税金を自分で納めたい人いますか?

私は大学を卒業した後すぐに海外に出てしまったので海外で税金を納めてばかりで、多い時には40%ほども納めましたが、どんなことに使われているのかに全く関心を示しませんでした。その上で公共サービスが悪い時には憤りを覚えることもw 参政権がないのでどこにも怒りをぶつけることができませんw

こんにちは。青年海外協力隊を経て、アメリカ暮らしをしたのちシルク・ドゥ・ソレイユで世界各国を10年ほど働きながら旅してきた経験から、日本の記事を比較・考察し、つぶやいているUmiです。

私は国によっては自分で確定申告をしていますが、シルクドゥソレイユでのワールドツアー中は移動が多く各国で税制も違うため、会社が無償で確定申告をしてくれていたので委託していることがほとんどでした。

ですが私も含め同僚の中には少しでも節税しようとする人たちもいます。自分でやれば会社が申告するよりも節税できることがあるんです。法律上どうにもならないことも多いですし手間がかかるのも事実で、どうにもできないのに会社に文句を言う人たちもちらほらいますw 毎回の給与明細をすごく細かくチェックしている人もいて、少しでもおかしいと会社の経理に問い合わせる人も。

そのためシルクドゥソレイユ では各国での公演前に収入に対してどのくらいの割合を納めるのか資料が配られますし、年度末(国によって違う)には自分で申告するか会社に委ねるかのアンケートも送られてきます。ちなみにそのアンケートに無回答でいると勝手に申告されます。短期労働者扱いになる場合も多くあり、有無も言わさず一定の割合が差し引かれ申告の必要がないこともあります。そのため多少各国の所得税についての知識が身につきました。


上の記事でもありますが、税金がどう使われるかは政治主導です。

日本国民の政治への関心の低さの要因の一つに、自分で税金を納めないからではないか?とふと思いました。約90%がサラリーマンという割合で、おそらく給料から自動で天引きされているため、自分が納めた感覚がない。

そのため、どう使われるのかに執着しない(関心がない)人が多いのではないかと。

勝手に納められてしまったお金には関心が薄いですが、自分で直接納めている消費増税では否定感や拒否感が顕著に見られたと思います。ちなみに国税の30%が所得税、28%が消費税です。

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ということは税収の約6割を納税者一人一人が負担しているのにどう使われるかに対してされるがままの状態で良いのでしょうか?

この国民性はブラックな雇用や働き方を受け入れてしまっていることと共通しているように思います。謙虚さと我慢強さは他国の方々がなかなかマネできないことなので、美徳ですごいことではありますが場合によっては度が過ぎると考えるべきです。

税金を自分で納めればどう税金が使われるのかにもっと執着するのではないか? それが政治への関心につながるのでは? 

「でも自分で申告するなんて面倒臭いよね」という声の方が多く上がりそうですが、確かに私も面倒くさいとは思います。しかし政治や自分が納める税金に関心がないのに、文句だけを言うのは良いのでしょうか? 文句は言うけど結局されるがまま。なんか犬の遠吠え感がします。

ただ、自分で納めるシステムにすると、先日話題になったお笑い芸人さんのようにとてつもなくだらしない人が滞納する問題も出てきてしまって納めさせる手間とコストもかかってしまうのですかね。

人間社会って複雑ですね。そのためにもやはり教育って大切だなと。なので私は教育の質や機会を増やすために税金を使うことには賛成です。



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