ポエム書きたいけど知識なさすぎるからポエムジェネレーターに作ってもらった話

ポエム能力０のよしいたけです。

人生の９割９分、ポエムについて考えたことないし、なんならポエムって単語を読むだけで「あーなんかポエムしたな」って気持ちが湧いてくる程にはポエムに対する満足度の水準が低めな人生を歩んできました。

でも、Twitterでたまに見かけるエモーショナルにさせてくる文章や自分の生い立ちをおもしろくもあり感動も交えて綴っている人たちをみると正直「なんかカッコ良い」「自分もこういうの、さらっと書いてみたい」と憧れてしまう自分も確かにそこにあります。

でもそういう人たちの文章っておそらく、普段からポエムする体質というか、昔から呼吸するかのようにポエムを積み重ねてきたからきっと面白いのでしょう。

例えば、中学生の頃から自然体でポエムしている人がいて、その人が今３０歳だったなら、ポエム歴は１４、５年となっているし、中学の頃からダンス習ってますプログラミングやってますって人に生半可では勝てないのと同じようにポエム力では到底、勝ち目はないと思います。僕は知識０です。

自分で勝負するべきではない

そこで僕は考えました。「自分の力で勝負するのはよくない」、と。負ける勝負をやっても自信に傷がつくだけだし何もそこからは産まれないと。

一説によるとあの宮本武蔵が負け知らずであったことも負ける勝負を選ばなかったからだったとか。つまり僕の場合においていうと、負けない状態にするためには経験値の足りない分を補えるだけの圧倒的なアドバンテージが必要だということです。

剣道部のチャンプに竹刀で挑むのではなく、戦闘用ドローンを持ち込む。つまりはそういうことです。

そしてなんなら圧倒的に楽したい。楽して強いポエムを繰り出したい。

きっとここでポエム力の高い人ならこういうでしょう。「ポエムは優劣を競うものではないよ」と。しかしそれこそが最大の罠。

本当にポエムは優劣を競うものではないのか

「ポエムは優劣を競うものではないよ」という言葉、一見、自分の個性を大切にしようという寛容な姿勢を感じられるし、目に見えないセンスは点数を決してつけられるものではないと思えてきて心理的な敷居が下がります。

しかしポエム能力０だったらどうでしょうか。箸の持ち方も分からない外国人が日本語で哲学を語って何か新しい解釈を生み出したりしますか？いいえ、それは難しいです。

そう、一見は寛大な姿勢と見せかけて玄人は相手を油断させる。もしもその言葉を信じてポエム能力０マンが自由奔放に作品を生み出してしまったなら最後、真の黒歴史を生み出してしまい「そのような表現もありかもしれない」と当たり障りのない優しさで真綿で首を締められるかのようなレビューと共に一瞥されて終わりです。

盛大に滑っているのであればむしろ星飛雄馬のお父さんのごとくちゃぶ台をひっくり返された方がまだマシ。それとない優しさが一番人を傷つけるのです。

イジメの最大級は無視だという人もいます。ではポエムにおける屈辱の最大級は優しさ。確かにダイレクトで優劣を競うことはなくとも競い合いを超えた優しさという名の目に見えない牙でジワジワと食うか食い殺されるか。それがポエム能力０から見たポエムという世界なのです。

発見した我らポエム能力０の救世主

そこで僕は見つけました。「Poem Generator」なるものを。「Poem Generator」とは中で何がどうなってそうなっているのか全く分からないけれど、とりあえず最新技術を詰め込み大量のデータを分析した結果、数秒でポエムを練り出すことのできるようになっている(と思われる)ポエム自動生成サービスのことです。

ここで「いつまで自分の脳みそでシンキングしているの？」と僕は煽りたいです。ポエムのデータ分析には大量の温故知新が詰まっているはずです。過去のデータとは故人の知恵であり、知恵を集合させる自動生成は知恵の実そのもの。

これらをあえて利用するということは、故人に感謝するという意味もこもってるだろうし偉人の大量のデータ、つまり知恵を未来へ生かす。その上で足りないものを自分の脳みそでシンキングするというのは理想の今と昔をリスペクトした行為と言えそうです。

「Poem Generator」だってその過去と現在のコラボするためのテクノロジーだし、小泉進次郎のいうセクシーもここの文脈で使うべき単語ではないでしょうか。「ポエムはポエム能力０でも楽しく、かっこよく、そしてセクシーでもあるべきだ」

勝利への道

さっそくポエムの現代兵器とも呼べそうな、「Poem Generator」を楽しく、かっこよく、そしてセクシーに使っていきましょう。

様々なテーマの中から選びます。

これは言うまでもないですね😅Love Poemを"かっこよく"選びます。

ここからは分かりにくいのでGoogle翻訳で日本語にしました。

「数秒で愛の詩を生成する」ポエム界の与○翼さんがいたら言いそうな台詞ではないでしょうか。

次に連想する単語を入力していきます。

ここでは、"楽しく"を重視して考え込まずに思いついたまま入力していきます。"セクシー"という単語もいれておきました。あとは下の方にあるボタンをクリックします。

するとできました。ものの数秒、ビックリするほどの早さです。これでクオリティが高かったらセクシーを超える気がする。

Google翻訳で日本語訳にしてみましょう。

私の愛の胸のために
匿名による愛の詩
バラは赤です、
スミレは青です、
来るのは愛です
あなたもそうです。

蘭は白く、
ゴーストはまれです
ビー玉は光沢があり、
そしてあなたの髪もそうです。

マグノリアが成長し、
卵のような芽で、
ジュースは大根、
足もそうです。

ひまわりが届き、
空まで、
あなたの笑顔はセクシーです
そしてあなたの目もそうです。

生垣のジギタリス、
農場を囲み、
部品は柔らかく、
そしてあなたの腕もそうです。

ヒナギクはきれいですが、
ダフィーにはスタイルがあり、
詩はエロい
そしてあなたの笑顔もそうです。

胸が美しい
あなたのように。

お、、終わった。デリカシーのないオッサンが人工知能化したらきっとこのようなポエムをランダムに語って口説いてくるのではないでしょうか。

ジュースは大根、
足もそうです

ここは、ポエムではなく"失礼な印象を与えつつもただの意味のない言葉の塊"となってしまってる。

あなたの笑顔はセクシーです
そしてあなたの目もそうです。

あれ、ポエムってこんな直接的な表現を使うものだったっけ。ポエム能力０の僕ですら疑問に思うレベル。

部品は柔らかく、
そしてあなたの腕もそうです。

人の身体を部品に例えるのは良くない。

詩はエロい
そしてあなたの笑顔もそうです。

きっと、エロ漫画でしかポエムを読んだことがないのかな、と思えるほど語彙が足りてない印象だし下心しか感じられない。

胸が美しい
あなたのように。

胸があってその後に相手を例えるのって相手をエロ目線でしか見ていないようで失礼でしかない。それとも「胸」がこの世の主体の世界線にいる人の話なのでしょうか？「胸」が最初にあってあなたがある。

結論：ポエムジェネレーターを使うと人工知能化したオッサンみたいなポエムになってしまってこれではポエマーに勝てない

さよならポエムジェネレーター。