うつとオープン就労
今回は、お仕事の話です。
どんな感じのお仕事を目指すか、これからのライフキャリアを考えていくときに、「会社にうつ病であることを開示するか」という選択が出てきます。
オープン就労とクローズ就労
オープン就労というのは「就職先にうつ病(または他の障害)であることを開示(=オープン)すること」、クローズ就労は逆で「開示しない(=クローズ)こと」となります。
どちらもメリット、デメリットがあります。
簡単に見ていきましょう。
オープン就労のメリット
会社から配慮をもらえる
月1などで面談してもらえるので、苦しいときに助けてもらえる
オープン就労のデメリット
配慮をもらえる分、お給料が安い
配慮をもらえる分、簡単なお仕事が多い
クローズ就労は逆になりますね。配慮はもらえないけれど、お給料はしっかり、お仕事もやりがいのあるものが多い気がします。
オープン就労とクローズ就労の差は「配慮をもらえるかどうか」にあるんです。
企業の配慮
では、企業さんはどんな配慮をしてくれるのでしょう。
これは各企業によって異なるので、まずは企業さんとお話してすり合わせるしかないのですが、だいたい月1程度の面談は入ってくる気がします。
企業さんも雇った人が長く勤めてほしいという気持ちがあります。
心配事などお話できると、とてもありがたいですよね。
あとは、慣れるまで勤務時間を短くしてくれたり、病院へ行くためのお休みが取りやすかったり、休憩時間を定期的に取ってくれたり。
各企業さんごとに色々な配慮をしてくださいます。
私の場合、最大の配慮は「在宅勤務」だったので、在宅勤務で完結している企業さんを選びましたが、他にも月1の面談(雑談を含めると週1はしていただいてる気が)や短時間からの勤務などたくさんの配慮をいただいております。
自分がどんな配慮がほしいかなって考えるのは、私のこちらの記事もどうぞ。
どちらを選ぶ?
私は正確に言うと「うつ」ではなく、「持続性抑うつ障害」といううつの回復期から治らないみたいな病気なので、今後のことを考えて迷わずオープン就労を選びました。
ただ、ご存知のとおり、うつは乖離する病気です。
ひょっとしたら乖離したときに、お給料が安くてやりがいのないお仕事だとしょんぼりしちゃうかもしれませんよね。
なので、これはとても慎重に決めてほしいなって思います。
企業さんによってはうつが乖離したら、一般職と同じように扱ってくださるところもあるようです。
また、オープン就労でも面談を受けながらばりばりに働いている方もいらっしゃいます。
私は在宅勤務以外の企業さんのあり方はあまりよく知らないので恐縮なのですが、就職はやっぱりたくさんの企業さんと会ってみて、お話してみて、決めるのが大事です。
ネームバリューに惹かれて業務をよく見たら、「えー」みたいな企業さんもたくさんありました。
自分がどういう配慮をもらえれば働けるのか、気持ちが楽になるのか、そしてこの先どういう人生を送っていきたいのか。
ちょっと大げさに聞こえちゃうかもしれませんが、お仕事を決めるってそういうことなのかもしれません。
勿論、私の前職みたいに「あれなんだか軌道にのりそう?」と見切り発車でも案外うまくいったりもします。でも、歪が出るのも確かなんですよね。
まずはちょっぴり、自分のこれからについて考えてみませんか。
夢物語でもいいんです。
私は朝、コーヒーを飲みながらお家でメールチェックする自分ってかっこいいから始めました。
それで、それを実現するためには朝起きられるようにならなくちゃ! になったんです。
夢とか憧れってチープに思われがちですが、確実に自分を動かす原動力になります。
お仕事したいな、と思ったら、まずそこから初めてみてくださいね。
趣味で書いているので、サポートは不要です。お気持ちだけいただくことに致しますね。