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「45歳になっても身体は変わる」長谷川理恵さんが3年ぶりのマラソン挑戦で伝えたかったこと


何か新しいことを始めたい。
大きな目標を決めて、それに向かってチャレンジしたい。
最初の一歩を踏み出すのって、勇気やエネルギーが必要ですよね。気になってはいるけど、、やりたいけど、、なかなか踏ん切りがつかない。できない言い訳がたくさんある。

自分自身も含めて、そんな人たちの背中を少しでも押すことができたら。
今回のnoteは、そういう気持ちでお届けします。


主役はアンダーアーマーの契約アスリートである、長谷川理恵さんです。
長谷川さんといえば、モデルとして活躍されるかたわら、2000年、26歳の時にテレビ番組の企画で初めてホノルルマラソンに出場。それ以来、数々のレースに挑んできたマラソンランナーでもあります。2003年には、自己ベストとなる3時間15分36秒という素晴らしい記録も達成されています。

しかし、近年は病気で体調を崩したり、仕事と子育てに奔走されたりして、3年以上マラソンから遠ざかっていました。

そんな長谷川さんは今年のはじめ、もう一度マラソンに挑戦することを決意しました。舞台は11月10日開催の横浜マラソン。しかも、サブ3.5(3時間30分以内)という厳しい目標タイムを設定して。

サブ3.5で走るのがどれほどすごいことか補足します。まず、すべての年代を通して、3時間30分以内で42.195キロを走りきれる女性ランナーは、レース出場者の中で全体の3パーセント程度です。これに45歳という年齢の条件が加わると、その割合はぐっと小さくなります。

今回のチャレンジを決意した理由について、長谷川さんはこう話します。

長谷川さん
アンダーアーマーさんとの契約を機に、もう一度真剣にマラソンにチャレンジしてみたいという気持ちが湧いてきました。年齢が一緒、子どもも同じくらいの歳、ランナーでベストタイムも同じくらいという友人がいるのですが、彼女にこの話をした時、「この年齢になると、なかなかサブ3.5で走れない。目標を達成できたら同年代のランナーを勇気づけられるし、きっと自信にもなるよ」と挑戦を後押ししてくれたんです。そこで、本気でサブ3.5を目指して横浜マラソンを走ることを決意しました。

長谷川さんは5月に本格的な練習をスタート。週に2回のスピードトレーニングや、週末の距離走などで着実に練習を積んでいきました。しかし、長谷川さんは仕事に育児と多忙な毎日です。いったい、どのように練習時間を捻出したのでしょうか。

長谷川さん
忙しいママさんランナーってたくさんいると思うのですが、毎日20キロ、30キロを走るわけじゃありません。30分や1時間くらいの時間って、確保しようと思えば作れるものだと思うんです。例えば、子どもの送り迎えをしているのですが、距離がちょうど10キロほど。だから、スポーツウェアを着て出かけて、子どもを送った帰り道は走ることで、練習時間にあてたりしていました。よく大変だね、と言われるのですが、私にとってはメリハリがつくというか、生活全体にいい影響が出ていたと思います。

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さらに、今までとはまったく違うアプローチとして取り入れたのが、ニュートリション(栄養)とフィジカルトレーニングです。長谷川さんは初めての試みについて、こう語ります。

長谷川さん
今までサプリメントなどをほとんど摂取していなかったのですが、必要なものを適切に補給すると、距離走翌日の疲労回復の度合いをはじめとして、身体の調子がまったく違います。また、フィジカルトレーニングについても、そもそもランナーにトレーニングが必要なのかなって思っていました。筋トレが嫌いでずっと避けてきたので。

しかし、いざトレーニングを始めてみると、週に1回ですが自分の体がどんどん変わっていくのを実感できました。今までは疲れてくると猫背になって腕が振れなくなるのが弱点だったのですが、肩甲骨周りを強化したことで、これを克服できました。筋肉量が増えたことで自然と体脂肪が落ちて、体重も絞れました。成果がこんなに数字なって現れたのには驚きました。

そんな長谷川さんの様子について、トレーニングを担当したドームアスリートハウスのパフォーマンスディレクター、友岡和彦はこう話します。

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友岡
最初は押す、引く、しゃがむ、といった動きを正しくマスターしてもらうことから始めました。今までまったくトレーニングをしたことがないので、伸び代がある。できなかったことができるようになるので、それが自信となり、とてもポジティブに取り組めたのだと思います。
もちろん、辛いトレーニングもやりましたが、彼女は決して弱音を吐くことはなく、次の目標に向かってどんどん進んでいきました。嫌なことを後回しにせず、先回りして期待を上回る取り組みをする。仕事でも同じですが、成功している人の共通点だと思います。
肉体的な変化もそうですが、フィジカルトレーニングによる精神的な充実が、走りにも良い影響を与えたと思います。

もう一つ、忘れてはならないのが、長谷川さんの足元を支えたアンダーアーマーのランニングシューズです。今回の挑戦で長谷川さんが選んだのが、ホバーベロシティ2というシューズです。ランニングのマーケティング担当で、自身もランナーとして長谷川さんと練習をともにした岡英代(おか・はなよ)は、このシューズの特徴をこう説明します。

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理恵さんからは、完璧な状態でスタートラインに立ちたいという強い思いを感じました。だから、シューズ選びも真剣そのもの。そして、最終的に理恵さんが選んだシューズが、このホバーベロシティ2です。理由を聞くと、「このシューズなら反発性がある上に、クッション性もあるので、最後まで安心して走れる」とおっしゃっていました。このシューズは、アンダーアーマーが開発したクッショニングによって足にストレスなく走れる上に、軽くてスピードを追求できます。完走を目的にしたランナーから、理恵さんのようなスピードランナーまで幅広く使える一足です。

(長谷川さんのサブ3.5達成を足元から支えたホバーベロシティ2についての記事はこちらからぜひご覧ください)

理恵さんが本格的に練習を始めた6月のレースで、実は私は彼女を動画で撮影しながら走っていました。この時点では私の方が走力があったんですね。けど、夏の厳しい練習を越えて、10月に一緒に走った時には理恵さんのペースについていくことができませんでした。母親としてやるべきことを完璧にこなしながら、この半年間でどれだけの努力をされてきたのか、一緒に走って実感したのです。

もう一つ、理恵さんが「今までマラソンは孤独なスポーツだと思っていたけど、初めてチームのためにゴールを目指したいと思った」とおっしゃっていました。アンダーアーマーはシューズや栄養、トレーニングまでアスリートをすべての面から支えます。そんな私たちを一緒のゴールを目指す仲間と感じ、チームという感覚を知ってもらえたことがとてもうれしいです。


さて、11月10日に晴天の下で行われた横浜マラソン。
長谷川さんのレース結果はどうだったかというと。。

3時間28分30秒

目標タイムをきっちり1分30秒上回りました。有言実行、本当にすごいです。
今回の挑戦を通じて感じたことを聞くと、こんな答えが返ってきました。

長谷川さん
この半年間、本当に地味な作業の繰り返しでした。きついし。暑いし。だけど、何かを成し遂げようと思ったら、近道ってないんだなって思いました。ありふれた言葉ですが、自分を信じて、目標に向かってやることをやっていけば到達できるんだなって思えたんです。

今まで、フルマラソンの時は必ず、鎌倉の戦いの神様にお参りに行っていました。2000年からずっと続けていて、母がお守りをランニングパンツに縫い付けてくれたりして。でも、今回は行きませんでした。ふと、物事の結果って、全部自分が決めることだよなと思って。神社に行かなくても大丈夫という気持ちで、心配がゼロだったんです。やってきたことに本当に自信を持てれば、マラソンは成功するんだなって思いました。

サポートしてくれたアンダーアーマーのみなさんには本当に感謝しています。靴も素晴らしかった。足のダメージがほとんどないですし、このシューズなら絶対(誰でも)サブ3.5行けます!

最後に同世代の女性たちに向けて、メッセージをいただきました。

長谷川さん
45歳って子育てしている女性もたくさんいると思います。立派なおばちゃんです。実は、今回の練習過程で伸び悩んだことがありました。こんなにやっているのに、なかなか速くならないなーと。以前だったら成果が出ているだろう、45だから伸びないんだと、年齢のせいにしたこともありました。けど、40代の女子でも速いランナーはいっぱいいます。年齢って言い訳にならない。

私がうれしかったのが、今回走るって決めた時、周りのママ友も私の取り組みを見てくれていて、体を動かしてみたくなったと言う人が多かったんです。しかも、今までほとんど運動をやってこなかったような人までも。子どもたちと一緒に体を動かしたりして、「筋肉痛が心地いい」とみんなすごい笑顔になりました。やっぱり、いくつになっても運動することって楽しいし、スポーツは人を笑顔にするものだと感じたんです。

私は今回の挑戦を通じて、「45になってもこんなに体って変わるんだよ」ってことを知ってほしかったし、「やる前からあきらめずに、どこまでいけるかやってみようよ」というメッセージを伝えたかった。
人生はあっという間。やりたいことをやらないともったいないと思います。何が合っているかはわからないけど、必ず人それぞれ向いているものってあると思うんです。最初の一歩を踏み出すのは大変だけど、やってみれば道が開けるかもしれないし、チャレンジするのに年齢なんて全然関係ないと思います。

長谷川さんがゴールした時、岡が泣いていました。後で話を聞いたら、今までの長谷川さんの努力が思い出されて感動したそうです。他にも、「同じ女性として勇気づけられた」とプロジェクトに関わったスタッフが言っていました。なぜアンダーアーマーが長谷川理恵さんの挑戦を応援し、サポートしているのか。その理由が分かったような気がしました。

アンダーアーマーは、目標に向かって挑戦する人、今の自分より少しでもより良くなろうとがんばる人を応援します。