見出し画像

20240712 Madrid プラドはでっかいぞ

晴れ 30℃くらい。

マドリード滞在の主目的であるプラドに朝から行く。時間指定のチケットだが退出時間は自由なのでなるべく早めで10:45に入場。

正面は出口のみ。中は写真禁。

とにかく広くて大きい。まずは一番のお目当てであるヒエロニムス・ボスの絵を見ようということで迷いながらも展示室へ。かなり人気のようでツアーの人たちが次々と来る中、かき分けつつじっくり見る。絵は思っていたより大きい。

前から思ってたけど宗教的啓発の絵にしては怪物たちにすごい愛を感じるし、ノリノリで描いていそう。そしてこれを気に入って残してきた人たちの趣味もなかなかイケてるなぁ。その後、他のフランドル絵画も見たけどボスは際立って奇妙だった。大好きな絵の本物を見られてよかった。フランドル絵画は老眼になる前に見ろというけれど本当にそう。めちゃくちゃ良い細かいし、美術館でも近づける距離に限りがある…

その後は始めの方に戻り中世から順番に見ていく。

教会でもたくさん見たけどキリスト教絵画はやはりちょっと緊張というか痛そう〜って思ってしまう。そんな中、エル・グレコの絵を見たら、めちゃくちゃカッコ良くて鮮烈で力強くて一気に好きになってしまった。劇画じゃん!と思った。

1階を見終わったらすっかりお腹が減ったので高いけどカフェでベーグルサンドを食べ、腹ごなしして再出発!

カラヴァッジョがうますぎるけど怖かったのでラファエロ、ルーベンスで口直し。デューラーはほんとうにうまいんだけどいつもすごくドヤ顔に見える。

地元なのでとにかくゴヤの作品がたくさんある。先に後期の作品を見たあとで初期の作品を見てしまったので、この人が目の当たりにした歴史の振れ幅の大きさにくらくらしてしまう。正も負も感情を描くのがうますぎ…庶民も王族もどちらを書くときも人間を描いているように感じた。

裸のマハの前で年頃男子2人が、お前見ただろー!エローみたいなやり取りをしてて大変よろしい。だって着衣とぜんっぜん顔つきが違うしほーらエロいぞ〜って顔だったので面白かった。

ベラスケスもたくさんあるし、ほかにも有名な絵も色々ある。ところどころピカソが急に現れたりする。

すべての部屋を回り、最後にもう一度ボスとグリコを見て、結局プラドにろくじかん…17時過ぎに退出。

ヘトヘトになったので近くのカフェに行き、ティラミスで糖分補給。

そのまま宿に戻ろうかと思いつつ、結局王宮の方まで行って、大聖堂まで見て、中華料理をもりっと食べて終了。

王宮
大聖堂はモダンなデザインだけど、その中にスペインの文化的重層を感じられてとても素敵でした
汁ビーフンみたいなやつ。美味しかった!

盛りだくさんでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?