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【考察】『わんだふるぷりきゅあ!』を心理学をかじった程度の人が考察してみた!① ~キュアニャミーは女児にウケるのか!?~

おはようございます!
前回「わんだふるぷりきゅあ!」について軽くお話をしました.(?)

では,私の推しである『キュアニャミー』が本当に女児ウケするのか考えていきたいと思います!

先に私の結論から…

私の結論

19話までのキュアニャミー(猫屋敷 ユキ)は女児ウケしないと思う.が,20話以降はかなり理解してもらえると思う.あとキュアニャミーはかわいい.

まぁ…20話といってもわからないと思いますので(あまりプリキュアになじみのない人にとって)ストーリーを貼っておきます.
暇な人は見てほしいです.(この記事を読んでる時点でお暇な方だと思いますのでね)

https://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/episode/summary/20

簡単に要約すると,猫屋敷 まゆの飼い猫であるユキちゃんが,こむぎちゃんと同様に人間そしてプリキュア(キュアニャミー)になっていたことが発覚した.プリキュアの協力を仰ぐも拒否されてしまう.

もともとのユキちゃんは,飼い主であるまゆちゃんだけを守るためにプリキュアに変身しているということでした…

ここで認知の発達段階を使って考えます.
認知の発達段階とは運動器官や創造力などの発達を段階分けしたピアジェが考案した発達段階説です.
ここでいう女児とは,2歳~7歳,8歳ころまでの「前操作期」といわれる段階の子たちを指します.

宮城教育大学の「Piagetによる思考の発達段階説」によると,

記憶表象が未発達で,原則として実物しか推論の操作対象にすることができない。
時間や空間的な制約に縛られており,言語を用いた思考はまだ不得意。
他者の存在は自覚しているが,自分との区別があまり明確ではない(強い自己中心性) 。
目の前にある実在物に依拠した推論にしたがう。見た目に大きく影響を受ける。
基準にしたがって分類したり並べ替えたりすることが不得意である。
対象の永続性といった再認記憶(recognition)が確立される。再生記憶については未発達。

https://staff.miyakyo-u.ac.jp/~m-taira/Lecture/OHP/piaget.html

と書かれています.
自己中心性とは,自分の思ったことや感じたことが他人もそう思っている・そうであると考えこんでしまうということであるということです.

しかし,「キュアニャミー」は心で思っているであろう(心理面)と実際に行動している(行動面)が異なっている(一言でいうとツンデレ)は,キャラクタ(キュアニャミー)の心理で推測した場合,自分の考えている予想される行動と実際の行動が異なり純粋に理解できない.

例えば,
行動面「プリキュアに変身している.」

心理面「プリキュアには加担しない.飼い主(まゆ)が危険な目に合わなければそれでいい…」

純粋に考えるのであれば,
心理面を優先するならまゆを犬組から遠ざけ干渉させないようにする.
行動面を優先するなら犬組とともに一緒にニコアニマルを助けてあげる.
になるのではないかと思います.

ここでの論点として,
「まゆをガルガル(現 ガオガオン)から守ってあげたい」→
「しかしまゆがガルガルに近づく(まゆが犬飼いろはちゃんたちとつるんでしまっている)」→
「仕方ないからプリキュアに変身してまゆを助けてあげる」
前操作期の子たちが理解できるかだと思います.

また,11話~16話ではユキがプリキュアであることを隠していた理由も直感的な考え方では少しとらえるのは難しいのではないかと思います.


よって,ユキちゃんの気持ちを理解するには想像力が必要であり前操作期の子供たちにとってわかりずらい正確であると考えます.
ただ,20話以降は心が開き心と行動が一致してきているため前操作期の子供たちも理解できると思います.(ストーリーを見てください)


AIによるアドバイス(?)

子どもたちが空想力が豊かで,フィクションや架空の状況を理解する能力を持っているため,

とのことです.
要約すると,ピエロのようなキャラクターやクレヨンしんちゃんの園長先生などの「怒っているのに笑顔」や「怖い顔などに優しい行動」のキャラクターはかえって笑いを呼ぶ.とのことです.

確かにギャップのあるキャラクタは”笑い”としてとることができると思いますが,果たしてそれが”理解した上での笑い”なのか”不思議での笑い”なのかがわからないと考えます.

例えば,生後7か月ごろの赤ちゃんに「いないいないばぁっ!」をやると笑うという原理は,認知の発達段階から自分の視界から消えたものはこの世に存在しないという認識で動いています.しかし,突然目の前に顔が出てくる(突然ありもしなかったことが存在することによって)不思議を感じ笑っている(自分の推測との相異の結果に笑っている)ことになります.
それを考慮した場合「理解=笑い」とは伴わないと考えます.

以上,私の考え(持論)でした.

注意

この意見は私の見立てです.必ずしもこうとは言い切れません.(家庭環境や個人差によって考え方は異なります.)間違っている部分もあると思います.1つの見解として見てもらえると幸いです.



最終結論

キュアニャミーはかわいい.




次回は?
『わんだふるぷりきゅあ!』を心理学をかじった程度の人が考察してみた!② ~犬飼家の家庭環境といろはちゃんとこむぎちゃんの性格について~
です.