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石原夏織さんの単独ライブに初めて行ってきた話

2月24日(祝)中野サンプラザホールにて開催された石原夏織さんのライブに行った帰り偶然お会いしたフォロワーさんと飯を食ってる途中でスマホの電池が切れて家帰って力尽きて寝て起きてからの三日間久しぶりに本気で仕事に追い込まれるなどして残りライフ2で息も絶え絶えながらなんとか喫茶店で甘めの飲み物を注文し一息つきながらnoteを書き始めた私です。

いやーほんと、疲れた。

何が疲れたって冒頭の通りこの三日間結構必死に仕事してたんですが、その間ずーーーーっと石原夏織さんライブの感想が浮かんでは消え浮かんでは消え、只でさえ足りない脳味噌を当社比2倍でフル回転し続けて頭爆発するかと思いました。今日も会社出た直後は力尽きて帰宅する気マンマンだったのですが気づけばここにおりまして、この状態じゃいよいよあと一日は持たねえぞってな感じで体がライブの感想を書けと轟き叫んでおりますのでもうとにかく一回書いてスッキリしようという趣旨でございます。お時間ある方はお付き合い頂けると嬉しいです。

石原夏織さんのライブは去年のアニサマで初めて見ましたが単独でガッツリ見るのは初めてで、夏織さんは私が昨年本格的に声優楽曲を聞き始めて一番ハマったアーティストだったので遂にこの日を迎えられたことが何よりも嬉しかった。嬉しかったライブが終わって、フォロワーさんと飯屋を探しながらポツポツ喋ってたんですが、いや本当に良いライブで、良いライブって(僕にとって)普通は興奮が覚めなかったり、もう圧倒されて放心状態になったり、想像を越えた景色に脳内が考察や感想で支配されたりまあ大体何かしらの状態異常になるんですが今回はそういうのがもう全然無くて、めちゃめちゃスッキリしてるんだけどそれ以上の感じが無くて、言葉もなくてっていう不思議な状態に陥ってました。あまりにライブが良すぎて語彙力がどっかいったのかなとも思いましたが飯食いながらそこそこ喋った気もするし、なんだろう…なんだろうこの感じ…という所で頭の中ぐるぐる回ってたこの数日間、ようやくこの感じが何なのかちょっと説明出来るかなあというのが今の状況です。

話が変わって恐縮なのですが、私は30代半ばのおっさんでかつ人見知りでそれなりにコミュ障で酒飲みで高まり知覚過敏ですぐカラオケのソファで転がったりする人間なのですが、そんな私にも数少ない友人がおりまして、それもおよそ30年来の付き合いになる大親友と言っても差し支えない男で、そいつとは年は同じでも全く違う人生を歩んで来たのですが少なくとも年一回は飲みに行き、近年はたまたま勤務地が少し近くになったりしてちょくちょく会っては話して腹抱えて笑って毎回神回だったなんじゃまたなって言って別れるんですけど、今回のライブ後の感覚って多分それに近いんじゃないかなあと思いました。

「アップテンポだけど優しい、じんわり元気の出る曲です。隣にかおりさんがいて話を聞いてくれてるような、元気になる言葉を探してそっと語りかけてくれてるような不思議な感覚。無責任に前向き過ぎない、でもしっかり前を向こうと思える歌詞をかおりさんが見事に歌ってます!石原夏織/Sunny Ray Beam!!」

これは私が昨年初めてSunny Ray Beam!!を聞いたときのツイートなんですが、今回のライブの感想の一つがまさにこれだなと思いました。私は音楽素人なので声優さんの楽曲がどのような過程で作られるのか知りません。でも、夏織さんの曲って当然色んな人が作ってるんだけど、どの曲にも夏織さんが確かにいるなってずっと思ってて、それは今回のライブが進むなかでどんどん確信に変わっていって、披露される一曲一曲を通じて夏織さんが「こんなことがあったよ、あんなことがあったよ」って私に語りかけてくれて、私もそれに応えるように色んなことを思い出して、久しぶりに会った親友との会話みたいな二時間半だったなと今になって思いました。その中でempathy→雨模様リグレットの演出を織り混ぜることで初めて感じる曲のイメージとか、生で聞くTaste of Marmaladeからビンビンに感じた新たな可能性とか、石原夏織の代名詞とも言えるダンス曲2曲の後にぶち込んできたTEMPESTの強さとか今まで私の中に無かった夏織さんがいたりして、ああ私ももっと頑張りたいな、次会うときはもっと違う話がしたいなって思って、音楽を聞くだけでこんな気持ちにさせてくれる石原夏織は本当に凄いアーティストだなって感じました。

一回目のFace to Faceで本編が終わり、アンコールに迎えられた夏織さんが感謝を述べたあとに始まったのは虹のソルフェージュでした。私はこの虹のソルフェージュが大好きで大好きで、この瞬間をあの会場で誰よりも待ちわびてた自信があってでもやるとしたらライブ中盤の転換辺りだと思ってたし、アンコールは♮ Melodyだって聞いてたし虹のソルフェージュ無しでも十二分に良いライブだしもう全然納得してたんですけど、夏織さんの口から虹のソルフェージュという言葉が出た瞬間めっちゃデカイ声出ました。そんで泣きました。すっげえ泣きました。

「強く握ったままの手じゃ きっと掴めなかった世界
そっと開けた その手の中 可能性ずっとプリズム」

うろ覚えで恐縮なんですが、歌を歌い始めた頃応援してくれる人が10人位で、そこから少しずつ応援してくれる人が増えて、今日はこんなに沢山の人が来てくれて…みたいなことをアンコール前のMCで言ってたんですが、きっと拳を握って、歯を食いしばって涙を堪えた時とか、もうダメかもと諦めかけた時とか、私のような一般人が想像もできないほど厳しいであろうショービジネスの世界で嫌ってほど色んなことがあったと思うんですけど、何かのきっかけでその手をほどいたら新たな可能性が開けて、ふいに溢れだした涙はもうきっと宙に溶けたんだんなぁとか想像したらもう前は見えないしマスクはぐちゃぐちゃだしどうしようもなくなっちゃいました。

「悲しいことも 悔しいことも 光差すまで 全部全部 歌おう」

みんなが辛いなあとか、悔しいなあとか、そんな時側に寄り添えるアーティストでありたいみたいなことも夏織さんは言ってたんですが、私は「アーティストでありたい」と言ってくれたことが本当に嬉しくて、夏織さんはこれからも私たちに寄り添って歌ってくれるんだってことを約束してくれたんだと、約束の曲として虹のソルフェージュを選んだんだと勝手に解釈しました。異論は認めます、でも僕はあの日の夏織さんとの会話でそう思って、また会いに行くって約束したからそれでいいと思うし、きっとあの会場にいた皆さん一人一人がそれぞれの気持ちの中で「また会おうね」って約束をしたと思うから、多分これでいいんだと思うんです。

書いても書いてもやっぱりまとまらないしこっから♮ Melodyとか二回目のFace to Faceのこととか書き始めると余裕で明日になるし喫茶店は追い出されたし、でももう本当書きたいこと多すぎてこの思い全く止められそうにないんですが、とりあえず今日はここまでにします。続きはまたどこかで、叶うならあの日の中野や大阪愛知に行かれてた皆さんと感想を語り合いたいなと思います。

全く纏まりのない文章で申し訳ありませんでした。
ここまで読んでくださった方(いれば)本当にありがとうございました!!!

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