uniインタビュー第5回琴美:「映画を愛し、映画に愛された映画宣伝マン。過酷な現場経験を経た今、uniで見つけた新たな夢とは」
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uniインタビュー第5回琴美:「映画を愛し、映画に愛された映画宣伝マン。過酷な現場経験を経た今、uniで見つけた新たな夢とは」

uni|これからの映画のために

はじめに─uniの中の人を紹介します─


こんにちは!uni(ユニ)です。

uniは「映画と人を繋ぐ」をモットーに、キャンペーンやイベントを通して、もっと映画館に足を運んでもらうための新しいコミュニティです。本note企画では、毎月一人ずつuniの魅力溢れるメンバーを紹介していきます。
 
第5回で紹介するのは、uniPRコーディネーターの琴美。uniメンバーからは"ミステリアスでパワフル"と言われる事が多い彼女は現役の映画宣伝マン。なんと10歳の頃から映画の仕事を目指していたという筋金入りの映画人である琴美ですが、過去には過酷な撮影所現場をこなしたりフリーランスになったりとかなり経験豊富。そんな彼女のこれまでの経緯や、今後の目標について詳しく聞いてみました!

10歳で映画の魅力にハマり、映画の道に一直線だった学生時代

―琴美さんはどんな子供時代を過ごしましたか?
 
10歳の頃にはもうかなりの映画好き少女でした。家族で毎週末映画館に行くのが恒例行事でそれが楽しくて。ビデオショップもよく行っていましたよ。両親がわりと私を自分の好きなように自由にさせてくれていたので、小学校4年生の時には友達と2人で映画館に行っていましたね。洋画も邦画も関係なく気になったものを片っぱしから見ていたので、10歳の時には好きな監督とか俳優がいました。
 
―その歳で好きな俳優や監督がいるのすごいですね…!ちなみにどんな監督や作品が好きでしたか?
 
中学生になると渋谷のシネ・アミューズという映画館に行ったりして。その頃は終わりかけではありましたが、ミニシアター全盛期。オンラインチケットなんてないから行列を作って。当時は行定勲監督作品のファンでトークショーに行っていました。津田寛治さんにも夢中になって、舞台挨拶に行ってサインをもらったりしていました。行定監督からの流れで今も私の一番尊敬する監督、岩井俊二監督作品に出逢います。衝撃的でした。ちょうど思春期に観た『リリイ・シュシュのすべて』は稲妻に打たれたって感じで、1週間学校休みました(笑)

リリイ・シュシュのすべては、人生の分岐点

―自分にとって転機になった映画はありますか?
 
小学校5年生の時に見た『スペーストラベラーズ』です。『踊る大捜査線』の本広克行監督の映画でしたが、そこで初めて「この監督の映画が好きだ」と思い、他の作品も身漁ったりどっぷり映画の世界にハマるようになります。その後は北野武監督ワールドの虜になったり…語り出したら止まらないですね(笑)
 
―映画系の大学に進学されていますよね。もうその時には映画の道に行くことを決めていたのでしょうか?
 
はい、小学生の頃から映画の仕事に就きたいと考えていました。そこで大学も迷わず映画系の学部があるところに進学して、主に脚本、録音、編集、撮影など制作側のことを学びました。その時は将来演出に関わる仕事がしたいと漠然と思っていましたが、とにかく映画の世界に入れたら何でも良いと思っていましたね。
 
―その頃は映画宣伝では無く、演出を目指していたのですね。
 
大学で私が入っていたゼミが「撮影所研究」だったんですが、ゼミの合宿で京都の東映太秦撮影所に行った時、「なんて面白そうな場所なんだろう!」と感激しました。
 
―そこから実際に映画の仕事に就くまでの経緯を教えてください!
 
映画館でバイトをしていましたが、4年生の2月の時点で進路が決まっていなかったんです。なんとなく映画館でこのままバイトしてその後のことを考えようかと思っていました。そんな矢先に、太秦の撮影所が求人を出しているのを見つけて、速攻で電話して面接に行きました。親に内緒で行きましたが晴れて内定!映画の道への一歩を踏み出しました。

念願の映画業界、過酷な現場を経験したからこそ気づけた自分の居場所

 
―映画の世界に飛び込んでみてどうでしたか?
 
人生で初めて死にたいと思いました(笑)業界の過酷さは聞いていたし、自分でも覚悟はしていたけれど、想像の一億倍辛かったです。撮影所は昭和文化の名残が色濃く残っていたので、特に京都の撮影所ともなると、”東京から来た若い女”というだけでキツく当たられることも少なくなかったです。
 
古き良き伝統を守りたいという意識が強く、外部を受け入れないというスタンスがありました。今は多少は労働環境も整備されているようですが、当時は過激なパワハラや、違法な労働時間は当たり前で。寝れない食べれない、暴言が飛び交う中で心を無にして働くことにもはや慣れてきてて。夢が叶ったはずなのに完全に自分を見失っていました。

両親にもらった人生を、明日が来るのが嫌になる程苦しい思いをして、私は何をやっているのだろうと、ふと思ったんです。2年働いて辞めました。働き通しでお金は貯まっていたので、そのお金で1年海外に飛びました。ハワイに9ヶ月、イギリスに4ヶ月いました。ノープランでしたが、海外で暮らすのは長年の夢だったので、とても楽しかったです。

新卒で入社した撮影所。

―そんな辛い思いをしてでも、また映画業界に戻ってきたんですよね。
 
あの過酷な経験があって今の私がいる、というのはたしかに間違いありません。でも美談には絶対にしてはいけないので、映画にまつわる労働環境が良くなることを切に願います。帰国後の私は、海外で暮らしたことで英語が多少話せるようになっていたので、それを活かせる仕事を探したんです。そこで初めて配給や宣伝の仕事を知りました。そしてインディペンデントの洋画を扱う配給会社に入りました。
〈初めて予告制作やビジュアル、全てを担当させてもらった『ハローグッバイ』。パンフレットのインタビューや執筆もしたり、連日イベントやMCをして本当に思い出深いです〉

 ―次は入ってみてどうでしたか?
 
配給宣伝が一番合っているかも知れないと思いました。子供の頃は、パソコンで文章をよく書いてて、文字で自分の好きなものを伝えるのが得意だったんです。何年かそこで働いた後、もっと自由にチャレンジしてみたいと独立してフリーランスになるもコロナの影響で絶好のタイミングではないなとなり....知人にお誘いいただいて、今はまた新たな映画配給会社で頑張って働いています!

ジョニー・デップ氏とレヴィタス監督 記者会見
女子プロ野球の里選手トークショーin静岡

uniは人と人を結びつける場所


―uniに入ろうと思った理由を教えてください。
 
元々フリーランスになった時には、宣伝以外のこともやっていきたいなと思っていました。そんな時に汐田さんに「映画とファンを結びつけるような新しいことをやっていきたい」と誘われたことがきっかけです。
 
どちらかというと今までは「映画は一人で楽しめるのが良いところだ」と思っていましたが、新しいことにチャレンジするのも悪くないと思い、飛び込んでみました。
 
―uniに加入して一年半くらい経ちましたが、やってみてどうですか?
 
新しいことをたくさん知ることができました!映画ファンのリアルな意見を知れていなかったことに気づけましたし、映画宣伝という目で見ても新しい視点を得ることができました。仕事としての映画宣伝と、uniで叶えられるかもしれない理想の世界を目指すことの両方をやることが、意外と自分に合っていたみたいです。
 
―今後の目標は何かありますか?
 
uniとしての大きな夢は映画館を作ることです!やっぱりそれはいつか叶えたいな。
 
もう一つは、これまでの映画宣伝ではできない、もっと映画館に行きたくなるような施策を実現していきたいです。コロナによって社会全体に分断が起きてしまった今こそ、人と人との繋がりが本当に大切だと思うんです。私は生きてきて、本当に映画のおかげで仕事の関係者や友人、uniとの結びつきができているから。同じ映画を観て笑ったり語ったり知らないことを知ったり、心が成長するって大事!そうやって映画をきっかけに、人と人の心が結びつけば良いなと思います。普段の仕事ではどうしても作品が中心になってしまうけど、uniでは結びつきを大事にしたいです。
 
―最後に読者へメッセージをお願いします!
 
これを読んでいる方は映画好きだと思うんです。だから、どうかその気持ちを大切にしてほしいと思います。映画をこれからも愛してほしいです。そのために私たちは一つでも多く素敵な映画との出会いの場を全力で作っていくので、是非uniに注目していてください!

自分の好きなものを信じて一直線に走ってきた映画少女は、伝統があるが故の過酷な現場を経験しても、「映画が好きだ」という想いを絶やさずについに自分の適性が活かせる居場所を見つけました。「uniで叶えたいことが見つかった」とキラキラ話す琴美の活躍にこれからもご注目ください!

Interview: 汐田海平(uni/プロデューサー)
Editor:琴美(uni/PRコーディネーター)
Writer:爪菱リオ

琴美の一問一答!

映画館にはどのくらいの頻度でいく?
1か月に7〜10本くらい!

お気に入りの劇場は?
チネチッタ。川崎のソウルフード、ニュータンタンメン味ポップコーン🍿はぜひ食べてほしい。

私の大切な一本!
ビッグフィッシュ
邦画で始まった映画人生だけど、冗談抜きで100回以上観てると思うのがこの作品。映画って素晴らしいですね、が濃度100で詰まってる。

映画以外に好きなこと教えてください
2000年からファンをしてるポルノグラフィティ。
海外旅行・お酒とグルメ・嵐・ディズニーリゾート

uniメンバーを一言で紹介してください!

汐田海平
『ザ・エージェント』

DIZ
『野球少女』

タカヒロ
『イル・ポスティーノ』

アリサ
『エリン・ブロコビッチ』

haruca
『舟を編む』

もっちゃん
『レディ・バード』

しんのすけ
『エド・ウッド』

キミシマユウキ
『フットルース』

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