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遠隔会議の救世主:オンラインホワイトボード【Miro】

リモートミーティングの際に、ホワイトボードがなくてお困りの方はいませんか?それらを解決する素晴らしいツールがあります。

私は日頃からブレインストーミングが出来るツールをよく探していたのですが、なかなか良いツールに出会えずにいました。いっそのこと自分で作ってしまおうかと考えていたくらいでしたが、ついに最強ツールを発見してしまったかもしれません。

その名も「Miro」です。

色々なアプリを触って感じていた、使い勝手の悪さや惜しさが、Miroは全て払拭されています。無料(有料プランもある)のクオリティとは思えないくらいに良く出来たツールで正直驚きです。

(近年、自分が欲しいと思っていたものが、必ず数年でプロダクトとしてこの世の中に出てくるという経験が多く、テクノロジーの恩恵を受けられて嬉しい気持ちと同時にちょっと嫉妬したりもします。)

今後より一層自分のクリエイティビティをアップデートするのにMiroは役に立つかもしれません。

今回はMiroというサービスの魅力を紹介していきたいと思います。

Miroとは

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Miroは、オンラインホワイトボードプラットフォームで、オンラインで共同でホワイトボードを描くことができるコラボレーションツールです。ウェブ上のホワイトボードにチームが同時にアイディアを書くことができ、アイデアを構築し創り出すのを助けるツールです。

魅力①:コラボレーション

Miroの魅力は、やはりチームメンバーが同時に編集できることかもしれません。ホワイトボードに、チームメンバーが、好き勝手に、いつでもどこでも、アイディアを同時に書くことが可能です。出したアイディアに対してコメントをつけたり、付箋を貼ったり、図形を足したり、様々なことができます。アイディア出しがより効率的になります。オンラインミーティング時のホワイトボードとしても役に立ちます。Miroに慣れると、普通のホワイトボードに逆に戻れなくなる可能性もあります。

魅力②:充実したテンプレート

いくら素晴らしい機能を兼ね備えたツールも、それを使う側が使いこなせなければ意味がありません。Miroには豊富なテンプレートやデモが用意されており、各テンプレートにもそれぞれ詳細な説明がついているので、使い方を想像するのも簡単で、ユーザーはスムーズにツールを使いこなすことが可能です。いくつかのデモサンプルを紹介します。

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魅力③:何にでも使える

魅力②の豊富なテンプレートでも示した通り、実はこのツールはアイディアを出して、まとめたりするということだけでなく、様々な用途に使うことが可能です。しかも用意されてるテンプレートは、企画やマーケティング、品質管理、分析、デザイン、開発など、扱っている分野も幅広いです。

リモートミーティング中のホワイトボードとして使うこともできますし、個人のメモやブレスト用に使うことも可能です。

以下で紹介しているのは、大項目、中項目に過ぎず、これら項目にさらに細かくテンプレート複数用意されています。

USE CASES
- strategy 戦略
- Planning 企画
- Remote meetings 遠隔会議
- Brainstorming ブレインストーミング
- Insight gathering インサイト
- Decision-making 意思決定
- Prioritization 優先順位付け
- Workshops & Facilitation ワークショップと円滑化
- Retrospectives & Feedback 振り返りとフィードバック
- Metrics & Measurement 指標と測定
TEAMS
- UX Design & Research UXデザインと調査
- Product management プロダクト管理
- Project management プロジェクト管理
- Marketing / Sales マーケティング / 販売
- Dev / Eng 開発
- IT / TechOps
- HR 人事
- Executive / Business エグゼクティブ/ビジネス
FRAMEWORKS
- Design thinking
- Agile
- Lean
- SAFe


魅力④:知らなかった手法に出会える

例えば、上記の中でBrainstormingという項目だけでも11個もテンプレートが用意されています。5 Whys Template(5WHY法)、Affinity Diagram Template(親和図法)、Fishbone Diagram(特性要因図)など、様々な手法のテンプレートを使うことができます。私がまさにブレストツールとして求めていたのはこういった色々な手法が試せるものでした。

Brainstorming
- Blue Ocean 4 Actions Framework (ブルーオーシャン戦略)
- 5 Whys Template (問題解決や原因分析に用いるフレームワーク)
- Affinity Diagram Template(親和図法)
- Concept Map Maker Template (コンセプトマップ)
- Disney Creative Strategy Template (ディズニークリエイティブ戦略)
- Online Fishbone Diagram Template(特性要因図)
- How Now Wow Matrix Template (クリエイティブマトリクス)
- KWL chart template(KWL表)
- Lotus Diagram Template 
- Online sketching template (オンラインスケッチ)
- Random Word Brainstorming Template (ランダムワードブレスト)


魅力⑤:オシャレでかっこいい

ツールにオシャレさなど不要と考える人もいるかもしれませんが、私個人としては、オシャレ要素は大事な魅力のひとつです。ホワイトボードが出来上がった時に、ダサいものか、オシャレなものかで、チームのテンションは変わります。それが一番大事とまでは思いませんが、アイディア出しなどには、そういったテンションも大切だと考えています。

魅力②のサンプルを見てわかるように、ただのサンプルですら、なんだかオシャレですよね。もちろん綺麗に見えるために、等間隔に揃えたり、簡単に色の選択ができたり、オブジェクトのサイズを揃えやすくする機能が備わっており、それらインターフェースもシンプルで使い易いです。私の考えるオシャレの中には、そんな使い勝手の良さ(UIUXの良さ)も含まれています。

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上記はユーザー登録の画面ですが、美しい色合い、シンプルな図形の組み合わせのなかに有機的な曲線、十二分な余白など、トレンドのウェブデザインをばっちりとおさえていています。登録画面ですでにそのオシャレさを感じ取ることができます。

また、気絶するくらいオシャレなブランディングサイト(下記リンク)があるので是非みてみてください。(オシャレすぎて嫉妬します)


魅力⑥:ボードがとにかく広い

ひとつのボードを広々と使えるのが個人的に凄く良いポイントだと思っています。情報をまとめたり整理したりするのがあまり得意ではない人(自分)にとっては、ボードが広く、ひとつの場所に書けるということには、とても良い意味があります。

例えば、何を課題にすればいいかよくわかってない漠然とした物事について取り扱ってる時や、アイディアを閃い時、切り口を見つけた時に、それらにどう表題をつけていいかわからない時があります。そんな時でメモをとるのですが、表題がない(もしくは粒度がバラバラで)整理しにくいドキュメントをただひたすら量産してしまいます。

『メモの魔力』という本(読んだことはありません)がヒットし、メモの重要性については色々な人が気付き始めています。私も自称メモ魔で日頃から色々なことをメモしています。ただ色々なことをメモしていて思うのは、ただメモをとるというのは簡単ですが、そのただメモを取る段階から、まとめたり新しいことを発見するという段階にいくのには、高い壁があるように感じています。
この壁を感じている私にとっては、メモもアイディアも色々なページや箇所に散らかすよりは、1枚の紙に書いた方が良いという結論に至っており、この広いボードはそれをするのにまさに最適だと感じます。

プランについて

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Miroにはいくつか料金プランが用意されており、もちろん有料版にすれば、機能をより充実して使うことができます。無料版にはちょっとした制限がありますが、はっきり言って無料版でも十分にMiroを試すことができます。
まず無料版を使ってみてから有料版を検討してみると良いかもしれません。

無料版
・作成できるボードが3つまで
・匿名によるボードの閲覧が許可
・既成テンプレート
・コアインテグレーション(Slack, Trello, Gmail, Zapier, Google Drive, Microsoft One Drive, Box, Adobe Creative Cloud, Sketch, Unsplash and MS Teams)



以上、今回はMiroの魅力についてのメモでした。
Miroにはリモートミーティング用のテンプレートも充実していますので、リモートワークが増えている方は、この機会に触ってみてはいかがでしょうか?

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