uniインタビュー第3回タカヒロ:「誠実に映画に向き合いたい」SNSからフィールドを変えた彼が考える、uniだからこそできる映画の発信方法
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uniインタビュー第3回タカヒロ:「誠実に映画に向き合いたい」SNSからフィールドを変えた彼が考える、uniだからこそできる映画の発信方法

はじめに─uniの中の人を紹介します─

こんにちは!uni(ユニ)です。 uniは「映画と人を繋ぐ」をモットーに、キャンペーンやイベントを通して、もっと映画館に足を運んでもらうための新しいコミュニティです。本note企画では、毎月一人ずつuniの魅力溢れるメンバーを紹介していきます。

第3回で紹介するのは、uniコネクターのタカヒロ。現在はSNSでの活動は休止中ですが、元々はSNSで映画考察をアップしていた彼は、渋谷の映画カフェを貸切った座談会や、ハロウィンに大規模な映画コスプレイベント『コスプレイヤーワン』を企画するなど、映画ファンが集える場を作り上げてきました。人と人の分断が進むこの社会で、その溝を埋めることができるのが映画のパワーだと豪語する彼が考えるuniだからこそできる今後の映画の発信方法やこれまでの経緯について詳しく聞いてみました!

ミニシアターでの経験や出会いが青年の夢に火を灯した

―タカヒロさんの育った環境はどんなところですか?

僕は兵庫県の田んぼと畑とため池が沢山ある町で育ちました。映画館も近くになくて、子供の頃は父親に頼んで車で20分ぐらいかけてイオンシネマに連れて行ってもらっていました。中学校に上がった頃は友人と隣の市に30分も自転車を漕いで映画館に行っていましたね。

―どんな10代を過ごしましたか?

小学生の時は外でも遊ぶし漫画とかアニメとか映画も大好きだったのでたくさん見てました。中学高校はずっとバスケットボールをやっていて、高校生の時のコーチが兵庫県の代表だったので練習もめちゃくちゃ厳しかったです。

父親が映画やゲームが好きだったので、隣で一緒に観ているうちになんとなく習慣になっていたような気がします。そんなに本数は多くなかったですがDVDレンタルショップで映画を借りたりもしていました。

―タカヒロさんが映画にのめり込むようになったきっかけはなんだったのでしょう。

 クリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』を観たことです。大学の頃にたまたま先輩がレンタルショップで借りてきた映画の中に『ダークナイト』があって。最初観たときは面白すぎて衝撃でしたね。そこからノーラン監督の作品を見始めて、『インセプション』で衝撃を受け...そこから派生して監督繋がりや俳優つながりで関連作品を見るようになりました。


―学生の頃から映画の仕事をしたいと思っていたのですか?

全く思っていませんでした。成人して社会人になるまで一度も映画の仕事しようと思ったことはな
かったですね。

―社会人になってからはどんなお仕事に?

はじめは自動車メーカーに就職しました。映画は、大学の後半頃からたくさん見るようになっていましたが、社会人になってからも”趣味”といった感じでしたね。けれど、会社の転勤で北海道に行くことになり、そこには友達も全然いなくて、さらに映画にのめり込んでいきました。

だんだん映画が生活の中心になっていくにつれ、「自分は本当に自動車が好きなのだろうか」と、 疑問を持つようになりました。というのも、会社の同僚達はみんなすごく自動車が好きだったんですよ、すごく自動車を愛していて。僕も街中を走っている自動車や写真を見るのはすごく好きでしたし、大学生の頃周りに車好きの友人も多く F 1などの自動車レースもチェックしていたり、自分では詳しい方だと思っていたのですが、そこまでオタクになりきれなかったんですね。「じゃあ自分は何が好きなんだろう」とすごく自問自答を繰り返しました。

―そこで映画が一番好きだと気づいたのですね?

そうなんです。その時には僕の中で映画がもう生活に溶け込み過ぎていて、日々の生活の中の当たり前のものだったから。それを仕事にするっていう発想に至らなかったんです。

でも、苫小牧市のシネマ・トーラスというミニシアターのボランティア募集をきっかけに映画の仕事をしてみたいと思い始めました。そこの劇場では、映画上映やチケットもぎりのお手伝いをすると映画のチケットがもらえたんですね。そのうちに映画好きが集まる食事会にも行くようになって...自分が知らなかった色々な映画の話を聞くようになりました。
このミニシアターでのボランティア経験や映画ファンとの出会いから、自然に仕事にしてみようと思ったんです。そして、映画やエンタメが一番集まる東京へやってきました。

< 98年の開設以来、市民ボランティアの人たちによって映画館を運営している市民映画館。現在もボランティア募集をしているようです👇 >

―タカヒロさんといえば、少し前はSNSで映画考察をあげていたのが印象的ですが、どういうきっかけでSNSを始めたのでしょう?

東京に来ていくつか配給会社へ転職しようと試みたのですが、まだ自分の中で映画との向き合い方が定まっていなかったので、まずは映画の勉強から始めることにしました。代官山のDVDレンタルショップでバイトを始めて、色々な映画を観ましたね。そのショップにしかないDVDも沢山あったし、何よりコンシェルジュがいておすすめの映画を教えてくれるんですよ。もうツアーみたいに映画を次々と紹介してくれるので、大変勉強になりました。

そうして大量にインプットしているうちに、何かアウトプットをしてみようと思いTwitterとInstagram の運用を始めました。それに付随して東京で映画好きのコミュニティも作りたくて、活動を始めました。

―SNSで考察をあげてから反響はありましたか?

結構ありましたね!3ヶ月で4000人程フォロワーが増えました。一番反響があったのはパラサイトの考察を書いた投稿ですね。元々ポン・ジュノ監督が好きでチェックはしていたから、相当いいねの反応があったことが嬉しかったのを覚えています。

< 大反響だった『パラサイト 半地下の家族』の考察。クリックすると飛べます🔻 >

ファン目線に立てるuniだからこそできる伝え方がある

―最近はSNSをやめたとお伺いしましたが、理由はなんだったのでしょう。

これ!といった決め手はありません。ジワジワとですね。僕がSNSを始めたころは、いい意味で生産性の無いくだらない日常を呟いていて、それがゆるくて楽しかった。でも最近は妙にかしこまった投稿が多くて...みんな何かを主張するのに使ってしまうから、必然的に意見のぶつかり合いで炎上することも多くなっている気がしたんです。

そんないざこざを見るのがしんどくなってきて辞めてしまいました。映画の話題に関しても、そもそもSNSで建設的な議論なんてできるわけないのに...。声が大きい人の意見が通りがちだったり、フォロワーの多さが正義みたいな考え方にもついていけなくなっていました。

―やめる前と後で、良かったことと悪いことはありましたか? 

悪かった点は、uniの活動を拡散できないことくらいです(笑)良かった点は全部です。もう戻らないと思います。。

< 最近ハマっているのは料理👇なかなかな腕前!>


―uniに参加した経緯を教えてください!

SNSのフォロワーが増えたこともあり、渋谷のカフェで映画を語る座談会を開くようになりました。そこで出会った知人からDIZさんやアリサちゃんを紹介してもらって、一緒に映画イベントを企画し始めて。3人で「いつかこの活動を仕事にしたいね」とはよく話していました。
そして「About time with」という『アバウト・タイム』をテーマにした大規模イベントを行った際に汐田さんと出会い、本格的にuniとしての活動が始まりました。

―これからuniで目指していきたいことは?

今は世の中に情報やコンテンツが溢れすぎて、若い世代に映画の情報が届いていない気がする
ので、若い世代にもきちんと情報を届けるための導線作りをしたいです。
今まで通りの宣伝の仕方だとファンは離れて行ってしまうと僕は思うんです。もっと作品の本質を伝えるべきだし、誠実に作品に向き合う必要がある。配給会社でも宣伝会社でもない、ファン目線に立てるuniだからこそできる伝え方があると信じています。

 ―最後に読者へメッセージをお願いいたします!

このインタビュー記事を読んでくれた方には、是非自分の気に入った一本の映画にとことん向き合って欲しいと思います。誰がどんな想いで作ったんだろうとか、どうして自分にこれだけ響いたのかをじっくり考えてみてほしい。大量生産・大量消費の現代だからこそ、一本一本を大切にするっていうこともやってみてほしいと思います。

uniのコネクタータカヒロは、とことん自分と向き合う中で、自分にとっての本当の価値や好きなものを見極めてきました。”映画に誠実に向き合いたい”という想いの強さは、uniの中でも群を抜いています。自分の信念に沿って真っすぐ突き進むタカヒロのuniでの活躍をどうぞお見逃しなく!

Interview&Editor:琴美(uni/PRコーディネーター) 
Writer:爪菱リオ

タカヒロの一問一答!


映画館にはどのくらいの頻度でいく?
コロナ前は月に10本とか平気で観てたのですが、最近は2~3本に減ってしまいました。

お気に入りの劇場は?
家から近いので、Tジョイ横浜、ブルク13でよく観てます!チネチッタ、早稲田松竹も好きです。

私の大切な一本!
『インターステラー』
インセプションが映画に本格的にハマったきっかけなら、インターステラーは映画業界で働くことを目指そうと思ったきっかけです。

映画以外に好きなこと教えてください
コロナ禍になってから、散歩、料理にハマりました。最近は1日10000歩を目安に歩くようにしていて、料理では千切りを習得しました。

uniメンバーを一言で紹介してください!

汐田海平
uniのお父さん的存在。汐田さんとの出会いがなければ、uniは誕生しなかった。相手の良い部分を言葉で直接伝えて、褒めている姿が印象的です。常にuniや映画の未来を考えていて、見た目は穏やかですが、内には熱く、強い想いを秘めているのを、身近でヒシヒシと感じています。

DIZ
勝手にソウルメイトだと思っています。イチ映画ファンから、今の地位まで駆け上がっていった、人が夢を叶える瞬間を1番近くで見せてもらえて、本当に感謝しかないです。強い信念を持ち、誰よりも映画と向き合っていることを知っているので、いつまでも応援しています。

アリサ
uniの妹的存在。頭の回転、発想力はピカイチ。10近く歳が離れているけど、見習う部分、尊敬する部分がたくさんあります。トークもめちゃめちゃ面白くて、いつも笑わせてもらってる。「いかに私が潔癖症か?」を説くエピソードが最高に好き。

琴美
uniのお母さん的存在。外にはそこまで発さないけど、映画への愛は本当に広く、大きく、そして深いのを感じます。住んでる方面が近いということもあり、月1くらいで2人で飲みに行ってる気がする。その時に交わす、熱い映画談義の時間がとても好き。

haruca
uniの名がここまで広まったのは、harucaさんのデザインセンスあってのことだと思います。決して多くは語らないですが、数々のテンプレだったり、uniのロゴからは、映画に対する愛を強く感じます。がっつりお話する機会が今までなかったので、今度熱い映画トークに花を咲かせましょう!

もっちゃん
毎回、試写イベントの裏では、大学ノートを広げ、すごい量の情報を書き込んでいて、「これが東大生!?」と思いながらも、その勤勉さ、努力家な姿には尊敬の念しかありません。かと思いきや、uniのみんなで行ったBBQの時は、少年のような、少女のような天真爛漫さも垣間見えたりして、ギャップがとても素敵だなと思いました。

しんのすけ
関西人であり、同い年という事もあって、一方的に親近感湧いちゃってます。育ってきたカルチャーも近しいものがあるので、関西弁同士で好きなものの話をしてる時は、高校の時の友達のような、懐かしい気持ちになります(笑)いつも森永のラムネとガルボ(イチゴ味)をパクパク食べてるとこが可愛いです。

キミシマユウキ
瞬時に場を明るくする天賦の才を神から授かった男。「ラテン系日本人」の名に相応しい陽気さを武器に、今後のuniのリアルイベントでパーティーをメイクしていくのが楽しみ。ゆうくんとのファーストコンタクトは、偶然が重なったドラマチックなイベントなので、この話はまたいずれどこかで…

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