アレルギー対応に対応しすぎて同僚に怒られた話【後編】
学校へ帰着後、野外活動で使用した道具の片付けをしている所に、同僚の先生がやってきました。
「卯之助先生。岡田くんの班の食材を変更したって聞いたけど…」
「はい。カレー粉に食物アレルギーがあって食べられない状態でしたので、アレルギーの無いものに変更しました」
「それはまずいよ」
「他にもアレルギーの子はいたんだし、岡田くんの班だけ特別ってのはまずいよ。」
「それで何かあったら問題になるし、勝手にやっちゃだめだよ。」
「今後、こういう事がないようにしてよ。」
耳を疑いました。
もちろん主任に相談したことや保護者から許可を得ていることを話しましたが、「そうなの?でもね…」という感じで、もはや私の意見は聞いていない様子でした。
要は、『取り決められた流れから独断で行動した私が悪い』としたいのだと思いました。
これ以上話していても埒が明かないと思い、私は謝罪をしました。
私の中でこの出来事は、その後の教育観を構成する大きな要素になりました。
場を収めるために同僚へ謝罪はしましたが、心のなかでは未だに間違ったことをしたとは思っていません。
強いて言えば、根回しの足らなさでしょう。
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