2022/03/24 国連の意義

昨日、ウクライナのゼレンスキー大統領の国会演説があったのだが、、、

日本に対しては具体的な内容は無かった様だが、貿易や経済制裁の継続を依頼している。
そして、機能しない国連に代わる組織の必要性。

国連とは、
国連の目的は、次の三つである(国連憲章1条)。(wikipediaより)
・国際平和・安全の維持
・諸国間の友好関係の発展
・経済的・社会的・文化的・人道的な国際問題の解決のため、および人権・基本的自由の助長のための国際協力

こういった目的の団体なのだが、参加国の内5か国が安全保障理事会常任理事国となっており、この常任理事国が拒否権を発行すればその目的を実行することが出来ない団体でもある。。。

日本では国連は平和維持のための団体として知られているが、その設立の歴史から見ても非常に不完全な団体であることが世界的には知られている。
その理由が、安全保障理事会常任理事国。

安全保障理事会常任理事国のメンバーは、第二次世界大戦の戦勝国であることから非常に偏っている。

国連では、国連内は平和裏に民主主義を持ち込んだとしても、最終的には安全保障理事会常任理事国の意思しか反映されない作りになっている。
これにより、今までも国際紛争の解決は国連でできた試しがない。
国連が出来ることは戦後処理と平和維持活動のみとなっている。

現在、ウクライナがロシアに攻められているのであるが、これを国連が止めることが出来ないのは過去の戦争でも分かっている事だ。
ウクライナのゼレンスキー大統領が戦争中であるにも関わらず、国連改革を叫ぶのは真実ではあるが、ちょっとと言う気もする。

日本の国会での演説で平和に対する新たな国連組織の必要性を語ったことは重要な事だと思う。
今後の日本の行動に期待したい。


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