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アカデミックの世界からユニラボへ

ユニラボの魅力を人の面から探る公式連載、「ユニラボメンバー紹介」。今回は、サービス開発部の下村さんの自己紹介です。

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こんにちは、サービス開発部の下村です。本記事では私がユニラボに入社した経緯を中心に紹介したいと思います。

私は大学で博士を取得し、さらに5年間大学でポスドクとして日本とインドネシアの共同研究プロジェクトに従事し、その後、SESでユニラボに参画し、そのまま社員として入社、という一風変わった経歴を持ちます。

なぜアカデミックからスタートアップに転職したのか、そこではどんなことを行い感じているか、その辺をここに書き記したいと思います。以下のような方々の参考になればと思います。

・ユニラボってどんな会社?
・スタートアップってどんな感じ?
・研究職からスタートアップってどうなの?
・分野に限らず探究が好きでビジネスにも興味がある!

前職はアカデミックの世界

私はユニラボに来る以前は京都大学防災研究所の特定研究員でした。ずっとアカデミックの世界にいたので、初めて民間企業へ就職したことになります。

学部(工学部)後半から流体力学の研究にハマり、名古屋大学の大学院に進むことにしました。特に数値シミュレーションで現象を再現したり、理論と観測の関係について理解を深めることが楽しくて仕方がありませんでした。

一方でその他のことは抜けており、よく調べもせずに大学院の研究室を選んでしまい、数値シミュレーションのノウハウの全く無い研究室に入ってしまいました。当時は至って前向きで、自身でそこそこのPCを買って数値計算を独学で学び、研究に励んでいました。

隣の研究室で物質循環や気象分野の数値シミュレーションをしていた助教の方がいたのですが、面白いと思ってくれたようで色々と助言をくれたり、ワークステーションや機材など環境を提供してくれました。

ネットワークやサーバーといった研究に必要な知識や研究資金の獲得方法、研究室の運営など研究者として必要なことは全てその方から学びました。

最終的に数値シミュレーションを駆使して小型水力発電、太陽光発電、リチウムイオン蓄電池で構成される電力システムの解析や実用性について研究を行い博士(環境学)を取得しました。

大学院の途中から助教の方からの紹介で良いお話を頂き、日本とインドネシアの国際共同研究プロジェクトに研究員として従事することとなりました。

テーマは「火山噴出物の放出に伴う災害の軽減に関する総合的研究」というもので、私の役割は数値シミュレーションと観測を統合して災害に関する意思決定を支援するプラットフォームを構築し社会実装を目指す、というものでした。博士課程中でしたが名古屋大学から筑波大学に研究員として就職(?)しました。

インドネシアや台湾などを駆け回り、噴火の規模はどの程度か、火山噴火に伴う火山灰がどのように広がるか、高温の噴出物が斜面を流れる現象や火山周辺に雨が降り発生する土石流や斜面崩壊がどこにどのように到達するか、といったことを解析したり準リアルタイムで予測できるプロトタイプシステムを構築し、インドネシアの機関に実装することができました。

このプロジェクトの後半は京都大学防災研究所の桜島火山観測所の所属となり、鹿児島市街から毎日フェリーで桜島の観測所に通ってシステム構築や研究を行い、合間を縫ってインドネシアに渡航し実装や教育を支援する、という貴重な体験をしました。このプロジェクトに参加できたことはとても光栄で、研究者として飛躍的に成長できたと思います。

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これらの経験は、ユニラボで担当しているクラウドインフラや情シスの領域で大いに活かされています。研究プロジェクトで培った具体と抽象を行き来して対象を分析する力、対象を構造化して相互の関連を明らかにする力、難しい課題に粘り強く取り組む力、といったものはユニラボのあらゆる実務で広く役立っています。

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転職を考えるきっかけ

現職を決断した経緯にはややネガティブな話題が含まれますが、正直に書きたいと思います。

あくまで個人の所感ですが、研究プロジェクトはとてもやりがいある課題である一方で、多忙を極め、薄給、さらに社会実装がゴールであったことから後半になるほど自身の原動力である探究心の行き場がない状態で中々辛いものでした。

また、アカデミック世界のパーマネントポストはとても厳しい競争が待ち受け、その先でも封建的なコミュニティで生きて行かなければならない現実があり、限界を感じました。

自分が本当に求めていたのは探究であって、アカデミックな研究とはイコールでは無いのかもしれないと当時思いました(ユニラボで仕事をするうちにまた違った見方ができるようになりました)。

良いお話も頂いていましたが、あるとき自分で起業するのはどうだろうか、と思いその方向にいくことを決めました。自分にとって未知の領域に進む意思を固めると俄然やる気が出ました。

会社の作り方やどうやって事業を立ち上げ収益化していくか、何が足りなくてどうやって補うか、少しずつ調べるようになりました。

結果として、餅は餅屋ということで、東京に戻り勢いのあるスタートアップで働いてみることにしました。

とはいえ、世代としては就職氷河期の影響を受け、「使えない博士」や「高学歴ワーキングプア」の恐怖を周囲から叩き込まれたこともあり、自分の強みがなんであるのか、それが企業からはどう評価されるのか、とても不安でした。

そこで、当時(今も)大々的に広告を打っているエンジニアの案件を紹介する大手エージェントサービスを利用し、研究キャリアのことは一旦忘れてエンジニアとしてスタートアップに参画しようと考えました。

東京に来てすぐに開業届けを出してエージェントサービスに登録し、渋谷の高層タワーの大きなフロアに赴きその場でエージェントさんに紹介してもらったリストの中でこれだ!と思った企業にアシスタントエンジニアとして面接を申し込みました。偶然にもそれがユニラボでした。

ユニラボへの参画

ユニラボのことは栗山さんのブログや社員の方の紹介記事、アイミツというサイトを見てまわり知っていきました。

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明るく活発な雰囲気で、事業に真剣に取組み、自分たちはこうしたい/する/した、という考えと結果が明快でスタートアップすごいな、という印象を受けました。

面接で訪れた際、ブログで見た社内を実際に見て驚きました。オフィスには人工芝が敷かれ、三角のテントがあり、会社のロゴ付きの卓球台がありました。そしてリラックスした空間の中で若い方がホワイトボードを前にああだこうだと活発に議論する光景にとても驚いたことをよく覚えています。仕事柄色々な国やキャンパス、企業に訪れる機会はありましたが、そこは自分が全く知らない世界で「え、すご」と声がでました。

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人生で初めてとなる民間企業の面接となりました。CTOの菅原さんと、当時スクラムマスターを担当していた方に面接していただきました。珍しい経歴だったので少し驚かれたのですが、ネットワークやサーバー、データベースの基礎的な知識があったことで無事に参画できることとなりました。東京に来て3週間後にはユニラボで働きはじめるというスピード感にITやエンジニアという世界はこんなにも活発なのかと驚くばかりでした。

余談ですが、この面接は当時ユニラボで中心的存在だった総務のカドマイさん(現:Payme)が書類選考で私の経歴とスキルシートをみてたまたま面白そうだと思ったことで実現したものでした。ほぼ未経験の研究員でも面接しようと思い採用してしまうというのも凄い話です。このような幸運と巡り合わせを経て、私は今ユニラボにいます。

正社員になるきっかけ

SESとしてユニラボに参画し、業務をこなしていきました。

これまで知らなかった便利で効率的なツールが多く活用されており、キャッチアップし、貢献できる日々は充実したものでした。活発な議論、素早い企画と開発、目まぐるしく変化する環境、などなど新鮮なものばかりでした。

私が参画した2019年4月から数ヶ月で人数も倍近くになりました。業務以外の日は相変わらず研究を進めたり、その事業化を考えていました。一方で、決定的に足りないものも浮き彫りになりました。

それは事業戦略や意思決定の部分でした。この部分はSESでは担えない領域であり、真に面白く、各社が探究し競い合うコアなものだと思っています。

そのようなことを考えている中、あるときの飲み会で背中を押してくれた方がいました。「正社員になれば良いじゃん」と。

そこから菅原さんに相談したり、当時の総務部(現HR部)で部長をしていた熊谷さんやエンジニアの梶山さん、COOの柴田さんと面談をさせて頂き、2020年1月から晴れて正社員になりました。

SESから正社員はありなのか、と思いましたが、エージェント側にもそのようなことが実現できる仕組みがあり、相談をしてから1ヶ月で正社員になることが決定しました。速い!

社員になってみて

まずは社員の方が見え難いところでどれだけチャレンジして苦労して結果を出しているか知ることができました。

説得力のあるビジョン、合理的なKPIに基づいた戦略、チャレンジングな施策、非連続な成長への探究、組織やチーム構成の工夫、などが展開されており感銘を受けました。ユニラボはこうしていく/こうした/こうできなかった、といった戦略や結果の最新形がハッキリと分かり、自身が考えるべきこと、実行すべきこと、やらない意思決定をすべきこと、も明確になりました。

私は上記を念頭に、サービスのコアインフラの構成改修プロジェクトのPMや、情報システムの保守運用改善、等の担当者となりました。

ユニラボの基盤を担うものとして、コロナ対応時の技術基盤の整備、オフィス移転でのインフラ設計や導入、インシデント対応体制(ユニラボCSIRT)のスモールスタートやIT資産を守る基盤の強化、などを行っています。

基盤の改善はその上に乗る会社や人、チームに影響を与えないように慣性力を考慮して動いていく必要があり難しく、重要な仕事を任せてもらっています。階層問わず多くの方々と協同し、光栄にも2020年2Qの準MVPに選出されました。


入社して半年が経ち、今ではシンプルにユニラボの一員として成長・発展していくことに夢中になっています。

ユニラボでこそできることがあり、ユニラボの中で探究を続けていくことが自身の当初からの目標に合致すると考えています。

ここではお客様の便利、それを担うユニラボ自身の成長に結びつくことはどんどんやれますし、そのためには知らないことへの探究と成長が必要になり、自身にとってもユニラボにとっても好循環が生まれています。

ユニラボのメンバーは常にお客様やチーム/組織にとっての好循環を作り出し、広げることを考え実行しており、学びや刺激に溢れています。

今後やりたいこと

まずは基盤を強く安定した状態に持っていくことが必要だと考えています。

アイミツというサービスをより便利にするために、ユニラボという企業体が飛躍的な成長を遂げるためには強い基盤を構築していくことは重要なミッションです。

基盤の強化をある程度までやり遂げたらより優秀な方にバトンタッチし、自身はR&Dチームの立ち上げに挑戦したいと考えています。ここは自身の根本的なモチベーションに密接な領域であり、(おそらく)得意とする分野だと思います。強力な好循環を生み出せる設計、計画、体制、運用など具体化し、実現したいと思います。

私の視点から記述したユニラボはどのように見えたでしょうか。少しでも興味が湧いたり、魅力を感じて貰えれば嬉しく思います。

ここで書いたような取組みに興味があったり、インフラに関わる業務やエンジニアリングが得意、興味関心がある、探究したい、といった方はぜひユニラボに来てください。一緒に仕事ができる日を楽しみにしております!


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株式会社ユニラボの”まっすぐ”な日々をお届けるコーポレートメディアです。私たちは「受発注を変革するインフラを創る」ため、アイミツというBtoBのマッチングサービスを開発しています。エンジニア、営業、コンシェルジュ、マーケティング、人事など、皆でユニラボの魅力をお伝えしていきます。

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