公務員を辞めるのに必要なこと~心理~
私が辞めることについて、同僚や知り合いに言われた言葉。
第1位 『次、何やるの?』
第2位 『寂しいけど、応援します!』
第3位 『うらやましい。勇気もらった』
周囲の反応と心理的な葛藤
本人を目の前にして、はっきりとは言わないけど、本心では、経済的なことを一番心配されたと思う。
逆説的に言えば、自分も辞めたい、別の仕事をしてみたいと思っているけど辞められない人は、経済的な理由で辞められないと推測できる。
経済的なことは、別記事で書こうと思う。
周囲の反応は、辞めることが確定してからのものだけれど、手続き上、退職願から内示が出るまでは、退職を取り下げることもできる。
そこで迷う人は、辞めない方がいいかもしれない。
私は、頑固な性格で人に言われて揺れることはあまりなかった。
それでも心理的な葛藤は、何度かあった。何度も自問自答した。
一番自分の弱さがでるのは、
「自分は大変な仕事から逃げ出したいのかな~?」
という思い。
周囲は、家でも様々な家事などをしているのに、育児も介護もしていない自分が仕事から逃げ出して、職場に迷惑をかけるのではないかと。
ある意味、自意識過剰な思い。
自分が仕事をがんばることで、周囲は助かっていると思っていた。
そこで、辞める意思を貫くために、仲の良いランチ仲間に、食事の度に辞める計画を聞いてもらった。
もう本当にこの人たちには、頭が上がらない。
同じことを何回も聞かせてしまったから。
ひとりでは、くじけてしまっていたと思う。
自分以外の人に言わば退職のプレゼンをすることで、思いを現実化した。
退職までの流れ
私がはっきりと辞めようと考えたのは、去年のゴールデンウイーク。
そこから、3月31日までの流れを大まかに考えた。
課長に辞めるといったのは、去年の12月上旬のヒアリング。「退職願」を提出。翌日に係長(直属の上司と関係が悪くなければ、早めに言ったほうが良い)へ報告。
課長の前に係長に報告でも、もちろんいいと思う。
一般的に課長は、係長には「本人が言うか」「課長から言うか」と確認するらしい。
そして、私の退職願は、課長を通して人事課に提出された。
課長とも係長ともコミュニケーションを取りたくない場合は、人事課に直接提出する人もいるらしい。
振り返ると、辞めることを伝える順番にも気を配って良かったと思う。
最後に、有給休暇の取り方。
私は、今年の1月からyogaのレッスンと座学を学ぶため、週2回、ほとんど同じ曜日を休んでいた。
このような休み方は、周囲の協力があったからこそ可能だった。
私が休んだ時の仕事は、ほとんど他の同僚が処理してくれた。
もちろん、私が出勤しているときに同僚が休んだら、できるだけフォローした。
ちなみに、この同僚たちに辞めることを伝えたのは2月の下旬。
仕事の仲間が次の仕事の顧客という気持ちもあったので、3月31日まで仕事をした。
有給休暇を使い切るつもりだと2~3月まるっと仕事しなくてもよくなることもできるけれど、次の仕事のジャンルによって、慎重に休んだ方がいいと思う。
さらに、本人のライフスタイルにもよるけれど、私は定期的に公務員の仕事をしていたことで、緩やかに新しい生活に移行できた。
(緩やかといいつつ、公務員とyogaとnoteの両立はきつかった。)
急激に休んでしまうと、次の仕事のモチベーションを上げることが大変になる可能性もあるのではないかと思う。
私がyogaとnoteを1月に開始したことについて、振り返るのは早すぎるのかもしれない。
以上の流れは、仕事内容や地域によって事情が変わるかもしれない。
でも、辞めるまでは、今の仕事をしっかり行うことと、周囲の協力に感謝することは、マナーだと思う。
結論
周囲の言葉で不安になった時には、きちんと相手に説明する(時間をかけてもOK)ことで、次の仕事のイメージがより明確になり、自分の不安も少なくなる。
※公務員を辞めることをオススメする主旨ではありません。
あくまでも、将来を真面目に考えて、新しい仕事をやると決意した人のための参考としてください。
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