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人に必要とされたい。ただ実際には能力がないんで嘘偽りで固めてきた人

「苦痛が人類を完成へ導く」と書いた作家は誰だったのか。
みなさん! 週刊少年ジャンプって知ってますか? そうです! 「ワンピース」や「ナルト」を生み出した少年マンガ雑誌です!!!
そのジャンプの昭和時代のコンセプトキーワードが「友情・努力・勝利」でした。
仲間たちと一緒に一つの目標に向かって努力し、戦い、そして勝利をもぎとる。
でもまあ今、そんなこと言ったらパワハラ、ブラック企業、で炎上します。
時代が変わればスローガンも変わります。
まあでも、この時代はこれがマンガキッズたちの心をつかんだし、努力したり我慢したりすることが成功への近道と思っていた時代でした。
でも今は違います。まあでも、10年後はまた努力の時代かもしれないし。
変わるってことだけが変わらないようで、つまりですね、人間のふるまいなんて、所詮その場その場の刹那的反応でしかないんです。文化的即興でしかない。
その時代、その国、その集団、自分の見たもの聞いたものから得た習慣でもって、動いている。何かを決定している。所詮、人間なんて、結局アドリブでしかないんです。
まあでも、そのアドリブも、ちゃんと努力って練習を積んでないと、とっさに出せないかもしれないよね。と。
本日の無名人インタビューも、よろしくお願い申しあげます。
【まえがき:qbc・栗林康弘(無名人インタビュー主催)】

今回ご参加いただいたのは 糸目男 さんです!

暇つぶし程度で更新している僕のnoteです、ぜひ読んでいただけると幸甚です!
インタビューの答え方がめちゃめちゃ関西弁で、しかもあー、とかえー、とか言うてもうててめっちゃ読みにくいと思います!すんません!

by糸目男

現在:本心自体は結構暗くて卑屈なんですけど。それを外に出すと、社会的生活がしにくくなる。なので、体裁を取り繕って明るい人間に外側を固めてるっていうか、そんな感じだと思います。

花梨:糸目男さんは現在、何をされている方でしょうか?

糸目男:4月から専門学校に通っている学生です。

花梨:専門学校では、どんなことを学ばれてますか?

糸目男:情報とかパソコンとかのIT系ですね。

花梨:IT系の専門学校に通われたきっかけは、何だったんですか?

糸目男:うーんと、前職が自分、広告代理店に勤めてたんですけど、そこでのスキル不足があって、そこら辺の知識をつけたいなっていうのが一つと。
あとそこの職場と、またその前の職場で、いろいろあってちょっと病んでしまって。友人から勧められた事もあり、環境を変えるっていう意味でも、専門学校に4月から入学したって感じですね。

花梨:専門学校で実際に学ばれてみて、いかがですか?

糸目男:うーん。まあ、現状ついていけてないです。あははは。

花梨:どんなところについていけてないですか?

糸目男:そうですね。元々自分がすごく算数とか数学がすごく苦手で。もう小学生の頃から、担任の先生に居残りさせられるような、そんな子供でした。数学的思考はてんでダメですね。
IT、情報系って算数、数学を使って、求めていくというか。そういうところもあるので、そこでちょっとつまずいてる感じですね。

花梨:ITを学ばれているのは、やっぱり広告代理店で感じられたスキル不足という点ですか?

糸目男:そうですね。でも、正直それは建前で、一番の目的は環境を変えるっていうところですね。

花梨:ご友人からの紹介もあったと思うんですが、環境を変えようと思った時に、現在通われている専門学校を選ばれたのは、どうしてだったんですか?

糸目男:あー、専門学校に入学って言いましたが、正確には職業訓練の専門学校なんですよ。なので、必要最低限生活できるだけのお金は入ってきますから。正直それが目的なところもあります。
前職が結構ハードでして。ベンチャーだった所為もあるのかな?とにかく大量のタスクを根性で消化しながらPDCA回して成長して!みたいな。
わからない事ばかりで、毎日タスクを消化するので手一杯で、成長だの施策を打つだのそんなのに割く余裕なんて全く無かったです。ほぼ毎日終電帰りで、常に納期に追われながらっていう形だったんで、毎日余裕無くてミスが増えたり、でもミスを無くす為の工夫を考える暇もなかったり。目まぐるしい毎日だったので、とにかくゆっくり過ごしたいなってのが一番、そこですね。

花梨:現在の生活のペースはいかがですか?

糸目男:そうですね。前職の時に比べたら、身体的にも精神的にも物凄く楽にはなっているはずです。とにかく何かに追われたくない、っていうのが一番で、逃げ出してきたんですけど、
結局この環境に来たら来たで、何月にこの資格試験がある、次の月はこの資格の試験があるって感じで、結局追われるっていう状況ではあるんですね。そこに関しては、あまり変わってなくて、そこが今ちょっとしんどいなっていう感じです。

花梨:職業訓練ということで、資格をとって卒業して、次に繋げていく傾向が強いんですか?

糸目男:そうですね。職業訓練はそういう制度なので。
その制度を紹介してくれた友人がその入学した学校の関係者でして、ちゃんと試験と面接を受けて入学した以上、紹介した以上友人のメンツもありますし、そこをちょっとないがしろにしちゃいけないっていうところはりますね。プラス、まあ、その友人の方からもプレッシャーというか、そこら辺もありますし。よくよく状況を考えてみたら、マシにはなってるけど、本質はそこまで変わってないのかなっていうところはありますね。

花梨:ご友人から直接プレッシャーをかけられることもあるんですか?

糸目男:そうですね。ほぼ毎日会うんで。そこで、成績悪いねとか学校休むなよみたいな事言われてます。あははははは。
いやまあ、せやけど、でもあなたあれやん。とりあえず体と心を休ませるために、うち来たらみたいな感じで言うてくれてたのに、結局入ったら入ったで、それ言うてきますやんっていうのを思いながらも。まあ、でもそこは言えへんなって感じで。

花梨:糸目男さんは何か趣味はありますか?

糸目男:趣味らしい趣味っていうのがちょっとなくて。趣味ってなんなんですかね。
僕、昔から集中力が無いんですよ。例えば何か好きなゲームをしてたとしても、すぐに10分15分とかで携帯ポチポチ触っちゃうとか。とにかく集中できないんですよね、何に対しても。熱中できるものもないし。
そこはほんともう、悩みです。それが一つあると、これのために頑張ろう、仕事とか勉強頑張ろうみたいなモチベができて、それを人生の軸として置けると思うんですけど。そこがないっていうのも、なんか僕がこういう状況になってしまっている原因の一つなんかなって思います。

花梨:趣味とはいかなくとも、好きなことはありますか?

糸目男:好きなことってのはいっぱいありますよ。例えば、なんやろ。音楽とかやと、激しめのロックミュージックが好きだったりとか。車とかバイクとかも好きですし、シャコタンみたいなのあるじゃないですか、VIP系。そういったカスタムとかも好きですし。
うーんなんやろ、その、アニメを見るのが好きなわけではないんですけど、僕エヴァンゲリオンがすごく好きでして。
エヴァンゲリオンというコンテンツが好きっていうだけであって、アニメ自体が好きってわけではないというか。
説明が難しいですけど、そういった細々した好きっていうものはあります。

花梨:ちなみに、エヴァンゲリオンはどういったところがお好きですか?

糸目男:あー。って言われるとちょっと難しいですね。あはははは。
言語化するのが難しいな。うーん。好きって結局感情的なものなんで、説明するのが難しいんですけど、
男の子好きじゃないですか、ロボット的な、そういうメカメカしいものっていうか。それプラス、普通のアニメではないような演出とか、人間の内面的なところを描写する斬新さにはまったって感じですかね。

花梨:昔から観られているんですか?

糸目男:はい。全シリーズ追ってます。

花梨:そういったことは、糸目男さんの中では趣味にはならないんですか?

糸目男:それって趣味なんですか?(笑) 僕にとって趣味っていう言葉がよくわかんないんですよね。
例えば、アニメが好きっていうならわかるんですけど、別に僕アニメが好きなんじゃなくて、エヴァンゲリオンのアニメが好きなだけなんで。エヴァンゲリオンが趣味ですってちょっと意味わかんないじゃないですか。はははは。
例えば、車とかバイクが好きですって言っても、別に今僕、車持ってないし。バイクも足代わりのただのスクーターしか持ってないんで。
カラオケとかも好きやけど、なんとなく気が向いたらフラっと行くだけで、別に毎週絶対行こうとかなってるわけでもないし。趣味っていうのがおこがましいっていう、そんな感じですかね。

花梨:糸目男さんは、ご自身の性格についてはどう考えられていますか?

糸目男:あー、なんやろ。本心自体は結構暗くて卑屈なんですけど、それを外に出すと、社会生活が送りにくい。なので、取り繕って明るい人間として外側を固めてる。って感じだと思います。

花梨:外側は、どうやって固めていっているんですか?

糸目男:そのキャラになりきってるとか、そういうイメージの方が近いかもしれないです。

花梨:明るいキャラになりきる?

糸目男:はい。

花梨:社会生活を送りにくくなるというのは、どういった瞬間に感じられました?

糸目男:うーん。俗っぽい言い方になりますけど、いわゆる陰キャラみたいなのって、学校生活とか会社生活、まぁ社会生活ですね。その中で、上手くいくことって僕はありえないと思ってるんですよ。人間は、社会的動物なんで、周りとコミュニケーションをとることで上手くいくことばっかりだと思ってるので。
まわりの陰キャラ的な人達はそれをできないが故に損してるなぁって思うことたくさんありました。具体的なエピソードはちょっと思い出せないですけど。
なんやろう。そこら辺を上手く円滑に進めるために、僕は明るく活発的なキャラになりきってる感じやと思います。そっちの方が絶対ねうまくいくと思いますしね、僕は。

花梨:明るいキャラになりきるご自分に対して、どう思われていますか?

糸目男:正直、その明るいキャラに本心からなれればいいと思ってて。乗り移られるといいますか。それが小中高大学と上手いこといってて。それが多分本心になってるんやろなと思ってたんですけど。
大学を卒業して会社員生活を経る中で、その明るく活発なキャラだけじゃやっていけないっていうか。
前々職の、家族経営の零細企業で営業の仕事をしていた時、経営陣からパワハラを受けてて。そこで、明るいキャラが出なくなったというか、消えてしまったというか。もしくは本心の根暗で卑屈なところが大きくなってしまったというか。自分でもよくわからないんですけど、完全に自信がなくなってしまった状態になってしまいました。
本当は自分に自信が無くて、能力もないし。でもプライドは高くて、自尊心は低くて。でも承認欲求は強い。
明るく活発的なところを上からかぶせただけであって、それがちょっとめくれてしまったって感じですかね。
ああ、俺は本当はこういう暗い性格やったな。自分は明るいと思ってたけど、結局は仮初だったんだな。って気付きました。

花梨:周りの方からはご自身の性格について、何か言われることはありますか?

糸目男:地元におるときはちょっと明るい奴。明るくて変なことをするみたいな。クラスでよういるじゃないすか、女の子にモテへんけど、下品でおもろいやつみたいな。自分で言うのもちょっとアレですけど、そんな感じです。地元を出て、大学時代以降もまあ、似たような感じですかね。

花梨:もっと身近な、例えばご家族からも言われることは一緒ですか?

糸目男:いや。あらかた一緒やとは思うんですけど、母親からは皮肉を込めて、感受性豊かすぎるみたいなことを言われたことあります。

花梨:豊か「すぎる」なんですね。

糸目男:そうですね。多分それは明るいのを取り繕う、明るくておもろい変なこと言うやつやけど、でも根底には暗いとこがあるっていうのを込みで感受性が豊かっていう風に言ったんちゃうかなと、僕は思っています。

花梨:感受性豊かというのは、ご自身でもそう思いますか?

糸目男:思いますよ。

花梨:最近何か印象に残ったことはありますか?

糸目男:印象に残ったこと。難しいな。広いっすね。

花梨:広いですね。

糸目男:もうちょっと絞ってくれません?ははははは。印象に残ったこと。それは、なんやろ。僕の感情を動かしたときだとか、そういう印象ですか?

花梨:どんな印象でもいいですって言ったら、広いんですけど。

糸目男:むず。ええ、そうやな。もう、ないんですよね。それが今、ぱっと出てこないっていうところも、なんか年を食った所為なのか病んでる所為なのかわからないんですけど、物事を変に俯瞰で見るようになってしまって。今、何もかも本心から楽しめなくなってしまった状態になっちゃってる気がします。っていうところから、印象に残るエピソードが今ちょっと出てこないですね。

花梨:俯瞰で見るというのは、具体的にどういった感じですか?

糸目男:どういった形…、なんやろう。どこか冷めた自分がいるというか。
例えば、友達数人と飲み会でも何でもお喋りしてるときでも、うーん…例えば、友達の1人がボケてきたとして、ツッコミのワードとかバーって頭の中に浮かぶじゃないですか。そこで今までの僕は、何も考えずバコーンとツッコんで、あっはっはで終わっていると思うんですけど。
そこでなんか俯瞰で見てるもう1人の自分みたいなのがいて。なんか先読みしちゃうというか。そこでこれを言ってその場はおもろくなるけど、こいつはなんか傷つくんちゃうかとか。例えばそこででっかい声を出して、周りのお客さんに迷惑かかっちゃうんちゃうかとか。なんて言うんですかね。いろいろ考えちゃって。答えの出ない思考を繰り返してしまうようになったというか。

それって結構無駄なことって僕思ってるんです。疲れるんです、単純に。モヤモヤするだけで。でもなんか考えてしまうんですよ。そこが理屈ではわかってるのに、体と心が言うことを聞かなくなってしまった。ので、あぁもしかして俺は病んでるんかなみたいな感じ。体が言うことを聞かない時も多々あるし、多分ね、おそらく鬱とか躁うつとか、そういった類のものやと僕は勝手に思うんですけど。まあでも、病院で診断を受けたわけではないんです、病院には行かずに完全に自己診断なんですけど。今そんな状況ですね。

過去:実際の僕と、両親の思い浮かべる理想像の乖離があったんで、そこに僕は苛立ちを感じてました。

花梨:幼少期は、どんなお子さんでしたか?

糸目男:それこそ本当に活発で明るくて下品で女の子にモテなくて。まあでも、周りの人間の気を引きたいから、なんか大きなことをしたり嘘とかついたりして気を引くとか。とにかく自分には何もないのに大きく見せたがる。それは多分今も変わってないんですけど、そういった子どもやったと思います。

花梨:気を引きたいという感情は、当時どうして生まれていたと思いますか?

糸目男:そこがわからないです。多分もう、生まれ持った性格なんかな。まあ、ちやほやされたいんですよね、とにかく。ちやほやされると気持ちいいじゃないですか。気持ちいいし、みんなからすごいって崇められるし。でも、自分には何もないので、嘘をついたり誇張をしたりして、そういった気の引き方しかできない。ある意味なんか残念なやつですね。

花梨:それは、家庭でもそうでした?

糸目男:家庭でもそうやったと思います。比率は、外の方が大きかったと思いますけど、家庭よりかは。親が自分の性格を把握してると思うんで。

花梨:幼少期、何か好きなことはありましたか?

糸目男:好きなこと。好きなこと、うーん、難しいな。いや本当にもう小学生男児らしく、友達の家にまってゲームとかですかね。
僕が小学生のときは、初代ニンテンドーDSが発売されたときやったんです。なんですけど、僕ん家がアンチゲーム家庭でして。みんなDS持ってるのに、僕だけDS持ってなかったんです。

僕の家はお年玉はもう全部回収される家やったんで、自分でも買えないんですよね。で、サンタさんもDSはくれずに、なんか野球のバットくれたりとか。そんないらんねんって感じじゃないですか、別に野球とか興味ない。ははは。親はそういう考えなんで、家で引きこもってゲームするよりかは、外で遊んでほしいっていう考えのもとやったと思うんですけど。
まあでも小学生って残酷じゃないですか。はははは。ゲームが無いと仲間外れにされちゃう。まあ、ね。そういった共通のツールがコミュニケーションを取るツールなので。そういったところから結構寂しい思いはしてましたね。

花梨:抱えていた寂しい思いはどう解消していました?

糸目男:そこで僕の外側のところ、傍若無人なところが出てしまうんですけど、友達の家で10人ぐらいで、DSで通信とかするじゃないですか。でも僕だけDSを持っていないんで、その10人のうちの1人、大人しそうなやつからDSぶん取るみたいな。ははははは。ちょっと貸してよって。バーってね。今考えたらありえないですけど。でも、そうでもしても僕は輪に入りたかったんです。だから、もし自分がね家庭を持つようになって子供が生まれたら、そういったこと、僕のような思いをちょっとさせたくないなと思いますね。

花梨:それは、ご両親に何回か頼んだことがあったんですか?

糸目男:勿論言ってました、DS買って買ってみたいな我儘言ってました。
最近その話を親とする機会があって、親もあのときなんか買ってあげればよかったなみたいな事言ってたんですよ。今更何言うてんのやって思うんですけど。(笑)
当時はね、ゲームなんかしてたら、ゲーム脳なるみたいなんあったじゃないですか。なるわけないやん、そんなんで。はははははは。たかがね、小学生が1日1時間2時間やるDSのゲームで、そんなんなるわけないのに。それで、なんで親は俺たち子供の気持ちをわかってくれへんのやっていう思いが強かったですね。
まぁ2、3年後ぐらいに、DSは僕の手元にやってくるんですけど。

花梨:あっそうなんですね。

糸目男:なんか、父親の会社の忘年会かなんかのビンゴ大会で、DSLiteが当たって。親はゲームしないんで、じゃあお前にやるわみたいな感じで。妹と代わりばんこしながらやってました。あれは嬉しかったな、めちゃくちゃ。でもね、1日30分なんですよ。やばくないですか。

花梨:あっ1日30分。

糸目男:やばいでしょ。

花梨:短いですね。中学校時代はいかがでした?

糸目男:さっきのDSの話も含め、子供の立場に立って考えてくれない両親だったので、他にも色々と抑圧されてきましたね。我が家は過干渉な母親と、厳格で寡黙な父親っていう家庭で。結構父親は昭和気質というか。で、それがすごく嫌で、中学に入ってから思春期になって。僕もね、そういった鬱憤が爆発するようになって、僕が声を上げるようになった影響でそこら辺はある程度緩和されたというか、無理やりこじ開けたというか、そういったところはあると思います。
言ったら中学生時代は、ずっと抑圧されたものが思春期の時期と相まって爆発しました。家族も含め、いろんな方面に迷惑をかけたなと思いますね。

花梨:鬱憤が爆発して、どういった行動に出ていたんですか?

糸目男:そうですねー。うーん。親の金パクッてましたね。僕が小学生の時は、学年×100円が月のお小遣いやったんですよ。6年生やったら月600円みたいな。でも僕、コロコロコミック愛読者で、コロコロコミック当時480円するんですよ。480円のコロコロコミックを毎月買ったら、あと残りもうね、100円200円ぐらいじゃないですか。そんなん駄菓子買ったら終わりじゃないですか。だから常にお金がないんですよね。
それで、僕の仲間内にお金持ちの子がおって、いくらでもお小遣いくれるような家庭やったんですよ。それがもう羨ましくて羨ましくて。でもまあそんなん、親にお金くれや言うてももらえるわけないんで。お金パクって、そいつと同じ水準のお金を使う遊び方とかをしてましたね。まあもちろん、それはバレて、ボコボコにされるんですけど。ありえないじゃないですか、もう中1とかがさ、数万円持ってるみたいな。

花梨:そうですよね。

糸目男:今考えたらね、僕がもし子供できてそんなんしてたら、父親と同じく一緒でボコボコにしますけど。でも、めちゃくちゃわがままなこと言いますけど、抑圧された反動の結果なのかなみたいなんはちょっとだけ思います。
やっぱりいろいろ非行ってほどじゃないけど、中学生の時期はちょっとイキリたいみたいなのちょっとあるじゃないですか。タバコ吸ってみたりみたいな、そういった程度のことはね、背伸びしたかったんでやって。もう、ちょっと悪いことしてる俺らカッケーみたいな。そういうところはありましたね。

花梨:当時、鬱憤を少し晴らせたことは、今振り返るとどう評価してますか?

糸目男:うーん。鬱憤を完全に晴らせているわけではないんですね。それは進行系でずっと抑圧は続いてたので。そうですね、そこがずっと続いてるので、思春期も相まって、反抗期はかなりひどかったですね。味噌汁が宙に舞ったりとかしてました。リビングで。今考えたらやばいですよね。せっかく作ってくれたのに。何回も母親を泣かせましたし。

花梨:高校に上がってからはいかがでした?

糸目男:高校に入るとさすがにちょっと丸くなって。バイト始めたのである程度ね、お金は入ってくるじゃないですか。部活せずにずっとバイトしてたんで、そういう子よりは裕福でした。そこであれですね。バイクの免許を取って。友達とね夜ちょっと、山走りに行こうやみたいな。たかが原付なのに。ははははは。ちょっとイキッてタバコ吸って、カッケーみたいな。原付もバイト代でパーツ替えたりピカピカ光らせたりみたいなこと。それはね、めちゃくちゃ楽しかったですね。なんか青春って感じで。

花梨:楽しかったんですね。

糸目男:それはめっちゃ楽しかったですね。

花梨:ご家族との関係はいかがでした?

糸目男:うーん、良くはないですね。ずっと息苦しいなって思ってました
両親に怒られた時に、何故それがいけないのか聞いた時も、「俺がこう言えばこうや」「俺がルールや」って頭ごなしに怒鳴られてましたね。僕はとにかく自分が納得したくて聞いてるのに、話通じんやんけって思ってました。そのなぜなぜ期が鬱陶しくて、反抗してるって思われて両親もそういう言動を取ってたのかもしれないですけど。

高校生になって、中学のときよりかは荒れてはないですけど、まあでも、家を出たいなとずっと思ってました。結局過干渉の母親と、厳格で寡黙な父親っていうのは変わってはないので。
体的には僕もね結構大きくなってるので。父親と喧嘩しても多分勝てるんですけど、でも当時は未だに、父親に怒鳴られると泣いてましたね。それはやっぱり小さいときからの厳格で怖くて強い父親ってのが刷り込まれてるんで。反射的にそうなってたのかな。その後は過干渉で弱い母親に当たり散らすってのが常でした。歳を重ねてくにつれ、それは弱まっていったとは思います。

花梨:家族との関係は、小中高とあまり変わっていないですか?

糸目男:変わっていないですよ。まあ、めちゃくちゃ偉そうですけど、両親からしたら初めての子育てなんで、いろいろ上手いこといかんなって思われてたでしょうね(笑)
多分、両親の理想像が結構高いんですよね。僕ら兄弟に対して。それの一発目の育児が僕だったんで、実際の僕と、両親の思い浮かべる理想像の乖離があったんで、そこに僕は苛立ちを感じてました。

花梨:高校以降は、いかがでしたか?

糸目男:高校を卒業して、大学は別の県に移って一人暮らしを始めるんですけど、それも進学して勉強したいというより、環境を変えたいなと思ってたんですよ。それは元々父親からも、お前は一人暮らしをして環境を変えるべきだと常々言われてて。で、学費出したるから出ていけやと。ほんなら働かんでいいんやったら、大学でエンジョイしたいなみたいな感じで(笑)それプラス、地元の友達たちも一緒におってすごく面白いんですけど、アホばっかなんですよね。こいつらとずっと一緒におんのも面白いけど、父親の言う通り、環境を変えてみて、別の世界を見るのもちょっと面白いかもなっていうのはあったので。そんな感じで別の県に移り住んで、大学に進学したって形です。

花梨:大学生活はいかがでした?

糸目男:人生で一番楽しかったですね。知り合いが誰もいない大学に行ったんですよ。完全ゼロからのスタートやって形で、過去の自分を知る人間はいないんで、新しく生まれ変わるチャンスやと思ったんですよね。
ぼっちだけは避けようと思って、同じ学部の人間だったり、同じ授業を受けてる人間とかにいっぱい喋りかけたり。
当時はTwitterが全盛期やったんで、2000何年度なんちゃら大学入学生みたいなアカウントを作って、そこでいろんな奴をフォローして、声かけまくって会ったりして、あんときのあいつやなみたいな感じで、友達作って、サークルにも入りました。
サークルが結構楽しかったですね。

花梨:何サークルに入ってらっしゃったんですか?

糸目男:ただの遊びサークルです。週に1回集まって、お喋りして、ご飯食べて。夏休みは合宿という名の旅行に行って、冬はスキーに行ってみたいな、そんな感じのとこ。
そこで僕が勧誘を受けた4回生の先輩達が、すごくお兄さんに見えて。何でも出来る、カッケー兄貴みたいな。とにかくキラキラして見えて、この人らみたいになりてー、この人らについていったら楽しそうと思ってそのサークルに入りました。

花梨:何でも出来るというのは、具体的にはどんな感じですか?

糸目男:後輩の面倒見がいいとかですかね。田舎から出てきた高校卒業したての18歳から見たら、4回生ってめちゃめちゃお兄さんなんですよ。今思ったらめっちゃ子どもやなって思うんですけど。
元々自分が長男ってこともあったり、親戚連中で僕が唯一の男で一番年上ってこともあったりで、兄貴的存在は常々欲しいと思ってて。うちの親戚連中も古い人間ばっかりなんで、あんたはね、唯一の男なんやから、名前背負って立派な仕事をしてみたいな。おもんないなと思ってたんですけども。そういったものから解き放たれた感覚、一人暮らしもして、親もいない中、そういった兄貴的な存在ができたってのはすごく楽しかったです。

花梨:大学以降は、どんな生活を送られていましたか?

糸目男:就活とかも全然ちゃんとせず。仕事がしたくなかったんですよね。でも一応適当に受けた合格した、食料品とかの配送の仕事に就きます。
そのときちょうどコロナが出たときだったんです。外出自粛とかお店が営業してない関係で、物流があまりにも多すぎて、腰をやっちゃって、辞めることになったんですよ。
その仕事自体はこんな自分でも上手い事いってたんですよね。めちゃくちゃ大変でしたけど。
暑いし重いし量多いし。エレベーターのない団地を週4で担当させられてみたいな。はははは。めちゃくちゃだるいじゃないですか。でも、そんなね、そういうのを頼む人って、高齢者やったり、ちょっと体の不自由な人やったりって感じで。そういった、人に感謝されるのってなんか気持ちいいな、なんか必要とされてるなーと思って。それプラス営業活動というか、この商品いかがっすかみたいな、良かったら買ってくださいねみたいな。1週間に1回必ず会う人たちなので、この人と仲良くなったら、買ってくれるんちゃうかみたいな。そういった感じでインセンティブも入るんで、モチベはそこそこあったんですけど。体壊して言うこと聞かなくて、それがすごく悔しかったですね。はぁって感じです。

花梨:その後は、どんな生活を送られていました?

糸目男:えっとね、そこから体休めようってことで、腰が全然動かないんで。一旦フリーターになるんですよ。大学のときにやってた飲食のアルバイトに戻らせてもらって。そこでしばらくゆっくりして、後に建築資材の営業の仕事に就きます。
そこでちゃんとしたサラリーマンというか、スーツ着てパソコンカタカタしながら電話取って営業行ってみたいな。ザ・サラリーマンですよね。こんな俺でも、スーツ着てビジネスマンやれるんやすげえみたいな。俺カッケーみたいなん思ってました(笑)。
そこも自分なりに上手いこといってるって思ってたんですけど、日を追うごとに経営陣からは嫌われてってました。
勤めてた会社が、家族経営の零細企業なんですけど、経営陣から言われたやり方をやるより、自分のやり方でやった方が成績がかなり上がったんですよ。めっちゃええやんと思ってたんですよね。

これ俺でもできるやんっててた自信もってたんですけど、そのやりかたが気に食わんかったらしく、経営陣が。「いやいやそれ駄目」みたいな、「何が駄目なんですか」ってなるじゃないですか。「別に失礼なこと何もないですし」みたいな。でも理屈で答えてくれないんですよね。「いや、あかんもんはもうあかん」みたいな。あかんもんはあかんっていうのが自分の両親の教え方と全く一緒なんですよ。
昔から「あかんもんはあかんねん」「何がどうあかんねや」って、「いやあかんもんはあかん」そしたらそれ言われた方、こっち側ってもう意味わかんないじゃないですか。それこそ抑圧やし。そこで、反発じゃないですけど、理解も納得もできんなー、納得させてくれればモチベも変わるのに、と思いながらしぶしぶやってたら、多分態度とか出てたんでしょうね。そっから嫌われて、ゴリゴリパワハラ受けるようになっちゃって、暗くなっちゃってというか。
毎日社長に2,3時間、会議室で人格否定されるんですよ、毎日。それから解放されても業務量は変わらないんで、失われた2,3時間を捲ろうとする。でも捲った結果チェックが疎かになってしまいミスが起きたり、結局捲れなかったり。そして次の日はそれを題材にまた人格否定のループでした。(笑)
最初は、ドラマの世界みたいやなー、こんなんほんまにあるんや、腹立つなー、ボコボコにできたらどんだけ楽なんやろなー、って思いながら黙って罵詈雑言を浴びてたんですけど
人間って不思議なもんで、それをずっと浴びてると、本当にそんな気がしてくるんですよね。ああ、俺ってやっぱそんなカス人間なんや、みたいな。
その会社はこのご時世なかなかヤバくて、その女社長は気に入らない社員ができると、パワハラして自主退職させるっていう人なんですよ。俺が入社してそれで7人ぐらい辞めさせてますからね。会社やのにラーメン屋くらい回転率高い(笑)。

そんな流れでその会社を辞めて、ベンチャーの広告代理店に入社する感じです。

花梨:広告代理店には、どうして入られたんですか?

糸目男:これもまたツテになるんですけど、営業マン時代に、自分は仕事を工夫して頑張れてたっていう自負があったんで、俺はある程度仕事ができる人間やって勘違いしちゃったんですよね。で、広告代理店で働いてる友人が、今までやる気がないダラダラしてたお前が見違えるように変わったなって言われて、ほんならうちの会社いま社員募集しているし、面接を受けへんかって言われたんです。
広告の仕事なんて全く知らなかったんで、とりあえず業界の事を知ろうと思って本を読んでみて、ちょっとおもろそうやなと思って、試験と面接を受けて入社した流れです。

ほんなら、僕が想像していた500倍以上にめちゃくちゃハードで、とにかく業務量が半端なかったです。それを解消するにはどうすれば良いか考えたかとか、PDCA回したかとか。とにかくいけいけどんどん。もう、結局は根性なんですよね。結局できないのはあなたの頑張りが足らんから、じゃあ、なぜ頑張れないのか、時間が足りないとか、やる気がないとか。じゃあ、そこを解決するためにどうしたらいいのかっていう。
業務量が多すぎて多すぎて、それを対策・解消するための思考をする余裕も時間も全くなくて。どんどんどんどんやってくんですよ仕事は。タスクを1個消化したら5、6個既に積みあがってるみたいな状況で。不明点を先輩や上司に聞こうとしても、まずその人たちが自分の面倒を見るのに手一杯なんですよね。(笑)今思ったら、新人にキャパオーバーの仕事量を振って、根性やストレス耐性、どう工夫するかとかを見ていたんだと思います

休日自体はあるんですけど、休めないような感じで。業務内容はマーケティングだったんで、休日もノートパソコン持ち歩きながらデータチェックして、できるだけタスクを消化してみたいな。
そんな状況を見かねて気分転換に遊びに誘ってくれた友達といるときも、目バッキバキになりながらパソコンカタカタしてて。折角誘ってくれたのに申し訳無いですよね。
そしたら気づいたら僕急に、嗚咽上げて泣いてたんですよ。あっはっは。普段の明るい僕を知ってる人間からしたらドン引きですよね(笑)年下も女の子もおるのにそんなん関係なしに、髭生えてて体でかくて目つき悪い奴が幼稚園児の様に泣き出したら。(笑)
それを見た友人達が、そんなんやったら辞めーやみたいな感じで、自主退職した感じですね。あっ辞めていいんやみたいな。

花梨:これまで辞めようという選択肢は頭の中になかったですか?

糸目男:自分の心の中でそういうネガティブな事を思っちゃうと、完全に足元すくわれると思ってたんで、辞めようとはよぎってはいたけど無理やり消してました。そんな事したら僕のタスクが、僕より忙しい周りに降りかかるだけなんで。そうやって自分に言い聞かせないとやってられませんでした。まぁ言い聞かせててもやってられなかったんですけど。(笑)そう自己暗示かけないと無理な環境だったんで。今考えるとね、そういう業界は本当に合ってる人間が行くべきですっていう。僕のような背伸びした人間は絶対行くべきじゃないと思います。

未来:楽になりたいってのはすごくありますね。誰かどうにかしてくれっていう。

花梨:5年後、10年後、あるいはご自身が亡くなるときまで想像してもらって、未来に対してはどういったイメージをお持ちでしょうか?

糸目男:現状今のところ全くイメージできないです。今を生きるので精一杯というか、今を生きれてないんで。未来を考える余裕がないって感じですかね。

花梨:今を生きれていないという感覚は、どうして存在するんですか?

糸目男:今述べた過去の経緯から、現状病んでしまってまして。今自分を、元の自分に戻れてないというか。なんやろ。今を楽しめてないし、そもそも今自分で自分をコントロールできていないので、未来のことを考える余裕がないって感じですかね。

理屈で言えば、今職業訓練に通ってるので、未来のために資格をいろいろとって就職有利にしようとか、生活費を稼ぐために仕事が云々かんぬんとかあるけど。っていう理屈では考えれてはいるんで、現状こういう環境に身を置いてるんですけど。
でも心と体が言うことを聞かないんです。先ほど言った、自分の理想と現実の乖離っていうところもしんどいし、そして体が動かなくなり、また自己嫌悪のループに陥るっていう状況になっちゃってます。

花梨:自分でコントロールできていると思える部分はありますか?

糸目男:ないっすね。過去の自分、特に大学生活がかなりエンジョイできてたんで、そこのギャップに苦しんでる感じですかね。ただそれは、僕が22、3で大学を卒業して、今26、7の年で、そこは自分が年を食って、大人になって考え方も変わってこうなっているのか、もしくはさっき言ったみたいに病んでしまって、言うことを聞かないのかっていう、そこら辺もよくわかってなくて。そこの思考を深めるのもなんかしんどいんですよね。結局分からないしみたいな。はーめんどくさみたいな感じです。

花梨:しんどさや面倒くささは、どうして生まれてくると思いますか?

糸目男:うーん、結局病んでるんでしょうね。病んでる状況を打破したらいいやんってなるんですけど。その病んでる状況を打破する行動も取れないんですよね。例えば、病院に行って薬を飲むとかそれも一つの手ですし、なんか他にもいろいろやりようは多分考えれば出ると思うんですけど、
実際その行動をとれないのは、最初に言ったそのしんどいとかがまた出ちゃうんですよね。だから結局負のループに陥ってって、どんどん深みにはまっていき体が言うことを聞かなくなる。そんな状況ですかね。
なんか死にたいとかじゃなくて、楽になりたいってのはすごくありますね。誰かどうにかしてくれっていう。めちゃくちゃわがままですけど。そんな人間おるわけないのに、そんなことを考えてしまうっていう自分にもむかつきますし。

花梨:その負のループから離れられたら、どんな気持ちになりそうですか?

糸目男:戻れたなって感じますかね。今まで楽しかった生活の心の持ちように戻り、楽しかったことが100%で色々楽しめるようになって、人生を謳歌できるんじゃないかな。ギャップをなくすこと。結局ギャップがなければ、僕は楽になれるんで。ギャップをなくす事ができない、多分プライドが高いってのもあるんですよ。自分のプライドが高くて、今の現状を認められない。そこを認められたら多分楽になれるんだろうと思うんですけど。過去の楽しかった頃との対比、乖離があるから、余計にそこを認められない自分がおるんやろうなって思います。

花梨:もし、コロナも蔓延せず腰もやられなかったとしたら、その後どんな人生を歩まれていたと思いますか?

糸目男:あーでも、そこの会社は多分2、3年ぐらいで辞めて別の仕事をしてると思います。そういった体力仕事は若いうちにしかできないと思ってますし。
ただそこで培ったお客さんに、ありがとうねと感謝される事象が、僕の承認欲求を満たして、自尊心を高めてくれる。そういった似たような環境に身を置いてるとは思いますね。

花梨:承認欲求を高められる環境というのは、やっぱり感謝してくれる誰かがいることですかね?

糸目男:そうやと思います。結局僕は人に必要とされたいっていうのが根底にあるんやと。ただ、実際は自分に何も能力が無いんで、嘘偽りで外側を固めてきた人間なので。

花梨:最後に何か言い残したことはありますか。

糸目男:そうですね。僕がこの無名人インタビューを受けようと思った理由は、自分のこの半生をインタビュアーに聞かれ、文字になって公開される事で、記事のコメントとかで、いろんな反応を見てみたいなと思ったんです。自分で客観的に見れてるつもりではあっても、結局それが正しいかどうかっていうのは、自分ではわからないし。自分が正しいと思っていた行動、間違ってるって思ってた行動も、他人からしたらそれは逆かもしれませんし。

そういったところを読者の方の反応で振り返ってみて、自分のこれからの行動指針にしたいと思っています。
結局そこも自分に自信がないから生まれる行動やとは思うんですけど。
あと単純にちょっとおもろそうやからっていうのもあります。(笑)

花梨:ありがとうございます。

糸目男:普通、インタビューを受けることって無いじゃないですか、有名人じゃないんで。そういうなんかおもろそうなことをしたいってのは常々思ってたんで、そこまで気分が落ち込んでないときに、ちょっとやってみよう、受けてみようかなっていうのはあります。
読んでくれた方にはぜひとも何でもいいんでコメントとか残してもらえればありがたいですね。
長いこと読んでいただきありがとうございました!

あとがき

趣味ってほんとなんでしょうか。
初対面の人との出会い、就職活動の面接、自己紹介。色々な場面で、趣味ってなんですか?と聞かれますよね。
どういう状態であれば、趣味と言えるのだろうと、よく考えます。自分が趣味と思えば趣味になるのかもしれないけれど、いや人から見たらおこがましいレベルかも…と思うものも多くあります。

趣味にかぎらず、興味のあることや好きなこと。その程度に差はあれ、誰かが求めるレベル感に達していないと、公表するのがなんだか恥ずかしく感じてきて、段々と小声になっていくことばかり。どうにか同じレベルになろうと、虚勢を張ることもありました。まあ、そんなことをしても、一時しのぎにしかならないんです、とても悲しいけれど。

自分の認識と、世間一般的な考え方との間で揺れ動くこと。そのギャップを埋めるために、インタビューは一役買っているのかもしれませんね。

改めて、糸目男さん、インタビューへのご参加ありがとうございました!コメントもどしどしお待ちしております!

次回のインタビューもお楽しみに。

【インタビュー・文字起こし・編集・あとがき:花梨】

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