ヒカル

旅が好き。環境への配慮から8年前からお肉を食べていない。タイと中国の帰国子女、高校はイ…

ヒカル

旅が好き。環境への配慮から8年前からお肉を食べていない。タイと中国の帰国子女、高校はインターナショナルスクール。現在、社会人。幅広い分野で執筆します。少しでも興味があればフォローしていただけたら嬉しいです。

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美少女キャラが気付かせる私の性別コンプレックス

環境省公式Twitterより 「女子高生」「好きな食べ物はアイスクリーム」「身長158cm」という細かすぎるキャラクター設定が環境問題と一体どんな関係があるのかは不明だが、環境省は君野ミライと君野イマを啓発活動のイメージキャラクターに起用した。 これに対して、環境省の活動を知るや否や、キャラクターを起用するべきではなかったと私は過剰に反応した。キャラクター起用に反対する意見もたくさん目にしたが、冷静になってみると私が画像を見た瞬間抱いた「信じられない」という思いと、無

    • Beef or Chicken ? No Choices for Vegetarians ?

      食肉(特に牛肉と羊肉)は環境への負担が大きいということは前の記事でも散々述べている。 要約すると、牛肉と羊肉などは、牧草地として莫大な土地を森林伐採して切り開き、大量の水と穀物などを与え(しかも、大人の体になるまで豚や鶏よりも時間がかかる)、ゲップやおならとして温室効果ガスの一つであるメタンガスを排出する。こんなに多くのものを消費しているにもかかわらず、牛肉たった1kg生産するのに、20,600Lもの水が必要であり、その量は他の豚肉や鶏肉、乳製品を生産するよりも倍以上にもなる

      • 黒く染まったタイムラインを見て考えたこと

        #BleckLivesMatter や #BlackOutTuesday というハッシュタグがあらゆるSNSを埋め尽くしてから早くも1ヶ月が経とうとしている。 一部の人を除いて熱が冷めたのではないか? 私はもともと、この一過性のあるイベント感に多少なりともモヤモヤしていた。 「普段からこんなこと言う人だったっけ?」 「この人いつか冗談で差別的な発言してたのに…」 もちろん、普段から真面目に考えていても発信しない人もたくさんいるだろうし、普段から真面目に考えているいないに関係

        • バカン・ミャンマーが愛おしい…!

          今回は、近くて遠い(?)ミャンマーの遺跡群について! ミャンマー出身者と話すとき、決まって「バガン(Bagan)に行ったことあるよ!」と言ってしまう。「本当?!とっても美しかったでしょう:D」と誇らしく答える彼らの姿は、外国人観光客に対して、京都や奈良について語る、我々日本人の姿と、どことなく重なる。 バガンは、カンボジアのアンコールワット・インドネシアのボロブドゥール遺跡と並んで「世界三大仏教遺跡」の1つであり、世界遺産の有力候補とのことだ。 この遺跡群こそがミャンマー

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        • Everywhere&EverySeconds
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        • Nourish Me, Local & Earth!
          2本

        記事

          こなれ感纏って、いざミュンヘン・ドイツへ

          様々な性格の人が世界にはいると言えど、多かれ少なかれ国民性というものを信じている。ドイツ人といえば、真面目で機能性の鬼、倹約家、ゆえに親しみにくそう…そんなよく耳にするイメージを持ちながら初上陸したミュンヘン。※観光に来た一日本人という素人目線なのでご容赦ください! 観光名所が集まる「マリエン広場(Marienplatz)」は、観光客の期待を裏切らない。私の1日ミュンヘンツアーはここからスタート。 PRADAやHermesといった高級ブランド店が、軒並み続く中心街「マリエ

          こなれ感纏って、いざミュンヘン・ドイツへ

          …酒税、タバコ税、食肉税?!

          私は、喫煙も飲酒もしないので「タバコ税」や「酒税」にもっぱら疎かったが、調べてみると税率が高く驚いた。 タバコ税の税率は約63%(半分以上が税!)、 酒税に関してはお酒の種類によって変わるが、1缶350mlのビールで現在約70円(酒税法改正で55円に変更される)なので単純計算で35%ほどだ。 国税庁は、これらの課税の根拠として、嗜好品と考えられていることや、これらに起因する社会的費用を抑制するためには消費の抑制が効果的だということを挙げている。 また、最近毎日耳にする世界保

          …酒税、タバコ税、食肉税?!

          月曜日だからこそ始めて欲しいこと。

          前回の記事で、肉食、特に牛肉が環境問題の大きな一因であることを紹介した。相州牛推進協議会によると、今でこそ牛丼が大好きな日本人も、戦国時代から江戸時代においては牛肉を食べることは禁忌とされていたらしい。そう考えると、食生活や食習慣は外部からの影響ですぐに変わってしまうものなのかもしれない。 しかし、すぐに肉食をやめろなんて言われても、無理な話だろう。私だって好きな食べ物をもう食べるな、なんて言われたくない。そこで、紹介したいのが「Meatless Monday (aka M

          月曜日だからこそ始めて欲しいこと。

          地球のためにレジ袋に「No」と言えるあなたが、牛肉に「No」と言えないわけがない。

          20,600 リットル この水の量は何を表しているだろうか? 正解は、牛肉1kg生産するのに必要な水の量だ。 水のジャーナリストの橋本氏によると、 豚肉と鶏肉はそれぞれ、5,900Lと450Lらしい。 牛肉のステーキ300g(一般的な量)に費やされる水は、 およそ6,180L 。 東京に住む人が1日に使用する量を平均250Lだとすると、 25日分の水がステーキに費やされていることになる。 ステーキ食べるだけなのに、こんなにも大量の水が使われているなんて… 確かに、水自体は

          地球のためにレジ袋に「No」と言えるあなたが、牛肉に「No」と言えないわけがない。