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母と子ども時代の写真

子ども時代の写真をインスタにアップして、

重くて古いアルバムを処分しようとした。


一旦、処分を立ち止まって、母の家で話題になればと写真を見せたら、

可愛い可愛いと懐かしがって、喜んでくれた。

食い入るように写真を見入っていた。

母は、過去にタイムスリップして、意識が写真の中に入りこんでしまったかのようだった。

そんなに喜んでもらえるとは思わなくて、意外な気がした。

一連の行動で、小さな娘たちを愛おしいと思っていたんだなと分かった。

大人(中高年)になってしまった私たちに対しての、厳しいご指摘とは、ギャップがある言動。

最近は、孫に身長を抜かれて、会話も減ってしまったから寂しいんだろうか。


かなり若い歳(24歳)で私を生んだから、外見は若く見えるし、キツめのヨガのポーズも頑張って練習している。

けれど、旅行などで長時間一緒に過ごすと、同じことを何回も聞いたり、さっき話したことを覚えてなかったりしたことがあった。


そういう時に、初めて

あぁ母も歳を重ねているんだなぁ。

と現実を目の当たりにする。


日常生活にすぐ支障が出るわけではないけど、今までできたことが段々できなくなる不安感・違和感を母から感じ取ることが出てきた。

それでも、古い写真の記憶は、忙しいけど充実していた輝かしい日々に母を戻してくれたのかもしれない。


私が持っていたのは、数枚の写真だけだったので、古いアルバムを見たいと後日2冊とも引き取ってくれた。


年齢を重ねて衰えを感じることは、他人事じゃなくて、私自身も人の名前が覚えられなかったり、勘違いしたり、たくさん経験している。

インスタのストーリーとかリールとか区別つかなかったりするもんね。(でも挑戦するよ。)


今回は、断捨離と親孝行、両方叶って大成功!

写真の中の少女の私も、心なしか得意げな表情に変わって見えた。





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   愛だけがある。

 全ての存在の根本に愛がある。

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