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自分は遠まわりが趣味なのかもなって思った人

何歳くらいの時かな。20代の頃か、30代の前半かと思う。
本を読んでそのことについてインターネットで調べていくうちに、松岡正剛さんの千夜千冊という書評サイト(書評サイトと言ってしまうともう、その奥行きを言いあらわしきれないのだけど)に出会い、時々そこで紹介されているから、という理由で読んだりした。
今も読んだりはしてる。野口整体の整体入門もそこで見て読んだ。
さきほど、カッコ書きで、書評サイトと言ってしまうと言いあらわしきれないと言ったのだけど。ひとつひとつの書評記事を読んでいくと、他の記事で紹介された本の話題などにもふれられていて、リンクを追ってその記事を読みに行ったりする。
で、その記事の中でもまた別の本の紹介があり、そのリンクを追って行くと、。
と、えんえん無限にその記事を読む羽目になる。時間がたくさんあったし、知的好奇心がとげとげしかった時期には、そういう、点と点が結びつきあって、かたまりになっている知識の宇宙が楽しかった。マクルーハンという、インターネットを文化的に見つめる系の人にとっては予言者めいた存在の学者の本の書評も、そこで読んだ気がする。「メディアはマッサージ」「メディアは人間の感覚器官の拡張」「新しいメディアがでると古いメディアは芸術になる」とか、そんな視線を言い残した人だ。
いやまあ、そんなこと言っていないかも?
ネットと関連づけて覚えてるってことは、読んだの30ちょうど手前くらいじゃないか?
いや、千夜千冊ではマクルーハンの記事を読んでないかな?
まあ、知らべればわかることかもしれないが、今はまあ調べないでおこうと思う。
ようするに、人間図書館であり、人の人生の銀河系ってことですね、無名人インタビューは。今日もこの記事をよろしくお楽しみくださりませ。
【まえがき:栗林康弘(無名人インタビュー主催)】

今回ご参加いただいたのは さこ さんです!

現在:自分が、誰かの励みというか力になる言葉が出せる人間になりたいなっていうの思っていて。

イワナ:今、さこさんは何をされている方でしょうか?

さこ:今は、イシス編集学校というところで、師範代という役割をいただいております。
自分の教室を持っていて、その教室の生徒さんに、編集っていうものを伝えるっていうことをしてます。

イワナ:編集っていうのは具体的にはどういう編集ですか?

さこ:編集は、いわゆる雑誌編集とか動画編集ではなくて、物の見方とか、考え方を編集する。見方を変えるとか、何かと何かを編集して組み合わせて新しい見方を発見するとか。
それが、人間関係の編集にもなれば、自分の人生の編集にもなるし、地域編集にもなるしっていうことで。全ての思考のベースとなる考え方の型を伝えてるんですね。それが広く言うと、編集っていう一言に集約されるんです。

イワナ:なるほど。じゃあ物理的なものっていうよりかは、結構気持ちの方とかそういう編集っていうことであってますか?

さこ:気持ちも結果的には編集されるし。人間ってこう、考え方、思考、思考の基本的な脳の働き方、みたいな型があるんですよ。型。
例えば料理、料理よりそうですね、日本舞踊には型がある、とか茶道には型がある、とか。お稽古事って動きが決まってて、その動きの中で、いかに表現していくか?みたいなところが日本のお稽古にはあるんですね。それと同じで、思考にも型があるんだけど、そういうの学校で教えないから。みんな、何て言うんですかね、型がわからないから、すごい、その頭の中の動きを理解するのに苦労するっていうか。自分の頭の中の動きを。
なので、型を使って、自分の頭の動きを認識しながら、物事の考え方も見直していきましょう、みたいな。平たく言うと。

イワナ:なるほど。

さこ:なかなか一言では、言いづらい。とても複雑なものを伝えています。

イワナ:授業の形としてはどういうふうに進められていくんですか?

さこ:それは、オンラインの学校で。メール、テキストでやり取りするんですね、生徒さんと。で、私が、学校で決められているお題を生徒さん、ひとクラス7人いるんですけど、7人の生徒さんに。今は、そうですね。日々お題を出して、生徒さんが、そのお題に毎日回答をして。
私がその回答を読んで、そこで生徒さんの、物の見方とか考え方がどういうふうになってるかっていうのを返すんですね。どういうふうに物を見たら、よりいきいきと物事が見ていけるようになるよ、みたいなのを伝えて。そこからまた生徒さんが、再回答って言って、再度私の指南を読んで、もう1回考え直して回答し直す、みたいなのの繰り返しを延々とやる感じですね。

イワナ:それはお仕事でされてるっていうことであってますか?

さこ:それは奉仕なので仕事じゃないんですよ。

イワナ:なるほど。

さこ:だけど私はそれが今一番大事なことです。

イワナ:うんうん。その活動をされていて、さこさん自身ってどういうふうなお気持ちになりますか?

さこ:私は、人を応援するのが好きっていう前提があるんですよ。その活動も、生徒さん、生徒さんってまあ、私の教室は違いますけど、でも全体を見ると、小学生から、ご高齢のおじいちゃんおばあちゃんまでいらっしゃるんですね。すごい幅広いんですけど。
どの世代でも、その人の人生がかかってるというか。私の言葉でその人の人生がいかようにも変わるので。自分はすごい、生徒さんたちのことを応援したいっていう気持ちがあるので。応援している喜び、みたいなのを感じました。人を真剣に応援できることがすごく嬉しい。

イワナ:講師をされるようになったきっかけをお伺いしてもいいですか?

さこ:はい。きっかけは、ずっと、コミュニケーションについての課題を抱えていて。心理学とかカウンセラーの勉強とか、あと普通にコミュニケーションの勉強とかをずっとやってきたんですね。そういう前提があって。
結構、決定的だったのは、いやあどれが決定的なんだろう。元から、家庭環境があまりよくなくて。それで、コミュニケーションとか言葉にすぐに自分が傷つくんですよ。人の言葉に傷つくし、でも自分が何か弱ったときに助けてくれるのも言葉なんですよ。

イワナ:うんうん。

さこ:だから言葉を、自分が、誰かの励みというか力になる言葉が出せる人間になりたいなって思っていて。文章とか、言葉を学びたいっていうのが動機ですね。

イワナ:はじめは学校とかに行かれたんですか?

さこ:はじめは、そうなんです。その編集学校というところで生徒をやって。ある程度生徒をやって、講師になるコースがあって。はじめはなる予定なかったんですよ。でも自分のことを教えてくれた、教えるというか、その学校では先生のことを師範代って言うんですけど。
自分を導いてくださった師範代が、いつも応援してくださったりとかしたりもしたので。なる気はなかったんですけど、講師になれるコースにちょっと行ってみたんですよね。なるって思ってなかったけど、コースだけは受けてみようと思って行ったら。

イワナ:なるほど。

さこ:はい。今があるっていう感じです。

イワナ:さこさんの性格についてお伺いします。人からは、どういう性格だねって言われることが多いでしょうか?

さこ:私のことをあまり知らない人は、とか表面上だけで知ってる人は、うーん。いくつかあって。
ひとつは、親しみやすい、みたいなふうに言ってくれる方もいれば、気さくだねって言ってくれる人もいるし。
でも、鋭い人は、親しみやすくて話しかけやすいから近づいて話してみると深いところを考えていて何か、鋭いっていうか、怖い、みたいな。怖いっていう意味での鋭さがあるって言う人もいます。

イワナ:ご自身ではどうでしょう?

さこ:私はその、鋭いって言ってくれる人が私は鋭いなって感じるので。その人の見方が。1人だけじゃないですけど、そういうふうに言ってくれる人の意見が、自分っぽいなって感じますね。

イワナ:ちょっと質問が変わるんですけども。毎日ってどういう生活リズムで過ごされてますか?

さこ:今私すごいもう激動の年で、ちょっとどこを切り取っていいのかっていう感じなんですが。

イワナ:なるほど。

さこ:例えば、今月だけで見れば、朝、今アルバイトをしてるんですけど。
アルバイト先まで歩いて1時間20分ぐらいなんですよ。

イワナ:うんうん。

さこ:それを、朝の6時前に家を出て。歩いて1時間20分とかの道のりを、やや走りながら歩き。で、まずスタバに行くんですよ。スタバに行って、その師範代任務をやって。2時間ぐらい。
師範代任務が終わったら、アルバイト先に行ってアルバイトをして。夕方になったら、また、仕事を終えて。家とか、あと途中の喫茶店とかに寄って師範代任務をして。で、夜、これも今ちょっと微妙に変えてるんですけど、1時ぐらいまで師範代任務やって、寝ている、みたいな感じです。

イワナ:何をしてるときが一番心安らぎますか?

さこ:安らぐのは、パートナーといるときですね。

イワナ:それは朝とか夜とかになるんですかね?

さこ:それは、相手が土日休みなんですよ。私は土日も仕事もあるんだけど、できるだけどっちかは入れないようにして、週1か、2週間に1回ぐらいは会ってるんです。そういうときですね。

イワナ:パートナーの方といるとき、どういう気持ちになりますか?

さこ:すごい自分の表情が変わるっていうのが自分でわかって。何だろう。ゆるし、みたいな。ゆるす気持ちみたいなのになるというか。相手をゆるすとかじゃなくて、自分自身をゆるすみたいな感じで。
いう気持ち、気持ちっていうのかな、またちょっと違うかもしれないんですけど。ゆるし、みたいな気持ちとか。あと、体の感覚も緩む感じがします。リラックスしてると思います。

イワナ:逆に、パートナーの方とおられないときって、ちょっと張り詰めたイメージなんですかね?

さこ:仕事、アルバイトは、かなり張り詰めてると思いますね。師範代は大好きな任務なので、元気になるんですけど。ちょっとアルバイトが、自分で選択ミスで。ちょっと、ミスってしまったというのもあって。

イワナ:なるほど。

さこ:はい。そのときは本当、張り詰めて結構疲れちゃいますね。っていうことに最近気づきました。

イワナ:疲れたときって、パートナーの方以外だと、癒される趣味とかはありますか?

さこ:私が暮らしている街が、お寺が近いんですね。県を代表する大きなお寺があって。そのすぐ真横に住んでて。そのお寺が私は大好きなんですよ。なのでお寺に朝、散歩に行ったりとか。
あと、好きな喫茶店が家の近くにたくさんあるんですよ。なのでその喫茶店に行くとか。
あと、その中でも特に好きな喫茶店があってですね。本がすごく好きな方が経営されてる喫茶店なんで、本が置いてあるんですよ。結構自分の価値感に近い本がいっぱい置いてあって。あんまり図書館にない、ちょっとレアな本があるんですよ。

イワナ:うんうん。

さこ:なのでそういうのを読んだときに、なかなか結構自分は、話が合う相手がいないところにちょっとつらさを感じるんですけど。
編集学校とか、その喫茶店のお店の人が選んでる本は、自分の価値観に沿うようなものなので。そういうのに触れてると、自分の言いたかったことこれ!みたいな言葉がいっぱい出てきて安心するから癒されますね。

イワナ:価値観が合う本っていうのは、例えばどういう本がありますか?

さこ:例えばちょうど今、手元にあって、メディアのことを研究されてるマクルーハンっていう人の本ですね。
最近自分の中で大ヒットしてます。で、喫茶店の方に教えてもらったマクルーハンの本を図書館で探したんだけどやっぱりなくて。
読みたかった本はないけど、また別のマクルーハンの本があったので、それは今、手元に借りていますね。
メディア論っていって。特に自分が、はじめに、元から思ってたんだけどマクルーハンがもっとわかりやすく言ってくれた、ハッとした言葉があるんですよ。
それが、ちょっと違うかもしれないんだけど。「衣類は皮膚の拡張だ」みたいな言葉があるんですよ。

イワナ:はい。

さこ:それを、私も、アウトドアのメーカーでバイトしてるんですけど。

イワナ:はいはい。

さこ:それで高機能素材の洋服を扱ってるんですね。で、それを自分も身に付けてるんですけど。高機能素材のものを身につけると、体がこう、何て言うのかな、この地球上にいるのがちょっと楽になるっていう感覚があって。
で、なんでだろう? と思ったらその高機能素材だからこそ、その自分の不足を、体の不足を衣服がカバーしてくれてるんだなってちょっと思ったんですね。
で、そう思ってたときにマクルーハンの、その「衣類は皮膚の拡張」という言葉を読んで、ああ、これこれって。そう思ってた、みたいな驚きが。

イワナ:タイムリーですね。

さこ:そうなんですよ。それがすごく嬉しかったです。自分は結構、一言でずばっと言えないから長くなっちゃうんですけど。それをずばっと端的に言い表されていて。それがもう、結構、その人の名言なんですね。いろんな名言がある方なんですけど。てことは名言としても認められてることなんだなって思って。自分の考えが、何かすごい変な考え方なのかなっていう思いもあったけど、ちょっと味方ができた感じで。嬉しかったです。

過去:私なんか一番手をいつも取れなくて。

イワナ:さこさんは子供のときはどんなお子さんでしたか?

さこ:子供のときはおとなしかったです。

イワナ:うんうん。

さこ:で、外で遊ぶのが嫌いでした。どっちかといえば家の中。友達の家に行くとか。友達の家に行くとかが好きで。
でも外で遊ぼうって言われて、断れなかったんですよ。だからめちゃくちゃ嫌なのに遊ぶ、みたいなかんじでした。

イワナ:それはどのぐらいのときまででしたか?小学生ぐらいですかね?

さこ:小学生ですね。

イワナ:中学生ぐらいのときはどうでしたか?

さこ:中学生のときも、私なんか一番手をいつも取れなくて。本当は演劇部に入りたい、すごい強い思いがあったのに、一緒に演劇部に入ろうって言ってた友人がバレー部に入るって言って。なんで、私もバレー部一緒に体験入部に行ったんですけど。ちょっとバレー部も楽しそうだなって思ったからバレーを選んじゃったりとか。
本当はこれが一番いいと思ってたのに、人がそっち選ぶから、じゃあそっち、っていうふうな選び方をする子でしたね。

イワナ:もしその友達が演劇部って言ってたら、演劇部になってたんですかね?

さこ:うん、なってたと思い、思いますってか、なってましたね。

イワナ:なるほど。

さこ:でも、今でも演劇部に入りたかったなって。ちょっと思います。

イワナ:演劇部は、どういうところが憧れでしたか?

さこ:まず、新入生歓迎演劇祭みたいなのが中学校のときにあったんですよ。自分が中1で新入生として、その演劇部の発表を見たときに、その舞台、舞台の雰囲気っていうんですかね、光があたってとか、あと、生徒さん、役者さんが、すごい上手い演技をされてて。声とかの調子もすごい、男性のパートの子は男性っぽい声の調子を出してたりとか、動きもすごい、自分にとって本格的な舞台を演じているように見えて。
うわあ、すごい、と思って。本格さに感動して。やってみたいなと思いましたね。

イワナ:実際にはいったバレー部はどうでしたか?

さこ:バレー部は、もうすごい、水飲んじゃいけない時代だったので。すごいつらい、しかなかったですね。でも、良いこともあって。私、運動が全然できなかったんですよ。小学生までは。でもバレー部に入ったおかげで運動がちょっと好きになったっていうのは、それは良かったなって思って。
もし入らなかったら、運動は、好きじゃなくてもいいっちゃいいんですけど。自分の中で良いことになってます。

イワナ:高校生ぐらいのときはどうでしたでしょうか?

さこ:高校生のときは、高校生のときもすごい複雑で。中学生のときも複雑でしたけど。吹奏楽部だったんですよ。
私、すごい熱血で、多分。人よりも。
なので、練習をいっぱいしたい人だったんですね。下手くそだったっていうのもあるんですけど、自分が。だから自分が足引っ張っちゃうから、いっぱい練習したいのに、みんな練習しなくて全然。それがすごい嫌だったりとか。
で、1人で練習してたんですけど。とか、何か、周りの熱がちょっと温度が低かったけど、私だけ燃えたぎっていて。そこのずれが結構つらかったですね。
でも、高校野球が、吹奏楽部に入って高校野球の応援に行くっていう決まりがあって、高校野球の応援に行ったんですよ。そしたらもう高校野球が大好きになってしまって。それが今の仕事にも通じてるんですけど。

イワナ:なるほど。

さこ:そこが、そこはすごい大きかったです、高校のときの出来事として。

イワナ:今の仕事にも続いてるっていうのは、応援っていう意味、ってことであってますか?

さこ:あ、そうですね。確かにそういう見方もありますね。
私が今言ったのは、あの、カメラマンなんですね、本当は。

イワナ:なるほど!

さこ:で、高校野球の撮影を仕事でしているんですけど。そういう好きなことが、仕事に繋がったっていうのが、そのひとつの、言ったことだけど、でもイワナさんおっしゃったように、応援っていうのは、まさに続いてます、今も。

イワナ:そうなんですね。

さこ:そちらの方が嬉しいかもしれない、写真撮るよりも。応援。それが一番自分の嬉しいことなので。

イワナ:ではこの頃ぐらいから。

さこ:うん、そうですね、その頃ぐらいから応援っていうものが大事だなっていうことをすごい。大事っていうか、そう。応援すなわち自分、みたいなところがあったなと思います。この頃から。

イワナ:なるほど。

さこ:いや、中学の頃だな。

イワナ:そうなんですか?

さこ:そうですね。すいません、行ったり来たりしちゃって。バレー部で。バレー部は大変だったけど、でも応援っていうのが、低学年、中1の頃とかだと発生するんですよね、先輩の応援に行くとか。それはすごい好きだったし。あとバレー部だったんで男子バレー部とかの応援にも行ったり。それもすごい好きだったりとかして。何しろ応援が好きでしたね、中学生の頃から。

イワナ:なるほど。ありがとうございます。高校卒業されてからはどういうことをしてましたか?

さこ:卒業してからは。これまたちょっとこじらせてたんですけど。順当に話していくと、短大に入ったんですね。短大で、学校はちょっと選択ミスをこのときも。2番手を取っちゃったんで選択ミスをして、すごい、あの面白くはなかったんですけど。当時付き合ってた人が自分の県の、強豪の高校野球部だったんですよ。なのでその彼の応援をすることがすごい楽しかったりとか。あと自分の、自分の県の高校野球のホームページを運営してたんですね。
それで、いろんな高校に取材に行くっていうコーナーを設けていて。各学校に突撃インタビューとか言って取材、FAXで取材を申し込んで、OKしてくれた学校に取材に行ってホームページに記事書くっていうのをやってて。それがもう、短大生の頃の一番の思い出ですね。

イワナ:球児たちにインタビューをするときって、どんなことを感じますか?

さこ:インタビューをして、繋がりができるっていうのがすごい嬉しかったんですよね。それも、繋がりができることで、またそこで応援したい人が増えるんですよ。繋がりができなくても、応援はするんですけど。関係性ができるとよりちょっと、ああ、あの学校の何々くん、あのとき取材した子だ、みたいになって。その子がいざ試合に出たりとか、そもそも応援した学校、じゃなくて取材した学校の名前が出るだけで、あのとき取材した学校だって思って嬉しくて、力が入るんですね、応援に。
あのとき関係性ができた学校だから。結局やっぱり応援のところに行き着くんですけど。応援できる人が増えて嬉しいっていうのが。そういう気持ちが、当時もありました。

イワナ:短大を出られてからはどうでしたか?

さこ:短大出てから専門学校に行ったんですよ。
専門学校で、自分が写真をちょっと撮りたいなっていうのがあったりとか。あと雑誌とか本を作りたいっていう気持ちがあって、そういう専門学校に行ったんですけど。専門学校、それは2番手を選んじゃったんですよ。

イワナ:なるほど。

さこ:本当に行きたい学校があったけど、そっちじゃなくて、お金とかの関係とか、あと自分の能力を、なんていうかな、過小評価する、しがちで、私が。高校も短大もそうだったんですけど、自分が行けるもののワンランク下げちゃうんですよ。
なので専門学校も結構、割とレベル、レベルというか。すごいデザインとかを、デザインをする授業があったりとかするとこに行きたかったけど、ちょっと怖くなっちゃって。
学校の人とか先生とかと、入学前に何度も足を運んでたんで仲良くなったのに、いざ決めるときになったらランクを下げてしまったから、あんまり面白くなかったっていうのがありましたね。ただ、バイトが楽しかったです。

イワナ:何をされてたんですか?

さこ:いくつかやっていて、ひとつはスーパーのレジの派遣のバイトで。いろんな提携先のスーパーに行ってレジをするっていうのをやってて。もうひとつは忍たま乱太郎のアミューズメントパークで黒忍者の先生のバイトをしてました。
知ってます?忍たま乱太郎って。

イワナ:知ってます。でもテーマパークがあるの、はじめて聞きました。

さこ:そう、今はもう多分、どこもないかもしれないですね。

イワナ:アルバイトはどういうところが楽しかったですか?

さこ:アルバイトは、忍たま乱太郎はちょっと変わってて。埼玉にいたんですけど。埼玉でしかできないっていう。忍者になるとかっていう経験がなかなか今後ないだろうなっていう、珍しさが。を、やってみたことが楽しかったり。
あと昔から子供と接することが、なんか好きとかじゃないんですけど、得意なんですよ。なんか子供に懐かれてしまうので。得意なことをしてたっていうのが、楽しかったというか、楽、気楽だった、みたいな。気楽さに繋がる楽しさ、みたいなのはあったのかなって感じで。レジはとにかく一緒に働いてる仲間が楽しかったので、仲間と会えるっていうことが、楽しかったです。

イワナ:なるほど。すいません、ちょっとお話戻るんですけど。

さこ:はい。

イワナ:専門学校に行くってなって、写真を撮りたいとか本を作りたいとか、そういうふうに思われたきっかけをお聞きしたいです。

さこ:はい。ありがとうございます。写真は、小学生の頃からなんとなく好きで撮ってたんですよ。

イワナ:はい。

さこ:で、中学生の頃にバレー部を途中でやめてて。

イワナ:なるほど。

さこ:はい。で、それで写真クラブに入ったんですね。なんでかって言ったら写真クラブって強制的にカメラを買わないといけないっていうのがあって。入ったからにはもうどうしたって買ってもらわなきゃいけないから。
カメラ欲しいと思って、入って買ってもらったっていうのがあったんですよ。

イワナ:なるほど。

さこ:なので自分のカメラを手にすることができ。で、写真を中学校の頃から割と。小学校の頃は遊びで撮ってて、中学校の頃はクラブ活動で撮ってたっていう流れの中で、写真って面白いなって。何か目にしたものが残せるのが面白いなって思ったんだと思います。はじめは。本は、小学生の頃から、文章を書くのとか、あと幼稚園の頃から絵を書くことが好きだったんですね。
で、ちょっとうち家庭環境がひどくて。特に母親とのコミュニケーションが、もう、とてもひどいものだったりとかして。自分の表現ができなかったんですね、家の中で。なので、そうやって絵を描いたりとか、言葉を書くことで、自分の表現をしていて。小学校の頃、絵日記とか本を作るっていう宿題があったんですよ。
それを書いたりすると、昔、大変よくできましたとかっていうスタンプを、よくできた人に押してくれるって制度があったんですね。

イワナ:はい。

さこ:その、大変よくできましたは、なかなかもらえないスタンプなんですけど。絵日記とか本を書くときに割ともらっていて。それがすごい嬉しかったんですよ。自分の表現したものがそんな、大変よくできましたのスタンプもらえるなんて、と思って。家でもう全然そういうことがない。表現したものを受け入れられない。誰も受け入れない家庭だったからこそ、そのスタンプが嬉しくて。そもそも書くのも楽しかったっていうのがあります。表現できることが。で、本を作るっていう興味に繋がってますね。

イワナ:実際、本は作られたんですか?

さこ:そうですね。印刷会社に勤めてたので。その印刷会社っていう枠組みの中でも、画像編集っていう、雑誌の写真を編集する部門にいたんですけど。それで本を。旅雑誌なり、皆さんの知ってる名だたるものを割と手がけていたっていうところで作ってたりとか。
画像編集っていう課、その、何だ、記事を書いたりとかじゃないんですけど、画像の編集っていう部門において、本を作る点とか、あと一応1冊丸々その、製本と画像編集と、本自体の色調整と、みたいな感じで本を1冊丸々、その印刷会社の機械で作るっていうこともやってたりとか。
で、その後は、ZINEってわかります?

イワナ:わかりますわかります。

さこ:個人のフリーペーパーみたいな。

イワナ:そうですね。

さこ:はい。あれを、仲間内でちょっと、ちっちゃい出版社じゃないですけど、そういう感じで立ち上げて。ZINEを作ったりとかもしてました。それは会社とか関係なしに個人でやってました。

イワナ:そういう、表現したものが実際に出来上がったときって、どうですか?

さこ:私、出来上がったものに興味がなくて。

イワナ:へえ、そうなんですね。

さこ:そうなんですよ。もう作ったらそれでいいから。写真の仕事もそうなんですけど、自分が撮った写真が雑誌になったりとかもするんですけど。それも見ないんですよね。興味がなくて。ちょっと、例えが、別の例え方をするとなんですけど。前に、沖縄でちょっとだけ暮らしてたことがあって。西表島で。そこで、お祭りのときだけできる、二階建ての建物があったんですよ。

イワナ:はい。

さこ:2階建てですごい立派なカフェだったんですけど。お祭りが終わったらすぐ壊しちゃってたんですね。すごい、いさぎがいいなって思ったけど、でも確かに、また作ればいいもんねっていうふうに思ったんです。それと、自分の作る作品に対する思いが同じだなって思いました。

イワナ:なるほど。

さこ:うん。また作ればいいんだし、とか。だから、絵も描いて、絵画展に出したりとかもしてたり。今もしてるんですけど。もう全部、ない。描いたら。写真に一応記録として収めて、あとはもういらない、っていって、破棄してるんですね。

イワナ:出来上がるまでの工程がお好きっていうことですかね?

さこ:うん。そうですね。工程が好きですね。表現するっていうのが好きだから。表現した時点でもうおしまいになります。自分の希望というか。かたちにしたらもう、あとは。もういい。満足。そこで満足なので。

未来:多分、遠まわりが趣味なのかもなって思ったことはありますね。好きでやってんだろうな、これ、みたいな。

イワナ:さこさんご自身の、5年後とか10年後、死ぬときまでに対して、どういったイメージを持たれていますか?

さこ:そうですね。5年後は、これは自分の妄想ですけど。今、パートナーとは結婚してなくて。でもそのパートナーと一緒にいると思っていて。それ、もしかしたら結婚っていうかたちになるかどうか。そういうのはわかんないですけど。一緒にいるっていう想定があって。
10年後も。10年後はなんか、そこにパートナーとも大切な関係を育みつつ、少しその地域に自分が、活動拠点みたいなのが、ちょっと増えていくのかなみたいな気がしていて。今住んでるところもちょっと、今年の春から活動拠点が増えていくので、その延長。決まっていることの延長になっちゃうんですけど。そんな、拠点が増えるイメージがあって。
死ぬときは、死ぬときはなんだろうな。子供、もしかしたら作らないかもなという気がちょっとしていて。で、常に昔からあるのが、もしパートナーがいて、結婚したとしても、相手が先立っちゃうんじゃないかな、みたいな不安があるんですよ。そうしたときに子供がいないとひとりだなって思って。そこへの不安がちょっとあります。どうなってるかっていう質問とはちょっと違いますけど。
今、思う、死ぬときを考えると、ひとりの不安が出てきます。

イワナ:踏み入った質問になっちゃうかもなんですけど、お子さんを作らないかもって、理由ってお話いただけたりしますか?

さこ:はい。私の家系が、筋ジストロフィーという難病を持った家系なんですよ。男の子を産むと、その筋ジスが生まれる確率がもうすごい高い。
私、ちょっと自分が、今まで相当働いてきたんですけど。その、働きすぎっていうのと、あとそもそもとして、あまり働くのが好きではないので。
その子を養うほどの働き、すごいお金かかるから。養うほど働くっていうのはちょっともう、もうしんどいなとか。
年齢的に結構、私は年齢がいってるので。ちょっとここからそこまで、あくせく働く体力は現実的にないなとか。そういうことを思ったりして。年齢高いからっていうのもあって余計にそういう子が生まれやすいんかもなって思うと、なんか産む勇気というか、いやもう、産めないもんだろうみたいなふうに思っちゃってますね。

イワナ:なるほど。

さこ:子供がいたらいたで楽しいだろうなと思うし、ずっと、子供が近くにいる仕事をしてきた、子供と接する仕事をしてきたので。だから子供いたらいたでいいよなとは、ちょっと思いますけどね。

イワナ:ありがとうございます。
もうひとつ、現在の活動拠点が増えていくといいなっていうふうにおっしゃられていました。
これからどういうことをもっとしていきたいっていうのはありますか?

さこ:そうですね、もしかしたらもう、すぐ引っ越すかもしれないんですけど。なんですけど、一応今の状態から考えると、一応、自分の地域で、最近知り合った人がNPO法人でまち作り、まちおこしのNPO法人を立ち上げられるって言って、そのメンバーに一応入ったんですよ。
で、春から活動するっていうことになっているので。
私は、今、自分が住んでる街が好きなので、その街に関わるまちおこしというか、街を良くする、みたいな活動。良くするっていうほどのものでもないけど、街を楽しむ活動、みたいなのをしていくっていうのが、楽しみでもあり。それがやりたい、やりたいことっていうか、楽しそうだなって思うことでもあり。 
あと、その方のお家で畑を借りることにもなってるんですよ。その方がヤギも飼っていらっしゃって。ヤギを飼いたいっていう願望があるので。すごい、願ったりかなったりだな、みたい感じ。ヤギの、ちょっと世話もさせてもらいつつ、畑ができるっていうのが楽しみですね。でも引っ越すかもしれないんで、それがどこまでできるかわかんないんですけど。引っ越すなら引っ越すでいいかな、と思ってます。引っ越しも。

イワナ:もし引っ越しされるとしたら、今されてる活動の内容とかも変わってくるんですかね?

さこ:一応編集学校の師範代はひと区切り、3月でつくので。それはよくて。ただアルバイトは多分、もうおそらくやめるんですよ。ちょっと遠くもなるし。どっちみちちょっと、自分がすごい、モヤモヤとした感じで今働いているのと。
あとカメラマンを今、最小限にしていて。師範代活動があるので。でも、食っていくためには、やっぱりカメラマンはしなきゃだな、っていうこともあって。春からする予定なので。そういう仕事の変化とかもあったりするので。
今やってることは、いろいろ一掃されて。ヤギ飼うとか、飼うっていうか世話するとか、NPO活動するとかは、ちょっとどうなるだろうというのが。もし引っ越す場合は、自分の街から多分いなくなるので。そんなに関わらなくなっちゃうかもなって思うんですけど。でもそれは流れの中で起きることなら、それはそれでいいとは思っております。

イワナ:もし引っ越しされるとしたら、今あるものがなくなってしまって、新しいものとの出会いになると思うんですけど。
その中でも、これだけはずっと変わらずに持っておきたいっていうものはありますか?

さこ:えー、今自分が、今、イワナさんとお話をしているのに使っている、 MacBook Airは必需品なので。これは大切にしたいです。
もうちょっと人間味があるもので言うと、何でしょうね。自分の編集学校、本をすごく読む学校なんですよ。校長先生がたくさん本を書かれている方なので、校長先生の本は大切にしたいと思うし、もう何十回でも読みたいなって思うので。それは持っていきます。

イワナ:ありがとうございます。
過去のお話で、いつも2番手を選んでしまってたってお話されていて。
もしも、小学生から今まででずっと、1番手を迷いなく選択することができてたとしたら、今って何か変わってたと思いますか?

さこ:1番手を選択してたら。変わってましたね。結婚してると思います。

イワナ:そこに繋がるんですね。

さこ:そうですね。多分、すごい若くして結婚してたなと思います。ああ、でもどうだろう。もう、演劇部を選択してたらどうだったろう?って思うと。
でも結局写真はやってた気がするんですよね。そのときから写真には興味があったし。何かの表現をしたいっていう欲がもしかしたら逆に高まっていて。いや、なんか、いやそんなに、結婚はもしかしたら、割と早かったかもしれないけど、趣味っていう面で見ると、あんまり変わらないかもしれないです。
今踊りも好きなんで、踊ったりもしてたり。そういうのもやってるだろうし。もうあと文章ももちろん、書いてた。それは間違いなく書いてたと思うので。うん。何か好きな物事に関しては変わらないと思います。

イワナ:なるほど。

さこ:結婚は、早かったかもしれないけど。でも今の人も私、大好きなので。今の人と出会えたことがすごい、よかったんで。よかったです。

イワナ:ありがとうございます。
過去のお話聞いてても、結局2番のものを選んでても、所々でこれが良かった、これが楽しかった、っておっしゃられてました。
自分の場所で大事なものとか自分に合ったものを見つけられる方なんかなっていうふうに思いました。

さこ:ありがとうございます。まとめてくださって。そうなんですよね。巡り巡って、結局、自分の願望を、なんか絶対達成するんですよ。これが。
自分も忘れてるんですけど、あれそういえば全部叶っちゃったな、みたいに思っているんで。多分、遠まわりが趣味なのかもなって思ったことはありますね。好きでやってんだろうな、これ、みたいな。

イワナ:それすごい良いですね。

さこ:うん。買い物してても迷ったりするのが嫌なんですけど、でもいや、いや、好きで、迷いなくて迷ってんだなって思ったら、確かに迷うの楽しいかも、と思ったりとかもししたことがあって。趣味かもしれないなという。

イワナ:なるほど。
そっちをあえて選ぶことで、心に余裕が生まれるんですかね?

さこ:そうですね。本当おっしゃる通りで。選んでるときって、決めなくていいから、ある意味ちょっと、なんていうのかな、守りに入ってるっていうか。
決めるときって結構、攻め。攻めるような、なんていうか、行くぞ、みたいな。決意するぞ、みたいなところがあって。それって私にとって非常にドキドキするんですけど。
選んでるときは決めてないじゃないですか。だから何か、精神的に保護されてる、じゃないですけど。その、大丈夫な、安心。安心を買ってるみたいなところがあります。

イワナ:なるほど。

さこ:不安症なので。なにしろなにごとも、不安がすごい大きいので。安心を買ってます。

イワナ:もうひとつちょっとお聞きしたいことがあって。
昔のところのお話で、高校球児の方にインタビューしたとき、繋がりができるのが嬉しかったっておっしゃってたんですけど。写真とか、今されてる活動でも、それって感じられますか?

さこ:今は、仕事での写真は、もう全くそれはないですね。同じ人撮るってことがない、ほとんどないので。

イワナ:なるほど。

さこ:そうなんですよ。だけど同じ高校球児とか、なんか3年間例えば撮れるとかだったら、すごいいいな、とは思います。

イワナ:師範代とかはどうでしょう。

さこ:そうですね。後々でも、そのさっき言った、自分の価値観とかをなかなか身近な人には、話が合う人がいなくて。それが結構、残念な気持ちでずっと生きてきたんですけど。
編集学校は自分の興味ともドンピシャな価値観の方が多いので。自分が話したいことを話せるっていうこととか、一緒にその仲間とか生徒さんと未来をワクワクできる、みたいな。価値観の共有ができるのが本当に嬉しいです。

イワナ:そういう時って、ひとことで表すと、どういう感じの心の状態ですか。

さこ:希望です、希望。はい。希望、感じます。基本的に絶望してるのが自分のデフォルトなので。
希望、ちょっと対比的な感じですけど、希望。うん。光のようなものを感じます。

イワナ:最後に、読者の方向けとか、独り言でも大丈夫ですし、インタビューを受けてどうでしたか?

さこ:インタビューを受けて。すっごい楽しかったです。

イワナ:本当ですか、嬉しいです。

さこ:それがもう今、何よりの、一番言いたかったことですね。

イワナ:ありがとうございます。

さこ:ちょっとこれ始める前に、若干具合が悪くなっちゃってて。大丈夫かな?と思ったんですけど。逆に元気になりました。

イワナ:そうなんですか!よかったです。

さこ:あと、すごい不思議なことがあって。今日も朝、1時間20分歩いて、家から職場の方まで行ってたんですけど。結構歩く時間長いから、ラジオを、どこにも公開してないラジオをやってて。自分でただ吹き込むだけのラジオ。
そこにベラベラ喋るんですけど、そのときに、今日応援についてのことを話してたんですよ。自分は、たまたまなぜか今日、インタビューがあるからとかじゃなくて、昔のことをふと話していて。ラジオで。それで、高校野球のことを話してたんですね。ひとりでベラベラ。
そしたらそのときに、すごい自分の元気が湧いてきたんですよ。で、なんでかな?って思ったら、やっぱり応援するっていうのが自分のパワーになるんだなと思って。パートナーを応援するとか、食事を作って応援するとかそういうこともすごい好きで。なので、自分は応援する人なんだなということを改めて思って、ラジオで言ってたら、さきほどイワナさんがその、応援っていうキーワードを言ってくださったので。もう、すごいと思って。繋がって。

イワナ:嬉しいです。

さこ:すごいなんか、ラジオ聞いてたのか?というくらいの、ピンポイントな察知力で。びっくりしました。

イワナ:すごい、ありがとうございます。

さこ:こちらこそありがとうございます。

あとがき

さこさん、ありがとうございました。
ものの見方や考え方の方法を伝える。
インタビューをきっかけに、考えることについて、考えてみました。
先日、とある方たちと話をする機会があったのですが、自分の言いたいことが頭にはふわっと浮かぶのに、うまく言葉にできないのです。
帰宅後も、モヤモヤした気持ちに包まれました。 
自分の考えを言葉に出来ない。やりきれない気持ちでした。
わたしは、考えるよりも感覚で話していることが多い気がするんですね。
いざ、自分の考えを伝えることになった時、言葉にならなくて、というかもう組み立てられなくて、時系列も、順序もバラバラで。結論すらままならず。悔しい思いをするわけです。
考えるトレーニングなど、わたしもしてみたいなと思い。とりあえず、リハビリとして、毎日お題に沿って暇な時間に考えてみることにしました。
今日のお題は「お出汁について」。
駅のホームにとてもいい匂いのする蕎麦屋さんがあるので。なんでもいいから、考えてみることにします。
すごく話がぶっとんでしまいましたが。
さこさんの、「自分に自信がなくなって直前に2番手を選択する」という生き方、とても共感しました。遠回りが趣味ってすごく素敵ですよね。寄り道にしか得られないものってあると信じています。
今回も、お読みいただきありがとうございました❀

【インタビュー・編集・あとがき:イワナ】

【文字起こし:あおい】

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