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洗剤を使わなくても皿はピカピカになる

前回、シャンプーを使うのをやめて一年以上が経過した話を書きましたが、実は同時期に食器洗い洗剤を使うのもやめていました。 

2018年の秋は、クラウドファンディングにはじまり、いろんな新しいことをやった時期だったけど、今思えばそれは、幼少期からの「なんで?」を解決する旅の始まりだったなと思います。 

さて、食器洗い用合成洗剤をなぜやめたかについて。 

まず最初の理由は、家中にあった日本ブランドの洗剤を使い尽くしてしまい、買い物に行くまでの間、匂いがキライだから使ってなかったこの写真の洗剤、froschをしぶしぶ使い始めたわだけども… 

死ぬほど臭いんだわ。 

この匂いが好きな人もいるだろうけど、私にとっては「あかん、無理!」な匂いでしかないねん。 

で、いよいよイヤになって、どうしようかと考えていたところで、「洗剤って、使う必要あるんか?そもそも」という疑問が、風呂の中で発するおならのごとくプクプクと上がって来た訳ですよ。 

そこでさっそく調べました。普段、食べている油脂類の融点を片っ端から。 

すると、オリーブ オイル、豚や鶏の脂など、人間が食べる脂の中で、牛脂の融点が最も高く、48度だということが判明しました。 

48度。ギリギリ手で触っても耐えられる温度やん。

ということで、試しに設定温度50度のお湯で皿洗いをやってみました。すると、タッパーなどのプラスチック製の保存容器を除いて、すべての汚れが簡単に落ちる!

もうお分かりかと思いますが、結論として、食器洗い用合成洗剤は皿洗いに基本的には不要ということ。それどころか、洗剤を使わなければまったく手が荒れなくなり、これまで冬は手放せなかったハンドクリームを、それ以降一切使わずに済むようになりました。 

そんな折、プラゴミの研究をしている同級生から、「とれるNo.1」という米糠と微生物でできた洗剤(厳密には洗剤じゃないけど、洗剤として使うのでこう呼びます)の存在を教わり、一瞬で好奇心の針が振り切れたので購入。 

するとこの洗剤、素晴らしくて、悩みだったプラスチック製の容器に付着した脂が、キュッキュッと言うレベルまで落ちる!しかもこれで洗えば微生物がヘドロを食べるらしく、流した後も環境に良い効果があるらしい。 

さらに、この洗剤を使うとますます手が荒れないどころか、一時的に別の洗剤を使って荒れた手が治るくらい、調子が良いんですよ。しかもデカい袋をひとつ買うと、なんと丸一年以上も保ちました。材料は米糠と微生物なので、野菜とか洗う時にかかっても、食べても人畜無害。 

以来、もはや従来の合成洗剤はどれも気持ち悪くて使えなくなりました。泡が飛び散ったりするのも、匂いもイヤで。 

そこであらためて考えてみれば、シャンプー同様に食器洗い用の合成洗剤も昔はなかった訳だから、「じゃあなんで今必要なん?」って思うのは至極自然なこと。にもかかわらず、環境にも悪いし、手にも悪いし、使っても何もいいことないのに、なぜか合成洗剤で皿洗いをするのが当然になっていますよね。なんで?どう考えてもおかしな話じゃないですか。この、合成洗剤が世界中の台所に当然のごとく鎮座ましましている状況が、モーレツなマーケティングのなせる技かと思うと、腹が立ってくるね。 

なぜこんなに環境問題が取り沙汰されても人の消費行動が変わらないのか、まったく理解できないけど、「騙されてたまるか!」っという視点で世界を見れば、まだまだやめられる事はあるでしょう。これからもそれを模索して行こうと思います。

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