早食いと”いまここ”
私は所謂「早食い」な人である。
咀嚼回数が少なく(とかいって数えていないことに気づいたので明日の朝ごはんは数えてみる)、芋類など口の水分を持ってかれる食材を食べているとすぐに喉につまらせる。
唾液が足りないのだ。嚥下能力が低下した将来、窒息死が約束されなくもない体質だ。うん……
さて、私の早食いについて母曰く、「0~2歳ごろ(だったか?)に通っていた保育園でついた癖。あそこ出身の子はみんな早食いになってた」
らしい。
いやマジかよ!三つ子の魂百まで案件かよ!てかその後のご家庭(つまり親)で改善できなかったんですか!?
とかツッコミどころ満載の解説である。
まぁ私の早食い技術習得理由はさておき、「早く飯を食うこと」が私にとってなんなのか?が気になってきたのでこの記事を書いている。
最近気づいたこと
・基本的にご飯を食べる時にご飯そのものに集中していない。
・早食いとなっているのは朝ご飯や仕事の昼ご飯だと思う。
・義務的作業感もある
ここで注意していきたいのが、私は元来「食べること」が
すごく、とても、笑顔になるほど、
好きなことであった。
小学校か中学校の給食時に「ユニさんてすごくニコニコしながら食べるよね」と同級生に言われたほどである。
さらに20代前半までは大食いでならしていた。(体調を崩し20代半ばから現在、食がずいぶんと細くなってしまった……)
当時を思い出すと、「お腹いっぱいで嬉しい!」て気持ちと「この料理(食材)が美味しい!」てことを楽しんでいた気持ちがあったように思う。
つまり「食事」そのもの、咀嚼する”いまここ”に集中していたと思う。
では、現在の私は…というと
どうも食べている間に脳内では次の用事のことを考えているのだ。
用事……より早食いとなるタイミングを思えば、おおむね仕事の段取りやそれによる疲労度について考えているのである。
つまりね、咀嚼する”いまここ”に心は居ないんだぜって話。
私よ、君よ、味蕾を生かしているか
考え事をして食べるのならうわの空となり食事スピードが落ちてもいいのだろうが、私は得意分野?を活かし早く食べ終えることで次の行動に移るスピード感を大切にしている…のか?
いや、いやいや、「食事」までも”義務化”している感じかな。
仕事→食事(休憩)→仕事といった感じに一連のタスクの中に食事が組み込まれているのだ。
食事がタスクになると、なんだか面倒なものに感じて、早く終わらせてできるだけ休憩(スマホをいじったり目を閉じたり雑談したり…)する時間が欲しくなる。
なるほど、休憩ね……
「食べること」自体にも疲れちゃってるんだね
タスクを滞りなくこなすべし、という私の強固な「べき論」というか、妙な負荷のかけ方というか、「仕事はちゃんとしなきゃ」って脅迫観念が私の心に浸潤(あえてこう例える)した結果、
本来なら「楽しい」ものだった食事も、”仕事”のために身体を維持する目的の作業となり、なんなら食事自体は仕事を終わらせることに直接寄与しないためわずらわしく、より一層早めに終わらせたくなっているのかも……
あと、スマホいじっているだけの休憩と比べて、箸を口へ運んで咀嚼し嚥下、消化する動作はエネルギーを使うから疲れるなぁ…と感じているかもね……
…う、うわーー随分とさ、さ、寂しいか…………
美味しそうな食べ物を見ると「うお~~~いいなぁ食べてみたい~~~~😋」って気持ちが沸き起こってくる”私”はまだ居るから、食が好きだという気持ちが失われたわけではないんだろうなとは思う。
仕事への向き合い方がね……「ちゃんとしなきゃ」て思っているのがね…
うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんんそれがね!そこがね!いつもね!!!!
「ちゃんと」ってなに?
労働に身体も心も明け渡してしまって、そーーーーんな人生でいい
わけ
は
ないので、もだもだしてんだよね。
今までだったら仕事第一主義の自分に気づくと自分を責めていたけど、「自分に優しく!」が目標となった私は自分をよしよししよう。
いいんだよ仕事なんて遅れたって~~~ゆっくり食事を摂って、ゆっくり休憩の時間も取っていいんだよ~~~~~~君は君のことを大事にするんだよ~~~~~十分頑張ってんだかんさ~~~~~~~~~~~~~~~~
はぁ……うん、ゆっくりしよう
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