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浜通り駆け巡る2週目|ふるさとキャンパス|尾山郁人

こんにちは。尾山郁人です。
楢葉町、双葉郡ってどんなところだ?を学んだ1週目
現場に足を運び多くの人との出会いを得られた2週目を終え
楢葉での1か月もついに折り返し地点を迎えました。
後半戦もますます張り切って頑張っていきたいと思います。

それでは2週目の簡単なまとめを

人との出会いに感謝

この一週間で本当にたくさんの方々との出会いがありました。
農家さんだけでも実に7名で1日1名ペースです。
農学部としてはテンションが常に爆上がりしている感じ。
地域だけ見ても南はいわき、北は南相馬まで浜通りを広くカバーし、露地からハウスまで、イチゴにオクラに、トマトに乳牛まで多岐にわたる分野のお話を聞くことができました。

大学生ってなんだ

自己紹介で①大学生です②関西から来てますと説明すると、大体2段階で驚いてもらえる。

①これまで高校⇒大学生の流れって普通やと思ってたけど、自分と同じ年で社会人として既に頑張っている人との出会いもあった。そんな中、オンライン授業だからこそ得られたチャンスを利用して、学生という立場で地域に入ろうとしている。特に大学1年生で、大学の周辺にいなあかん制約のない大学生生活しか送っていない。普通の大学生を知らない”大学生”。今だから持てる自由な時間を自分で使いこなさなあかんということの再確認と同時に、地域内外問わず、ちょっと変わった”大学生”としてできる事があるのかなと感じました。

②ここに住んでると意外と関東とは近さを感じる。だから、関西と言うと「どうやって来たの?」とか「こっちの方が寒いでしょ~」と反応してくれることが多い。確かに楢葉含め浜通りへのアクセスはどれも時間かかって行きにくいけど、良く晴れて・雨が少なくて・昼間の時間が長くて・海まであって過ごしやすさもピカイチ。奈良のイメージはほとんどの人が修学旅行で行く場所みたいなので、逆にもっと知ってほしいなと思ったり。地域に入ってみる、地元を離れることで見えることがあるなと実感中です。

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好きだからやる。ただそれだけ。

お話の中で一度でなく何度も出てきたフレーズです。言葉にして自分にぶつけてくれること、それができるのが本当にかっこいいなと。たぶん、日々頭をよぎる不安や目の前に立ちはだかる壁はたくさんあるはず。それでも、誰のためでもなく自分のためにやっている。そして、自分が好きなことだから頑張れる。尊敬できるかっこいい大人に出会えて幸せです。

ここが最高の場所

「他の場所で営農を再開することも一度はあった。でもやはりここが最高の場所だと思った」。プロとしての覚悟とふるさとへの愛情が滲み出るように伝わってきた。同時に、大変な思いをさせてしまったと語った家族への「ごめんなさいというよりもありがとうの気持ちだな」という感謝の言葉も印象的だった。

最高の場所だったから

ふるさとが大好きであるからこそ、避難解除後もふるさとに戻らないことを決断された方もいた。「毎年のアユ釣りが楽しみで仕方なかった。今は孫が川で魚釣りしたいって言ってもさせてあげられない。孫が来てくれないような場所にとどまる理由がない」。メッセージをただただ全力で受け止めるだけで精一杯だった。

真面目と真剣

「不真面目かつ超真剣」に取り組みたいというのが今の目標。
人に頼まれたことをきちっとこなすのはもちろん大事。その上で、決められた枠はみ出して時間忘れるくらい夢中になれるようなものを見つけていくこと。そして、”好き”や”楽しい”、”おもろい”にもっと素直に反応できるように、楢葉でまだまだたくさん吸収していきたいと思います。

11/30 尾山郁人