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ゴール達成前に辞めてしまう感じ

小学生、中学生までは
足が速かった。
マラソン大会でも
1位、上位入賞だった。

高校は部活に行かなくなり。
幽霊部員。
学校も休みがちになる。

高校2年生の時の
マラソン大会。

休んでしまおうと思ったが
なんとなく参加。

全然走れなかった。
気持ちに身体が追いつかない。
脇腹も痛い。

それでもまあ。
頑張って走った。
だいぶ下位の方だ。

ゴール手前で
女子のグループが応援していた。

私はその頃は
クラスでハブかれ
皆に嫌われていたが。

1年生の頃、同じクラスだった
誰にでも優しかった成田さんが
「あ、ユニー君だ。頑張れ!」
と応援してくれた。

だけど私はどうしてだろう。
素直に受け取れなかった。

後ろから私を抜かそうと
ラストスパートをかけている人には
気づいていた。

だけど。
女の子に応援されて
最後にダッシュするのが
恥ずかしいと思ってしまった。

それをまた
誰かに馬鹿にされるかもしれない。

成田さんも
からかっているのかもしれない。

こんなに後ろの順位で
惨めな気持ちもあった。

ラストスパートしてくるキミ。
最後に私を抜かしてくれ。
と思って速度を緩めた。

成田さんの「あ〜」と。
残念そうな声を後ろに聴いた。


あの一瞬。
頑張ればよかったな。
他の人には馬鹿にされても。
頑張ればよかったな。

ゴールしたけど
ゴールできてない感じ。


その後の人生でも
達成前に辞めてしまうことが多い。
人に譲ってしまうことが多い。

何だろう。
わかったような気になってしまうのか。

もう飽きてしまうのか。
自分を諦めているのか。


noteを書き始めて
もうすぐ1年になる。

毎日やる事でもないが
一応、毎日続けてきた。

いつまで続けるかわからない。
何があるかわからない。

他に大事なものが
見つかるかもしれない。

でも、とりあえず。
第1区は走り抜けよう。





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