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ホラクラシーってなんだろう?

私たち、ユニバ株式会社では、2021年4月にホラクラシーを一部導入し、
2022年4月から本格導入しました。
ホラクラシーって何?ホラクラシーを導入してどう変わった?
説明が難しい「ホラクラシー」について簡単にご紹介したいと思います。

ホラクラシーってなに?

ホラクラシー(Holacracy)とは、社内に役職や階級のないフラットな組織を目指すマネジメントを指します。従来のようにトップダウンのヒエラルキーによって意思決定がなされるのではなく、 業務内容や活動に焦点を当てながら組織全体に権限を分散させて意思決定がなされます。

ホラクラシーには「ホラクラシー憲法」によって明確化されたルールとプロセスがあります。 ユニバは、ホラクラシー憲法に則って会議や組織構成などを行っています。


決定権は誰が持つの?

組織内の特定の業務ごとに役割が明確化され、権限が分散されていることがホラクラシーの特徴です。意思決定プロセスのすべては、「ホラクラシー憲法」に則ります。

ユニバ株式会社のサークル図(2023年4月時点)

組織内での役割は「ロール」として表現され、各ロールには担当者が割り当てられます。上の図ように、ユニバ内にもあらゆるロールが存在します。あるロールは、ロールの業務をより具体化・細分化され、入れ子構造で見える化されています。

例えば、採用ロールはAさん、PRロールはCさんといった感じで、それぞれのロールの責任者が明示されています。

こちらのサークル上の組織図はカエルの卵のように見えることから「Glass Frog」とも呼ばれています。


どんな風にミーティングが進行するの?

ホラクラシーでは、各サークルが実施しなければならない会議が2つあります。
1つの会議は、「各サークルが目的に向かって仕事を進めるオペレーション上で生じた「ひずみ」を解消する」、「タクティカルミーティング」です。

もう1つはサークル内の「構造に関するひずみを解消する」、
「ガバナンスミーティング」です。


ホラクラシー導入のきっかけは?

導入前のユニバでは、責務合意書を用いたり、社員が時間やお金をどう使うかなどを自らが判断することを推奨してきました。
ヒエラルキー構造 ( 上司からの命令 )ではなく、 みんなで責任を果たしていくことを試行していましたが、ユニバが目指しているものと、ホラクラシーの理念が近く、導入に至りました。


ユニバではどうやって導入したの?

ユニバでは初めに、Holaspiritというホラクラシー運営のためのツールを導入しました。


また、理解を深めるため、ホラクラシー提唱者Bryan.J.Robertson氏の著書HOLACRACY 役職をなくし生産性を上げるまったく新しい組織マネジメント」を読んでいます。

取り入れやすい部分からホラクラシーの運営方法を導入し、段階的に憲法を取り入れ、1年後の2022年4月に憲法5.0を完全導入しています。

このように、憲法にアップデートがあった際は、変更点の読み合わせをし、全員が合意書に署名をしています。

現在は、ホラクラシーに精通された講師の方をお招きし定期的に講習会や、質問をさせていただきながら理解を深めています。

憲法導入や改正の際、ユニバメンバー全員で憲法の読み合わせをし、オリジナルの書式に署名をしました。


導入してみて感じていること

権限を持つ人が明示されているため、「これって誰に聞けばいいんだっけ?」という問題が解決されやすいと感じています。
また、各々が決定権を持つので、やりがいも感じやすいように思います。
ミーティングの進行方法が定められているため、課題解決に向かいやすく、効率的です。
一方、ホラクラシー憲法を理解するのに時間がかかったことも事実です。
採用して2年が経った今も、憲法のアップデートや読み合わせなど、解釈に戸惑うことも多々あります。


さて、ホラクラシーについて簡単に説明してみました。
いかがでしょうか?
ユニバもまだまだ試行錯誤しながら組織作りをしていますが、ホラクラシーを取り入れて良かったことや気づきは、また記事にしてまとめられたらと思います。
今後も楽しみにしていただければ嬉しいです!


イラスト:cazunari muraho (Azukaritai)


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