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大切な人との思い出の「映画」

こんにちは!映画部・齊藤です。

4月15日(金)から全国で公開される映画「ニワトリ☆フェニックス」ですが、我々U-NEXTも製作委員会に参加し、本作品を多くの人に届けるためお手伝いをしております。

2018年に公開された「ニワトリ☆スター」のキャストが再集結し、新たに生まれ変わった本作。
個性的なキャラクターやユニークで遊び心のある映像など、前作のテイストを引き継ぎつつ、新しい物語として再誕したMARVELさながらの「ユニバース」作品に仕上がっております。


<あらすじ>
幼なじみの草太(井浦新)と楽人(成田凌)は、いるはずもない火の鳥を探す旅に出た。
大人になり、それぞれの人生に漂う暗い影。
何かから “少しだけ逃げたかった”束の間の逃避行。
そして物語りと並行する謎の花嫁(紗羅マリー)の存在。
裏社会の追手、寂れた妖怪スナック。 SM城の一味や、農業ラッパー、自転車旅の青年、悟りを説く僧侶、誰もいない映画館の館長などなど。
あてもなき珍道中で草太と楽人が出逢う様々な登場人物。
旅に散りばめられた人生のヒントや彩り。果たして主人公達が探す火の鳥とは??

公式HPより

先日ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催された完成披露試写では主演の井浦新さん、成田凌さん他、豪華出演陣が登壇し、一足先にファンの皆様にご鑑賞いただきました。
同日、完成披露試写イベントの前には、なんと劇中車であるインパラに主演二人&かなた狼監督が乗り込み、渋谷の街中を走り回るという前代未聞のゲリライベントも行いました!

そんな本作ですが、超個人的な思い入れがございまして、今回noteを投稿いたしました。

前作である「ニワトリ☆スター」は、母と二人で劇場へ観に行った思い出の映画なのです。

僕の父も母も二人して映画好きで、そんなこともあって家族で映画を観る機会は多い方でした。
映画館に見に行くこともあれば、レンタルして自宅で映画を観ることも。
中高校生の時はよく休日に母と二人でミニシアターへ足を運ぶことも多かったです。
今振り返ってみると特に反抗期もなく、どちらかというとお母さんっ子だったと思います。
大学時代は下宿し地方の大学に通っていたので、母と映画に行く回数は減ったものの、実家に帰ってきたタイミングで隙を見つけては一緒に映画を観に行っておりました。

そんな母ですが、僕の大学在学中に病気にかかってしまい、闘病生活が始まりました。
社会人になってからは地元である東京に帰ってきたので、そばで看病することができたのは不幸中の幸いでした。

母は当時体力も衰え、歩くだけでもなかなか辛い状況でしたが、母が「どうしても観に行きたい」と映画館へ一緒に足を運んだ作品が「ニワトリ☆スター」でした。
渋谷の人混みをかき分けながら、母の歩くペースに合わせてゆっくりと映画館に向かい、ヒューマントラストシネマ渋谷がいつもより遠く感じたのを覚えています。

映画本編では、冒頭のLiLiCoさんの体当たり演技に親子二人で面喰らい、ジャンキーな映像描写に度肝を抜かれましたが、それ以上に作品の熱量に圧倒されました。
当時の僕は映画を観て泣くことなんて滅多になかったのですが、主演二人の不器用な男の友情に号泣。隣からは母のすすり泣く声。
今思うと、あの頃は母のこともあっていろんな感情が入り乱れていたんだろうなと思います。

残念ながら「ニワトリ☆スター」が母との最期の映画館鑑賞になってしまいましたが、僕にとっては大切でかけがえのない経験の一つであることは間違いないです。

委員会の方には「母と観に行ったんです!大好きな映画です!」とお伝えしたのですが、さすがに驚かれました(笑)
お世辞にも親子で観る映画とは言えないですね(笑)


「ニワトリ☆スター」の劇場公開から4年経った今、まさか「ニワトリ☆フェニックス」に携わるとは思ってもいませんでした。
委員会メンバーとして、そして何よりも本作の一映画ファンとしてより多くの方に届くことを願っております。

4月15日(金)から劇場公開されますので、ぜひ映画館でご覧ください!
U-NEXTポイントを利用して、映画引換クーポンの発行や映画チケットの購入ができるのでご活用いただければと思います。
4月1日からはなんとTOHOシネマズでも映画チケット購入が可能になりました!

映画「ニワトリ☆フェニックス」を何卒よろしくお願いいたします。


©2022映画「ニワトリ☆フェニックス」製作委員会