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サンセバスチャン旧市街のピンチョスバル巡り♪〜前半

サンセバスチャンといえばピンチョスやミシュランの星付レストラン。他にもサイダーハウスなどのバスク特有の食文化もあり目移りします。

今回は直に思いつきで決めた旅行なので、気軽にふらっと行けるピンチョス限定の旅にしました。旧市街のバル前半・後半、新市街のバル計8軒を3回に分けて紹介します。

訪れた時期

2023年の3月下旬です。イースター休暇前でヨーロッパ人は少なかったです。旧市街のバルはアメリカ人はたくさんいて、日本人も結構いましたが特定のお店のみ。あんまり何泊もする人はいないため、時間の関係でみんな一番有名なところに行くのかもしれません。春休みに入っている国があることを考えるともっと混んでいるのかなと思いましたが、旧市街のバルは全体的に比較的空いていました。

行くバルを決めたポイント


今回、在住日本人や日本人シェフのおすすめ店、スペインのグルメ記事、バスク地方のローカル紙の記事などを参考にしました。ほぼ過去3年以内に書かれた記事です。それらを比べてみると必ずリストに入ってくるバルとそうでないバルがありました。そして大抵どのサイトも、それぞれのお店の美味しいと評判のピンチョスを数品紹介しているので、最低一品はそれらのリストから選んでいます。

前半は旧市街にあるBar Sport、Goiz-Argi、Gandarinasの3店を紹介します。これらは大体どのサイトにも載っている有名店。恐らく日本のガイドブックにも載っているのでは?

バスクチーズケーキで有名なLa Viñaは行くかどうか迷ったのですが、基本スペインのスイーツは甘すぎるので食べないこと、そしてどうも量が多そうだったので辞めました。

バルのオーダーと支払い方法は、バスクの州都、ビトリアのピンチョスバル巡りの記事で説明していますでそちらを↓コロナ前とシステムが変わっているところが多いようです。

というわけで、旧市街の最初に行った3店の紹介です。

Bar Sport

Bar Sportフォアグラのピンチョスで有名なバルで、観光客で賑わっていました。小さいお店ですが、日本人も3組ぐらいいました。

店員は比較的観光客に慣れていて、テーブル席にはメニューを持ってきてくれオーダーを取りに来ているよう。普通スペイン人の店員は素っ気ない人が多いのですが、やたらフレンドリーなスタッフもいて、悪い気はしないのですが正直ちょっと気味が悪いです(笑)。

冷たいピンチョスは、バーカウンターのケースに入っています。

調理前のお肉やコロッケなどもありました。

暖かいピンチョスは基本黒板に書いてあります。

ピンチョスにしたらちょっと高いですが、名物と言われたらやはり頼むしかないので、まずはフォアグラのグリルのピンチョス(€5.60)。まあ美味しいです。

次に頼んだウニのクリーム(€4)。ケースに入っていたものを電子レンジでチン。これもどこかのサイトにおすすめの品と載っていたものです。ウニの殻に入っているのでフォトジェニック。ちょっとぬるかったですが、普通に美味しかったです。

最後に小イカのグリル(€3.60)。親指くらい大きさのイカです。ちょっと焼きすぎでパサパサでした…

食べた中ではやはりフォアグラが一番美味しかったですが、感動はありませんでした。観光客が多すぎて地元民が去り、味が落ちたというパターンかもしれません。

Goiz-Argi

Bar Sportの数軒隣りにあるGoiz-Argi。3時半頃でスペインではまだぎりぎりランチ真っ只中の時間ですが、なんとお客ゼロ!

かなり狭い店内で、カウンターのみでシンプル。

日本語のメニューもありました。ちゃんと日本語ネイティブに訳してもらった感じで◎。

冷たいピンチョスの数々。

パンの上に乗っているピンチョスはあまりないようです。

このバルの売りはこちらの3品。エビの串焼き、スモークサーモンとアンチョビのピンチョス、イカのグリル。

一番人気のエビの串焼き(€3.60)を頼みました。バスク地方の微発泡ワイン、チャコリと共に。海老はちょっとつるつるした食感で普通に美味しかったです。

Gandarinas

フルサービスのレストランもあるGandarinas。ここも有名店でどのガイドにも載っているようです。

少し早目の時間(19時)だったこともあるのか外国人観光客がほとんどで、日本人も数組いました。

冷たいピンチョスは結構色々種類があります。

温かいピンチョスのメニュー。ここのお店の名物はサーロインステーキのピンチョスと肉や魚介の串焼きだそう。

サーロインステーキ(€3.20)と砂肝の串焼き(€3.60)にしました。これらもまあ普通に美味しいですが、砂肝は日本の焼鳥が美味しいので、他の串にすればよかったかも…

最初の3店に行ってみて

高めの食材を使っているものもあるので単純には比べられないですが、バルセロナのピンチョスと比べてもこれら3軒どこも値段が高いです。日本円に換算したらびっくり!

2018年に行った同じバスク地方のビルバオはピンチョスが安くてびっくりしたくらいなので、物価高騰を考慮してもサンセバスチャンの有名店の価格はちょっと異常に感じました。そして色々調べてみると、やはりスペイン語のサイトには「サンセバスチャンのピンチョスは値段が高い」と書いてありました。コロナ前からどうやら他の都市と比べて随分値段が高かったようです。

そして値段の割には「普通に美味しい」レベル。期待が高かっただけにちょっと残念でした。

ただ、決して不味くはないし、日本ではなかなか手軽に食べれないものもあるので、値段が気にならなければ楽しめそうです。

他方でワインはかなり安く、特定の銘柄を指定しなければ3ユーロすることはまずありませんでした。バルセロナだと3.50ユーロ以上が大体相場なので呑兵衛には嬉しいです。

サンセバスチャンは今回が初めてということもあり、もしかしたら旧市街でも美味しくてコスパの良いところもあるかと思い、もう数件行ってみました。そちらはまた次回。

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