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#1 オペア留学:異国の家族と紡ぐ成長の物語


オペア:夢を実現する架け橋

毎年、ある制度によって数多くの若者たちが見知らぬ土地へ旅立ちます。彼らの目的は、他人の子供を育てること。一見奇妙に思えるかもしれないが、これが「オペア」という名の冒険の始まりです。

こんにちは!あもかです。インタビューシリーズ「世界へ飛び立て!」では、留学中の私”あもか”が、インタビューを通してみなさまに、世界中いろんなところで活動する人たちの声をお届けしていきます。
目的はただひとつ!
「読んでいただいたみなさまに、元気を、パワーを与えること!」
です。
激しく楽しんでいってくださいね!!!!!

さて、さっそく冒頭で出てきた「オペア」について。

オペアとは、若い外国人が海外の家庭に住み込みで子どもの世話をしながら、文化体験と語学習得の機会を得るプログラム。単なる「育児のための国際交流」ではなく、その実態はもっと深くなっています。

オペアの特徴:
- 初期費用が安い(渡航費や保険込みで20-30万円程度)
- 滞在費が安い(家賃・食費は無料)
- 子育てをしてお金がもらえる(アメリカの場合、週215ドル以上)
- 最大500ドルまでの学費補助で現地やオンラインの学校に通える
-アメリカの場合、最低1年、最大2年滞在できる

オペアは家族の一員として迎えられ、日常生活を共にします。子供たちの笑顔、親との信頼関係、異国の文化に浸る毎日。それは映画のワンシーンのような瞬間の連続です。

もちろん、言葉の壁やカルチャーショック、ホームシックなど、苦労も多くあります。しかし、その苦労があるからこそ、この経験が特別なものになることでしょう。

「オペアの冒険:異国の家族と紡ぐ成長物語」

みなさん、こんにちは。今日は、私たちが体験したオペアという素敵な冒険について、お話しします。れいさんと私、二人の経験を通して、オペアの世界をのぞいてみましょう。

想像してみてください。見知らぬ国で、新しい家族と暮らし、異文化に飛び込む冒険を。それが、オペアなんです。

れいさんの物語から始めましょう。

2024年1月、彼女はカリフォルニアの陽射しの中で新生活をスタートさせました。アメリカ人のパパ、タイ人のママ、そして3歳の男の子との暮らし。きっと、胸の高鳴りを感じたことでしょう。

れいさんは北陸出身。日本人のお父さんとフィリピン人のお母さんのもと日本で育ち、海外への憧れを静かに育んできました。中学生の時のアメリカでのホームステイが、その夢に火をつけたんです。

「異文化や英語の魅力に引き込まれて、国際化が進む高校に進学したんです」と、れいさんは目を輝かせて語ります。高校での外国人の先生との出会いが、英語は世界とつながるツールだと気づかせてくれたそうです。

試練と成長の日々

英語系の専門学校を卒業し、社会人になってからの現実は、必ずしも夢のようではありませんでした。英会話スクールで働きはじめた彼女は、チラシ配りから授業準備まで、慌ただしくもやりがいのある日々を送っていました。「英語のみのレッスン、ミニゲーム、赤ちゃんクラス。刺激的な毎日でした」とれいさんは当時を懐かしむ。

しかし、思春期の生徒たちの反抗心や、周囲からの期待に応えることの難しさに直面し、9ヶ月で退職を決意。そんな時、運命的に出会ったのがオペア留学だったようです。

「ドイツが好きで、海外で長期で暮らすことへの憧れが強かったわたしにとって、英語と保育に関わりながら、格安で海外で生活できる。オペアを知って、これだ!と確信しました」。れいさんの決意が伝わってきますね。私も世界一周のために安く英語圏に住みたいと思っていた時に、オペアを知りました。英語の子どもが好きな人にとってはこれ以上ないプログラムですね。

「アルバイトをしながら保育園で経験を積み、2024年8月からファミリー探し。2ヶ月かけてようやく見つけたホストファミリーは、わたしの希望とは正反対の環境でしたが、パパとママの温かさ、そして日本文化への興味が決め手となり、この家族の一員になるときめました。」1月から始まったアメリカでの生活は、期待と不安が入り混じり、まるでジェットコースターのような毎日だったようです。

1年4ヶ月の準備期間を経て、いよいよアメリカでの生活が始まり、最初は驚きの連続だったそうです。3歳の男の子と日本語で遊んだり、家族と週末を過ごしたり。新しい出会いの連続で、毎日がワクワクだったんでしょうね。

ついに始まった、新しいファミリーとの暮らし

みなさん、オペアの日常って気になりませんか?れいさんの一日をちょっとのぞいてみましょう。

朝は8時半から始まります。朝食の準備をして、子どもの送迎し、幼稚園に行っている間はフリータイム。「アニメを見たり、ESLクラスに通ったり。異国での生活を満喫しています」と教えてくれました。

休みの日は友人とピクニックへ

放課後は子どもと遊んだり、お風呂に入れたり、寝かしつけをしたり。ここで面白いのがれいさんのケースです。多くのオペアは、パパママが仕事の間にひとりで子育てをしています。でも、れいさんは送迎や寝かしつけも一緒にする珍しいタイプなんだとか。

想像してみてください。異国の地で、新しい家族と一緒に日々の生活を送る。それがオペアの日常なんです。大変なこともあるでしょうが、きっと毎日が新しい発見に満ちているはず。

みなさんなら、自由時間をどう使いますか?語学の勉強?それとも現地の文化体験?オペアの魅力の一つは、こんな風に自分の時間も大切にできることかもしれませんね。れいさんの話を聞いていると、オペアの生活がどんなものか、少し想像できてきましたか?

楽しそう。でも、3ヶ月目に訪れた孤独感は予想外だったとか。「ひとり旅を兼ねたニューヨークでのオペアウィーケンドクラスで、同じ国や言語の仲間が見つからず、孤立感に苛まれました」と振り返ります。でも、そこで出会ったタイ人の仲間が支えになったそうです。(オペアウィーケンドクラスとは、アメリカで働くいろんな国籍のオペアが集まり、単位取得のために金土日で集中的にクラスをとる制度のことです。)

苦労も多かったようです。1ヶ月で2回体調を崩して仕事にならず、罪悪感と情けなさで押しつぶされそうになったんだとか。「ホストファミリーと話し合い、5月に一時帰国することにしたんです」とれいさん。これが彼女にとってのターニングポイントとなり、再び前を向く力を取り戻します。


異国で知り合いもいない生活は、無意識に身体と心に負荷が掛かっています。私も日本が恋しくなったり、全てを投げ出してどこか遠くへ行きたくなる時もあります。子どもの喧嘩を英語で説明されて、聞き取れず情けなくなったり、料理を作っても「違う」と言われて悲しくなることも。

れいさんも子どもに「I don't like you everyday」と言われたことがあるよう。でも、そんな経験を乗り越えたからこそ、今ではオペア生活を満喫できているんですね。

試練を乗り越えて新たな冒険へ

「ホストファミリーの旅行では日本、タイ、ハワイ、コロラドなど、さまざまな場所を訪れました。大きなボートを借りたり、富士山が見える旅館に泊まったり。自分ひとりではできない経験ができて、特別な思い出です」と、れいさんは目を細めます。

7ヶ月が過ぎた今、れいさんは次の一歩を考えはじめました。「日本で再就職するか、もう1年アメリカに残るか、それとも学生時代からの夢だったドイツでオペアをするか、まだ決めれていません。」と、新たな可能性に胸を膨らませていることでしょう。

れいさんも私も、オペアをおすすめします。でも、覚悟は必要です。「30万円程度の登録費で留学でき、異国の日常に入り込めて、文化や言語を身近で学べる環境です。その分、子どもの命を預かることや、ファミリーと合わなければしんどい日も多いかも。情報をたくさん得た上で、焦らず確実に挑んで欲しいです」とれいさんは言います。

異国で他人の子どもを育てるということは、簡単なことではありません。しかし、夢を叶える喜びはそれ以上です。毎日英語に触れ、知らない世界や言葉が自分のものになっていく。その喜びは言葉では表せません。

また、私にとって、素敵なファミリーとの出会いは、私の結婚観を大きく変えました。これだけ助け合える家族がいるのかと気づき、ロールモデルに出会え、離れることで日本の家族への感謝や愛も深まりました。

あなたの中の冒険心に火をつけて

オペアは、単なるベビーシッターではありません。自分の人生を根底から変える、壮大な冒険なんです。

みなさん、最近何か物足りなさを感じていませんか?あなたの中にも、きっと眠っている冒険心があるはずです。海外に住んでみたい、そんな夢がある方は、オペア留学を考えてみてはいかがでしょうか。

れいさんや私の経験が、あなたの中に秘められた可能性を呼び覚ますきっかけになれば幸いです。オペアという選択。それは、あなたの人生を思いもよらない方向に導くかもしれません。その一歩を踏み出す勇気はありますか?

次回は、アメリカでオペアを1年半経験し、その後アメリカの大学進学を目指している女性の人生を垣間見る予定です。彼女の物語が、さらにあなたの視野を広げるかもしれません。

オペアの世界は、驚きと発見、そして成長の連続です。あなたも、この素敵な冒険の仲間になりませんか?きっと、想像以上の経験があなたを待っているはずです。一緒に、新しい世界への扉を開いてみましょう!​​​​​​​​​​​​​​​​

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