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稲刈りの思い出と野菜づくり

今年も夏が終わる。
子供の頃は。
今時分に家族みんなで稲刈りをしていた。
私は、家でアニメを見ていたかったが。
祖母に「働かざるもの食うべからず」と。
渋々駆り出されていた。

麦わら帽子に長袖長ズボンでの作業。
祖父が機械で刈った稲を。
みんなで、稲架(はさ)にかけていく。
全身汗だくで、稲がかゆくてたまらない。
だけど、誇らしい気持ちもあった。

休憩中は、刈った後に出てくる。
バッタやカマキリやネズミと遊んだ。

2週間後に脱穀。
これも家族みんなで行った。
そして精米をして食卓に上る。
祖父は毎回。
「家で作った米はうめえだろ」と自慢した。

今は、スーパーで買った米を食べている。
家族の関係が悪くなり。
技術を引き継がなかった。
祖父母は亡くなった。
私は、田植えも稲刈りもできない。

野菜づくりも、花の栽培も。
もったいなかったな。
今は、荒れた土地だけ残り。
草刈りを定期的に行なっている。
草刈り機の使い方も亡くなった後に覚えた。

米は流石に難しいが。
野菜づくりはどうだろう。
家で食べる分くらい、作りたいな。
あまり気負わずに。
親戚のおばさんに教えてもらおうかな。

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