ペルー人の自己顕示欲
「自己顕示欲」
自己顕示欲とは、周囲の人々から注目され、そして認められたい、という欲求のことである。往々にして「第三者の目には不自然もしくは分不相応と映る過度の自己主張」というような否定的なニュアンスを伴う。
自己顕示欲という言葉の語構成は「自己-顕示-欲」もしくは「自己顕示-欲」と分解できる。「顕示」は「ハッキリと(分かるように)示すこと」という意味である。「自己顕示」には「自分の存在を目立たせ際立たせること」
(実用日本語表現辞典より抜粋)
首都リマにあるミラフローレスという地区に住んで、1週間が経った。
交通量が非常に多く、何より交通マナーが異常に悪い。これは東南アジアなど開発途上国と言われるあらゆる地域で言えるかもしれないが、交通事故は驚くべき数らしい。
まあ交通マナーの悪さに関しては気をつければ言いわけで
例えば
○信号の青を信用しない
○車は止まってくれるだろうと思わない
○基本みんなウインカーを出さない
○他の人を盾にして横断歩道は渡る(笑)
○赤信号を無視して車は走り出す
○電動のキックボードに超気をつけろ
など
で、今日書きたいことは
「なぜこんなにも車のクラクションがうるさいのか」について
日本でも意味不明なタイミングで割り込んできて危なかったらクラクションを鳴らすことがある。
その150倍くらい、ペルー人はすぐにクラクションを鳴らす。
強盗やひったくり被害も多く発生しているので音楽を聴きながら街を歩くことは普段しないが、BOSEのノイズキャンセリングだったとしても、あのクラクション量は耳に届いてしまうんじゃないか・・・。
で毎日うるさいな〜と思ってたけど、ふと気づいた。
クリスマスに感じたペルー人の自己肯定感を構成する要素がヒントになるのではないかと
親、兄弟、親戚から愛されて大切に育てられたペルー人は、いい意味で自己肯定感につながっている。と思う
しかし、どんな穏やかな人でも車に乗ると人が変わる(笑)
(実際優しくてゆったりとしたホストファザーですらクラクション鳴らしまくった時は笑った。)
だから
愛されたことで
自分という人間は存在しても良い価値のある人間だと思える
↓
車を運転する
↓
「おい危ないじゃないか!」
↓
「今俺が通ってるんだから邪魔をするな」
↓
「ふざけるな」
↓
クラクション!!!!!(笑)
(笑)
すごく簡略化してるし、ペルー人みんながみんなではもちろんない。
ミラフローレスは高級住宅地なので、歩行者優先でどうぞ!ってしてくれる人もいる。
ただ、「クラクションの量✖️ペルー人の自己肯定感=自己顕示欲」とも言えるかもしれないと思いついたから、noteに残す。
街並みにもだいぶ見慣れてきて、新鮮さがなくなる前に残しときたいことを残す。
最後に
語学学校のバスの運転手さんが、危ないバイクの運転手にクラクションを鳴らした後に、赤信号で隣になった。
窓を開けるから怒って喧嘩でもするのかと思ったら、喧嘩はしなかった。
まぁペルーついて2日めだったから今以上にスペイン語聞き取れてないし、発音が怒っているように聞こえるスペイン語だけど、最後二人は「じゃあな!」レベルのお別れをしていた。もちろん友達でも知り合いでもない。
クラクションに繋がることかどうかはおいといて
人と人の距離が、日本人よりは近いペルーという国ならではの出来事だった。
以上。
2019年12月28日
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