見出し画像

同じ会社から転職した2人のキャリア(後編)

皆さんこんにちは!

いつも私達のnoteを読んでくださりありがとうございます。

今回は先週公開した記事の後編になります。

まだ読んでない方はぜひ前編もご覧ください!前編も目からウロコの話が盛りだくさんです!

前編はこちら

それでは後編スタートです!!

===========


なぜ転職しようと思ったんですか?


鈴:じゃあ転職の先輩から...笑

嘉:2ヶ月しか変わらへんよ!笑

どうして転職しようと思ったかという話でいくと、もともと3年で辞めようと思っていて3年という一区切りで考えるキッカケがあったということですね。3年目の12月に「この3年間やりたいことやれたのか?」とか「得たいって言ってたものは得られたのか?」とか。

コロナ禍で実家に帰る時間がなかったので、その分、自分と深く向き合ったときに、「自分はもっと得たいものがある」という結論になりました。

あとはそれに付随することとして、ありがたいことに2年目あたりから、マネジメントとか企画とかを任せてもらってたんですけど、もっと現場に出てコミュニケーションを取りたいという思いで教師にすぐにならずに社会人になったという原体験からも、現場に出て経験を積みたいということで転職をする決断に至りました。

鈴:そもそも亮成とは全く過ごし方が違うね。

自分は、初めの半年間は亮成と同じ部署で同じことをしていました。半年後、自分だけ違う部署に行き、そこで社内のデータを整備したり、サポートするような、営業をバックアップする本部側の業務に携わりました。本部での仕事は、初め、作業ばっかりだったんですけど、途中から考える仕事をやらせてもらえるようにり、そこで、何かを企画する仕事の楽しさを感じたました。

しかし、3年経った段階で転職に対して2つの動機が生まれました。
1つ目は、自分自身の確固たる強みやスキルを身につけたいということ。
当時は、データを操作したり、システムを管理したり、営業サポート資料を作成したり幅広く仕事をしてました。その業務を日々こなしていく中で、自分はデータを扱いそこから新たな価値を生み出すことがしたくなりました。しかし、それはその時いる部署では難しいと感じ転職を考えました。


2つ目の動機は、より成長できる場所に行きたくなったということ。
自分は、再就職支援の部署に所属していたこともあり、年齢が高い人チームメンバーが多くいました。なので業務であるデータ分析等の業務は、自分もわからないことが多かったがそれ以上にわからない人が多く、全て自分で調べてわかったことを周りに還元し続けるということを2年間し続けていました。

その時、周りから帰ってくる刺激が全くない状況に気づき、自分このままここにいて、成長できるかということを疑問に思い始めました。そこで、せっかく体力がある若いうちに少し忙しくてもいいから、周りから刺激が帰ってくるところにいたいと感じ転職を決めました。この2つが僕を転職へと道いびいた動機です。


新卒と転職、考え方の軸は変わった?


鈴:転職活動のときは、自分にデータとにらめっこする上での専門性が欲しい。という点と、もう少し刺激が欲しい。という軸で就活してましたね。

就活していくと、データを扱う中にも枠組みがあって、例えばテクニックに近づくとエンジニア寄りだし、データに意味を見出そうとするとコンサルタントに近い領域になるし、データを扱うシステムになるとシステムエンジニアみたいになるので、そのバランスを考えたときに、今の会社という風に落ち着いたという感じでしたね。

嘉:ぶっちゃけ、年収でしたね。笑

ちゃんと年収を上げられるかどうかというのと、営業を人生で1回はやりたかったので、営業ができるところかどうかと、Uniculに入会したのもそうだけど教育要素は捨てきれなかったので教育に携わるかどうか。あとはそれに付随して今流行りのSaaS領域がいいなとか。(SaaS;Software as a Serviceの略。これまでパッケージ製品として売られていたものがインターネット経由で利用できるようになったもの)その辺りが僕にとっての軸だったかなと思います。

でもやっぱり年収は大事だったかなと思います。笑

鈴:年収は大事。笑

キャリアチェンジするときに、エンジニア側に寄せた選択にしようと思ってて亮成に相談したんだけど、それじゃ年収はどうしても下がってしまって。でも年収は下げない方がいいってアドバイスもらって、バランスのいい方を選んで結果的に年収も上がるというラッキーな転職でした。

嘉:最後まで悩んでたもんね。完全エンジニアでこれは未経験。もう1つは今までやってきたことの延長で、少し高次なこと。前者だと年収下がるけど業界的に今後需要伸びて年収追い越すんじゃないか、みたいな悩みだったね。僕は相談乗ったときに「本当にこれやりたいの?」みたいな感じでコンサルタントしたな。笑


キャリアコンサルタントになった今の自分が、もし昔の自分にコンサルティングするならどんなアドバイスをする?


嘉:うーん。挙げればキリがない気がするけど...笑 総じて今までの人生であんまり後悔しているところはないですね。キャリアをコンサルタントするなら、と言われたら特にない。新卒で教師にならなくてよかったと今は思いますし、転職して2ヶ月ですけど、転職してよかったと思っています。

Uniculと絡めるなら、中学校から高校の進学は親と先生にハメられたみたいなところがあるので、そこですかね...笑 結局その高校を選択したことで、教師になりたいみたいという夢を強く意識できたというのはありました。ただ、やっぱり「その選択正しかった?」というのは中学3年生の嘉村亮成に伝えてあげたいとは思いますね。

鈴:自分も後悔はしてないけど、アドバイスしてあげたいなとはめっちゃ思うかな。

キャリアコンサルタントとして思うのは、文理選択って超大事だと思った。

嘉:それは本当にそう!

鈴:こんな大事なものを高校1年生とかで決めていいのかなというのは思った。それに関連すると、高校選択も仕事に直結する選択のケースもあるから、超大事。

だから、強いてキャリアコンサルタントになった今、伝えてあげたいことは「仕事とかのイメージを持つことは大事」ということ。仕事に限らず、将来やりたいことでもいいけど、そこら辺のイメージを持ったうえで進路を決めないといけないというのは思った。

そういう意味ではUniculの「グローバル人材育成事業」は参加してみたかったなと思う。もし参加してたら絶対もう海外行ってただろうなと思う。


嘉:間違いないね。

「その場しのぎの選択」でしかなかったと思う。周りが、とか、親がとか...

鈴:視野が広がりすぎて選択が難しいというのはもちろんあると思う、中学校卒業して南極行くという選択肢もあるにはあるじゃん?それも考えるとキリがないけど、やっぱり知ってて選ぶことって大事だと思う。

嘉:そういう意味ではUniculの「納得感とオーナーシップのあるキャリア」というのは正しいと考えてますね。

鈴:自分の原体験的にも、閉塞感を高校の時まで感じていたのは、多分選んだって実感がなかったのかなと思う。高校はお姉ちゃんが行ってて流れで自分も...みたいな感じだったし、もしかしたら、地方の子にはこういうの多いかもしれない。

嘉:いかに失敗しないか。認められるか。みたいな’’ノイズ’’が大きかったのかもしれないね、視野が狭かった分。

僕は特に長男というのが凄く背中に乗っていたので、長男だからこうしなきゃ。みたいな「べき論」に凄く囚われていた人間だったと思う。長男で、野球部で生徒会長で、いい高校に行くべき。みたいな良くない尖り方をしていたかもしれない。

だから、その点ではもっと自分を大切にしてあげなよというのは言ってあげたいかな。

今後の自分のキャリアってついての見通しとかってありますか?

嘉:今後のキャリアの見通しは、特に決まっていなくてその時その時に決まっていくんだろうなと思っています。その中でもやりたいことはあって、その1つに教師はあります。他には経営者や、ビジネス視点から教育に携わる。この3つですね。2年目3年目でプロジェクトを運営するようになってチームワーク、どうやって誰にどうやって頼るかというのは大事だと感じました。自分で事業を動かすことや、ビジネス視点から教育に携わる視点を持てたのは民間企業に就職したからだと思っています。なので、大体この3つで考えてるかなという感じです。

鈴:僕はパソナでリモートワークとかするようになって地方で働くというのに関心を持っています。そのために転職の時にもどこでも働けるようにスキルを紐づけようという考えで、いつか実家に帰りたいと感じたらすぐ帰れるようにしようという意識です。

最後に、2人にとってキャリアとは何ですか?


嘉:キャリアとは。難しいなあ。笑 

鈴:そうだね、「生活の基盤になるもの」かな。キャリアの上にライフが乗っているイメージ。ワークライフバランスとか言われるけど、ワーク頑張らないとライフ楽しめないと思うので、仕事をしてお金を稼いだり、自分のやりたいことで稼ぐとかして、キャリアを築いてその上に家族との時間を作ったりというライフがあると思う。

嘉:いいこと言うね。笑

キャリアかぁ... 

(鈴:キャリアコンサルタントでしょアナタ。笑) 

そうなんだよなぁ...笑


ちょっとズレてるかもしれないけど、社会人になるとどうしても人と関わることになるから、いかに他人に頼れるところは頼って、自分の強みを伸ばせるか。それが僕にとってのキャリアです。

だから、パソナのときの「キャリア」と今転職した会社での「キャリア」は全然違います。パソナ時代は自分のココが優れてたけど、今の会社ではココは優れていない。だからココは他の人に任せて...みたいな。その中で自分の強み、個性を見つけて結果を出して自分の立ち位置を作っていく。

結局人と補填しあって、自分が出来ることを最大限還元していくこと。それは働かなくなってもそうだと思うし、キャリアとは少し違うかもしれないけど、概念的にはそういう風に捉えています。

あとはやっぱり賃金は大事です。
僕の周りの方で、割とふわっとした幸せを求めて、お金は二の次みたいな価値観あると思うことが多かったんですけど、お金がないときとあるときでは選択肢が違うのである程度の賃金を確保するのは大事だと思いますね。

山:今日は貴重なお話たくさん聞かせていただいてありがとうございました!

===========

いかがでしたでしょうか。

私は編集している中で、キャリアとは「人と補填しあって自分が最大限できることを還元していくこと」という嘉村さんの言葉に一番グッとくるものがありました。

キャリアって今まで一人で築き上げていくものだと感じていたので、また新しいキャリアに関する視点を手に入れることが出来ました。

こうやって団体を通じてキャリアについて発信していくことで大学生の自分も、間違った情報は流せないので...笑 日々勉強させていただいてます。 

次回は、大学生の頃からUniculに所属していたメンバーに出演していただき、大学生の自分にUniculがどう影響していたのかをテーマにインタビュー記事を作成していきます。次回もお楽しみに!

(編:山岡宗一郎)

この記事が参加している募集

いただいたサポートは、より多くの中学生・高校生に私たちのキャリア教育を届けるために活用させていただきます。ぜひ応援いただければ幸いです。