【「やさしい株式投資」読書本共有】12/13

【情報源はこう使え】(第8章)

★日経新聞の読み方

①1面・総合面

日経新聞は、つねに経済的な

重要度を念頭にニュースを取捨選択している。

その特色が最もはっきりと表れるのが1面。

◆政府の経済政策

◆日銀の金融政策

◆重要な経済統計の発表

◆有力企業のM&A(合併・買収)や大型投資案件

などが記載されている。

国内外の金融・株式市場に大きな変動があったり、相場水準が重要な節目に差し掛かったりした場合も、1面で報じられる。

1面に収まりきらない重要なニュースや、1面で報じられたニュースを深掘りする記事、ニュースの裏側を描くドキュメントなどは、

2面と3面に記載されている。

この見開き2面を、「総合面」と呼んでいる。

総合面は広いスペースを活用し、

◆図表やグラフ

◆イラスト

などを積極的に使って、ニュースの内容や背景がわかりやすく伝わるよう、工夫している。


②投資情報面

投資家の視点から会社を見て報じるのが、

朝刊の投資情報面である。

日本経済新聞の担当記者が独自の取材で探り当てた注目企業の業績を先取りするニュースのほか、

◆会社が公表した決算の分析

◆個別企業の株価変動の背景を探るコラム

など、役立つ記事が多い。

また、投資の基礎情報となる、決算や財務に関する詳細な数値データもこの面に記載されている。

※主要企業の決算発表が集中する時期には、

「決算深読み」という深掘りの記事を掲載。

話題の会社の決算から、

◆業績変化の背景

◆同業他社との比較

◆経営陣が重視している取り組み

◆翌日の株価の反応

◆市場関係者の見方

などを深く分析するものである。


※日々の株価変動から、新しい会社の動きや課題を切り取って見せるコラムが「アングル」である。

視点を株式市場に置き、

◆株価の騰落の背景

◆会社の経営方針と投資家の期待のギャップ

◆今後の課題

などを読み解く。


※投資情報面最大の看板コラムは、「会社研究」である。

担当記者が斬新なエピソードで会社の実情を紹介しながら、高度な分析と豊富なデータで課題を浮き彫りにしていく。

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