廃止し、それ以外の国に対しては日本の関税率を適用します。三つめは法制度の移植。日本の法制度をそのまま朝鮮でも使うようにさせました。これにより日本と朝鮮のどちらで経済活動を行っても差が出ないようになります。しかし、朝鮮人には衆議院選挙権は与えられませんでした。著者はこう整理しています。「日本の同化主義は政治的権利を抑圧しながら経済面では同化を指向する、便宜主義的接近だった」と。この同化主義は日本にとっては朝鮮を助けてあげている的なものだったのに朝鮮から見たら政治的権利がもらえなかったので気にくわなかったのでしょう。この統治効果は今のEUと同じような経済効果があったと表記しています。

この章では100年間の経済成長に関するグラフが表示されています。国民総所得に対する輸入輸出の割合が1910年(併合前)は10%ずつだったのですが併合が終わる1945年にかけて30%ずつになっています。総所得の30%が輸出に使われ、30%が輸入に使われているということです。これは経済の発展を示唆しています。ちなみに今の韓国はほぼ50%輸入50%輸出です。産業構造も農林水産業が70%から40%に下がり鉱工業やサービス、建設業などが上がり始めます。これも朝鮮が少しずつ先進国かしていることを示唆します。1910年から1940年にかけての日本人と朝鮮人の会社、工場の数もグラフと表示されています。これを見ると両者うなぎ上りであることが分かります。つまり、この経済成長で潤っていたのは日本人だけではなく朝鮮人の会社も同じ比率で増加していっていました。工場に関しては日本人の向上よりも朝鮮人の工場のほうが多かったぐらいです。もちろんこれは日本の進んだ技術導入による発展でした。ちなみに韓国の教科書では1911年に日本は朝鮮人資本が成長できないように「朝鮮会社令」というのを出したと記していますが、このグラフの内容を見ると本当に朝鮮人資本が抑圧されていたのでしょうか?と思います。「朝鮮会社令」とは朝鮮での会社の設立を申告制から許可制にしたことが目的で一見「朝鮮人資本を抑圧する目的」のようにも見えますがこれは日本人の朝鮮での会社設立にも同様に適用されていました。実際に許可が下りなかった事例の中には日本人も多かったそうです。しかし、この朝鮮会社令は1914年に規制は緩和され1920年には廃止されています。教科書には朝鮮会社令が日本人にも適用されていたことや4年後に緩和され10年後に廃止されたことについては記していないそうです。

一人当たりの所得もグラフにされていますが日本統治下時代には少しずつですが増えているのが分かります。しかし、上位1%のお金持ちの所得は朝鮮所得全体の20%を占めていたそうです。この事実が物語っているのは日本の統治下の間は一部の人間の所得が高い「貧富の差」がひどかったことが分かります。この貧富の差が日本人と朝鮮人の差であったのならば韓国の教科書通りなのでしょうが別のグラフでも見た通り朝鮮人の会社の数は1940年にはほぼ日本の会社数と大差ありませんでしたし工場数においては朝鮮の工場数が日本人の工場よりもはるかに多かったことを考えるとこの「一部の金持ち」がすべて日本人で朝鮮人は経済的に苦しかったというのは納得できません。

日本は同化主義により朝鮮人の主権を強奪しました。しかし、日本が個人の財産権まで蹂躙して朝鮮人の土地や食料を強奪したというのはうそです。日本人が朝鮮人を差別したことも多々あったでしょう。しかし、それは公式に法制度で差別されたものではなく個人の感情であったと思われます。韓国の教科書通りのことがまかり通っていたら朝鮮は滅亡していたはずです。しかし、教科書でこれらのデータを載せてしまうと日本を批判できなくなってしまうため自分たちの主張に合わせて教科書の内容ができあっています。変な話ですが「嘘」をついている意識はないと思います。嘘というより感情による「誇張」や自国の不利なることを言っていないだけなのです。嘘というのは一件も報告されていなかったことをでっちあげることであり誇張というのは5,6件の報告を全国規模であったと表記することです。子供たちの口喧嘩はまさに誇張の繰り返し、自分に不利なことは絶対に言わない、というのが特徴です。なんか、似てますね。

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