すなお

春へと向かう気候の変化で体が思うように整わないこの頃。

それでも気持ちはわりと平穏に過ごしている。


先日わたしたちは夫婦を終結した。

わたしが子どもの母親である以上、子どもの父親である彼とはこれからも「子どもを通した家族」なのだろうと思っている。


私たちは未熟すぎて、夫婦という大人同士の人間関係を築くことができなかった。それは私たちにとって時間が解決するものではなく、相互に意識し合い努め合わなくては築けないものだった。

見ているものも向かおうとしている方向も違った。共有するものもなくなっていた。

そこにあるのは2人の関係ではなく、子どもの母親と父親でしかなかった。

夫婦はもう終わっていた。

だからちゃんと終わらせた。


相手が変わることを待っていても何も変わらない。変わることができるのは今ここにいるわたしだけでしかない。

夫婦をできなかった一因として、わたし(彼も)の境界線の薄さもあると思う。

夫婦という関係を離れたことで、彼とは良い関係が作れる気もしている。


自分に嘘をつくのをやめた。自分を誤魔化すのもやめた。異常に高い自己評価もやめた。

できる自分もできない自分も、やりたくない自分も怠けたい自分も、全部全部わたし。



「すなお」

そう生きられるようになった自分が好きだ。





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