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dot.63 今月の揮毫 其ノ十二

季節が徐々に変わっていますね~

皆さん、こんにちは!

サツドラ 道東店舗所属 宗田慶三です。

9月になりましたね~!

北海道は夏が短いので、まだまだ夏を感じていたい!と8月に居残り出来ないものかと、8月31日の夜から色々なところに獅噛みついてみたんですが、
抵抗の甲斐もなく9月になってしまいましたね~(笑)

月日の流れに居残ることはなかなか出来ないようなので、9月を過ごすことにしました。
何十回目の9月はどんなひと月になるんでしょうね。

という与太話はほどほどにしまして、
個人的には2022年の北海道の夏は、
どちらかといえば涼しくて、過ごしやすかったような気がするんですよね~。

夜まで暑くて寝苦しい日が何日かあったくらいで、
昼間の最高気温も焼き付けてくるような感じもあんまりなかった感覚で、夏というには少し物足りない感じでしたね。

9月は旧暦だと「長月」といいます。
「長月」の由来は9月の後半に秋分の日があり、
その辺りから夜のほうが長くなっていくことから、
「夜長月」から来ていると言われています。

他にも夏の名残で雨が長く続く月で、
「雨長月」から来ていると説もありますね。

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、
お盆を過ぎた辺りから一雨、一雨ごとに気温が下がってきていて、ところによっては朝晩が少し冷えてきたりもし始めましたので、服装などに困る季節になって参りましたね。

そうそう、皆さんも感じていませんか!?

星飛雄馬のお姉さんのような、ちびまる子ちゃんの野口さんのような、ハッキリとではなく、じわりじわりと秋の気配を。

季節の訪れを告げるときに秋は「気配」を使っているのは、なんとなくしっくりきますよね。


○○の秋、あなたはなんですか?

秋が近づいてくると、ところどころで目にしたり、耳にしたりするのが「○○の秋」。

○○にはそれぞれに、読書や食欲、スポーツ、芸術や行楽などなど、色々な単語と組み合わせていますよね。

前述したとおり、夜が長くなるので家にいる時間を利用して読書をするとか、紅葉などを見たりすると感性が刺激されて絵を描こう!とかなるのだと思いますが、今回は食欲の秋の話を少ししてみようと思います。

「秋茄子は嫁に食わすな」

ということわざがありますよね。

あれって秋茄子は美味しいので、お嫁さんに食べさせるのはもったいない!ってお姑さんのいびりのイメージで使われていることが多いと思うんですが。

実は茄子というのは夏と秋にそれぞれ旬を迎える野菜で、すごく美味しい野菜ですが、身体を冷やす効果があるといわれている野菜のため、大切なお嫁さんの身体が冷えてしまって、不調を来さないように気遣っての言葉なのだと言われています。


他には「嫁」→「夜目」でネズミを表す単語で、
美味しい秋茄子をネズミに食べさせるのはもったいないから、気をつけて保存しよう!ということも言われていたりします。

ただ、こんなことわざも時代の変化によって使われなくなっているのかなぁ~と思うと、言葉の変化というのはその意味とは関係なく淘汰されていってしまうものなんですよね。


前回の振り返り

では、ここからは前回の振り返りをしていきます。

今月の揮毫 其ノ十一のダッシュボード

まずはビュー数は398回、ほぼほぼ400回ということで、毎月一定数の方に読んでもらえている、見てもらえているということがわかる数字だと思います。

スキ数に関しては今回は57回、今までのスキ数よりは少ないですが、毎月読んでくれてスキを押してくれている方がいますので、少なくなったことに落ち込みはないですね。

先月もたくさんの方に読まれて、嬉しく思っています。ありがとうございますm(_ _)m

これからもよろしくお願いしますm(_ _)m


今月の「書」

ではでは、お待たせしました。
ここからが本題でございます。

「書」を見てもらうことで、心が穏やかになる、ホッとしてもらう「文字のASMR」を目指していますので、
「書」こそがこのシリーズ企画の肝です。


だったら、最初出せよ!?(確かに(笑))って声もしてきそうですし、よくいわれている1分スピーチとかエレベータートークとかでは、結論を先に述べてから~などとさせていますが、人というのは焦らされることも好きな動物なんですよね(笑)

なので、最初に何でもかんでも出してしまうのは、良策だとは言い切れないというもんなんですよね。


はい!ということで、今月の「書」です。

(森山直太朗さんの夏の終わりやフジファブリックの若者のすべてなど、季節に合わせた音楽を脳内でさせて頂くとより一層楽しめると思います!)

今月の「書」

「夏はつる 扇と秋の 白露と
いづれかまづは 置かむとすらむ」


今回は、季節の移り変わりを表すような短歌です。

壬生忠岑の作品です。

壬生忠岑は平安時代前期の歌人で、三十六歌仙の一人です。紀貫之などと古今和歌集の撰者としても知られています。

「夏はつる 扇と秋の 白露と いづれかまづは 置かむとすらむ」は夏が終わる頃、夏の暑さの間は手放すことのなかった扇を置くのが先か、気温の変化によって露が葉っぱに乗っかるのが先か。

という季節の狭間の事柄すら敏感に切り取っている素敵な一首ですね!

今回は書、撮影の他に書く言葉のチョイスも、
達人が担当してくれたので、もはやこのシリーズは達人のコーナーですよね(笑)

元々、達人の「書」があって、始めたシリーズなので、間違ってはいないので、気にせずにこれからもやっていきます!


さいごに

今月、9月は夏から秋へと
季節が少しずつ変わっていく月ですね。

夏は花火を観ることで空を見上げますが、
秋は月を見る、十五夜・中秋の名月がありますね。

十五夜ってなんとなく、秋分の日辺りの感じがしますが、2022年は9月10日です。

ですので、9月10日はお月見をして、
中秋の名月を眺めて、季節の移ろいを楽しんでみるのもよいのではないでしょうか。

お月見にはすすきやお団子があるとよいとされますが、他に秋の果物、特にぶどうは蔓があることから、神様との繋がりが強くなるといわれているそうなので、やってみるとよいかもですね。

ということで、今月の揮毫は以上です。

季節の変わり目は体調を崩してしまったり、気持ち的にも起伏が生まれてしまいがちですし、健康診断などの気になるイベントもあったりしますので、
身体にも気持ちにも気をつけて過ごして行きましょう!

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
それではまた。

サツドラ道東店舗所属 宗田慶三でした。














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