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私のFrozenⅡ⑤|第五精霊とは

ここでいよいよ私のめんどくさい「オタクらしさ」が発揮されていきます。

エルサはノーサンドラの女性ハニーマレンから刺繍に描かれた意味を教わり、4つの精霊をつなぐ存在である第五精霊の存在を知ります。

ここで夜は北にいるはずの大地の精霊が現れます。
別に何か悪さをするわけではないのですが、イエレナの口ぶりから“異常なこと”のようです。
風、火、大地と精霊たちが終始自ら現れることから“エルサの存在”に惹きつけられているのではないでしょうか。

第五精霊とはなにか

ハニーマレンの話ぶりから、第五の精霊が今回の冒険には重要な要素であることは明らかです。では、風・火・大地・水と続いた精霊の5番目は一体どの要素をもつのか…。
ここからは物語をなぞっていた時系列を忘れて考えてみます。

第五精霊は4つの精霊を結ぶ存在だという説明があり、エルサがそこに位置する描写から、純粋にみると「氷」の精霊なのでしょう。
ですが、そもそも4つの精霊が司っているのは四大元素なので氷という要素に違和感を覚えたりもします。
「5番目」と言われると東洋の「五行」になり「金」が繋がりやすい…が、舞台は北欧作ってる人たちも西洋なのでここは五行は関係なさそう。

四大元素に注目を戻すと、古代ギリシャの哲学者エンペドクレスの説によれば4つの元素は運動性能を持ち合わせており、その方向性を規定する原理として「愛と憎しみ」(おそらく「ポジティブとネガティヴ/陽と陰」)が作用していると語っているらしい(by Wikipedia)
エルサは1の終盤
「愛…そうよ!愛よ!」
と恐怖心から暴走した自身の魔法を制御するのは愛だとしています。
恐怖心も、愛も彼女の魔法を動かす方向を司っているとするならばまさに魔法のコントロールはポジティヴとネガティヴのエネルギーが決めていると言えます。

また、エルサがアートハランの氷の奥で出会った声の正体は「イドゥナ(母)」で、かつアートハランそのものが第五精霊の母体だとするならば「母なる川」という表現と一致。
エルサの目には「母イコール…」でイドゥナの姿で映っていたが「母」という概念だとするならば「無条件の愛」の代表格が「母の愛」なので繋がりやすい。
そこから推察すると、
第五精霊は「愛」「母」という命のエネルギーそのものを動かす概念なのかなと解釈しています。

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