藤崎泰佑

一定のルールを決めて、普段と違ったかたちの会話をゲームとして楽しむ「会話ゲーム」のルー…

藤崎泰佑

一定のルールを決めて、普段と違ったかたちの会話をゲームとして楽しむ「会話ゲーム」のルール集です。 ↓即興音楽の投稿もしています。 https://taisukefujisaki.bandcamp.com/ https://twitter.com/mats0251

最近の記事

コシガヤDUO

過去作の会話ゲーム「コシガヤ」を2人専用にまとめ直したものです。2人の参加者がひとつのテーマについて語り合います。全体は4つのセクションに分かれ、「1人が語り相手は聴き役になる」×2、「2人が自由に語りあう」、「沈黙」の4つをランダムに決められた順番で体験していきます。 参加人数 2人 用意するもの 紙、ペン、トランプ一組 ゲームの準備 ① トランプ一組から絵柄を問わずA、2、3、4の4枚を取り出す(他の    カードは用いない)。参加者を仮に山田、佐藤の2名とし

    • 会話ゲーム「たとえ話」

      会話のなかに「たとえ」をたくさん入れていきます。「たとえ」を意識的に使う人が最初の1人からだんだん増えていき、最後はみんながたとえを駆使して会話をしている状態になる、普段と違った頭の使い方を楽しむゲームです。 参加人数 2人~ ゲームの進行 ① ゲームを始めるにあたっての開始時の話題を参加者間で自由に決定する。会話ゲーム「五十音」を用いてもよい。 ② じゃんけん等で、「たとえ」を駆使し始める順番を決定する。(n人参加なら1~n番目まで) ③ まず参加者全員が会話を

      • 会話ゲーム「いち抜け」

         3人以上の参加者で会話をするなか、1人が会話に参加しない役「いち抜け」になります。発言しない「いち抜け」役が交代していき、その時々で会話する人の組み合わせが変化していくのを楽しむ「会話ゲーム」です。過去作「コシガヤ」を簡略化したヴァリエーション・ゲームになっています。 参加人数 3人~ 用意するもの 「いち抜け」役を表す目印になるもの1個(例:コイン、トランプカード、コップなど。自由に移動できて他と区別できるものならなんでもよい) ゲームの進行 ① 会話の開始時

        • 会話ゲーム「時制さいころ」

          順番にさいころを振り、出た目に順って自分の過去、未来、現在について語るゲームです。 用意するもの さいころ1個 進行 ① じゃんけん等でスタートプレイヤーを決定する。スタートプレイヤーはさいころを振り、出た目に従って自分のことについて語る。(語っているあいだ、他の参加者の発言も自由)  さいころの目はそれぞれ、 1・・・直近の過去 2・・・少し前の過去 3・・・直近の未来 4・・・少し先の未来 5・・・現在 6・・・なかったこと に対応する。  1・3・5について

        コシガヤDUO

          会話ゲーム「一人語り」

           参加者が一人ずつ順番に、決められたテーマについて一人語りをしていくゲームです。一人が話しているあいだ、他の参加者は聴き役に徹しますが、途中一回だけ全員が自由に話せるパートがあります。 参加人数  2人以上 用意するもの トランプ一組、時間を測れるもの(時計かストップウォッチなど) 手順 ① 今回のゲーム全体のテーマ(話のお題)を参加者間で話しあって自由に決める。お題はどんなものでもよいが、参加者全員が共通して語れるような物事が望ましい。 ② トランプ一組から参

          会話ゲーム「一人語り」

          会話ゲーム「五十音」

           ランダムに選ばれたひらがな一音から始まるキーワードを考え、その話題について自由に会話するゲームです。 用意するもの 紙とペン、乱数生成アプリ(Randomizerなど)もしくはトランプ一組 参加人数 2人以上 ゲームの準備 ① 紙にひらがな五十音表を書き出す。「を」「ん」「ゐ」「ゑ」は抜かした44音のみを用いる。「あ」から始め、すべての音に1から順に番号を振る。(画像参照) ② 1から44までの数をランダムに出すことのできるツールを用意する。(スマホアプリなら

          会話ゲーム「五十音」

          会話ゲーム「ずれる/つづく」

          「ずれる」「つづく」と表裏に書かれたカードをひっくり返すたびに「同じ話題がつづく」「話題がどんどんずれつづける」と会話のモードが切り替わり、思わぬ展開が体験できる会話ゲームです。木下和重氏が提唱する音楽思想/実践「セグメンツ」に影響を受けています。 参加人数 2人以上 ゲームの準備 ① 適当なサイズの紙1枚の表裏に「ずれる」、「つづく」と記したものを用意する(下写真)。ひっくり返しやすい紙質の厚紙が適する。 ② 参加者の座るテーブルなどの中央に「つづく」の面を表にし

          会話ゲーム「ずれる/つづく」

          会話・即興演奏ゲーム「コシガヤ」

           初対面の人や、親しい人との日常会話の補助ツールとして役立つ会話ゲームです。また集団での即興音楽演奏において、演奏全体の進行表を作ることにも使えます。  実験音楽家の木下和重氏の音楽思想/実践「セグメンツ」からの影響のもと、高校数学で学ばれる「組み合わせ」の考え方を用いてつくりました。会話/演奏者の組み合わせを次々と入れ替えていくゲームで、同じ組み合わせが二度と現れず、次々と会話/演奏の状態が変化していくところが聴きどころです。 用意するもの トランプカード一組、または乱

          会話・即興演奏ゲーム「コシガヤ」

          会話ゲーム「ニノミヤ」

           初対面の人や、親しい人との日常会話の補助ツールとして役立つ会話ゲームです。実験音楽家の木下和重氏の音楽思想/実践「セグメンツ」、20世紀末から21世紀初頭にかけてヨーロッパ(主にドイツ)から世界中に広まったアナログ・ゲームのムーヴメントに影響を受けて作りました。  カードのスート(絵柄)に4つの話題を当てはめ、出たカードに応じて話し手と話題が次々と入れ替わっていくゲームです。 用意するもの トランプカード一組、紙とペン 参加人数 2~13人 ルール ① トランプ

          会話ゲーム「ニノミヤ」