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大学授業一歩前(第15講)

今回は私達の一歩先を行く大学の先輩(言語学を学んでらっしゃる)の講義です!!先輩からの講義是非ご一読あれ!記念すべき第15講の開講です!!

プロフィール

Q:ご自身のプロフィールを教えてください。

A:坂本瑞生(twitterでは「もっち」や「もとみず」) 東北大学文学部4年 専攻は英語学・理論言語学

オススメの過ごし方

Q:現状時間が多くある大学生におすすめの過ごし方をどのように考えますか?

A:ひたすらに「尖る」ことが良いと思います。自分が興味を持っていることにトコトン取り組み、1つでも武器を作ること。そうして培った「自分らしさ」が、自信になり、また周囲からの信頼にもつながると思います。 もちろん、自分と違う「尖り方」をした人へのリスペクトを持つことも大切です。

必須の能力

Q:大学生に必須の能力をどのように考えますか?

A: 学ぶことへの真摯な姿勢、最低限のマナー、そしてほんの少しの図々しさ。 特に、人と一緒に学んだり、先生や先輩に教えを乞うことが大学の学びの醍醐味だと思いますが、そのために必要なのはこの3つの素質だと思います。

学ぶ意義

Q:坂本さんにとっての学ぶ意義は何ですか?

A:自分らしく在ること、そのための手段だと思います。学びの中で、自分の知らない世界や新しいまなざしを知るたびに、そこから逆照射される「自分の眼差し」や「自分らしさ」に気づかされます。

オススメの一冊

Q:今だからこそ読んでほしい一冊を教えてください。

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A:野家啓一『科学哲学への招待』(ちくま学芸文庫)をお勧めします。 大学では、専門知識と共に、その専門知を扱う際の「お作法」も学びます。このお作法は、方法論や論理的思考法、などと言い換えても良いかもしれません。 こうした「お作法」をメタ認知・言語化する手掛かりを与えてくれる本です。文理を問わず、すべての大学生にお勧めします。
また、ジェームズ・W・ヤング『アイデアのつくり方』もお勧めです。幅広い知(≒一般教養)を身に着けることの意義を教えてくれる1冊です。一枚目の画像はジェームズ・W・ヤング 今井 茂雄訳『アイデアのつくり方』(CCCメディアハウス)

メッセージ

Q:後輩へのメッセージをお願いします。

A:新型コロナウイルスの自粛期間が続き、大学もオンライン授業が中心になる中、誰もが多かれ少なかれ「人とのつながり」の大切さや役割、意義を感じていると思います。 オンライン授業を受ける中で「1人でも学べること」と「1人では学べないこと」の境界がより鮮明になってきている、と言えるかもしれません。 そんな中だからこそ、改めて「人とつながる・人と学ぶ」ことの意義、そのためのお作法というものを考えてみると良いのではないかと思います。

おわりに

今回は東北大学で言語について学んでらっしゃる坂本瑞生さんにご協力していただきました。お忙しい中ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

学ぶ時のお作法を重要さを、改めて私自身も考える機会になりました。やはりモノを考える一定のルールがあり、それを知ることでより深く考察が出来るのではないでしょうか?キャンパスでの学びがなかなか始まらない中、今は学び方の習得に努めるのも良いと思います。次回は7月1日です!!次回もお楽しみにあれ!!




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