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中学校あるいは高等学校のいずれかの教育課程について、その基準と編成原理、今日的課題についてまとめてください。(学校教育課程論(中・高))
1.教育課程とは 教育課程は一般に、「学校において編成する教育課程とは、学校教育の目的や目標を達成するために、教育内容を生徒の心身の発達に応じ、授業時数との関連において、総合的に組織した学校の教育計画である。」(文部科学省『中学校学習指導要領解説「総則編」』)とされている。学習指導要領は、小学校、中学校、中等教育学校、高等学校、特別支援学校の各学校が各教科で教える内容を、学校教育法施行規則の規定を根拠に定められ、その学習指導要領を基準として、教育課程は編成される。
有料500特別活動において学校行事が果たす役割、「勤労生産・奉仕的行事」の活動例、中学生及び高校生を指導する際に注意すべき点(特別活動研究(中・高))
(1)学校行事の役割 学習指導要領にある特別活動の中核となる目標は「自主的、実践的な態度を養う」ことである。これをうけて、学校行事についての目標は、全校または学年という大きな集団を単位として、集団や社会の一員として行動することの意味を、体験活動を通じて実践し深く考えることである。集団とは何か、社会とは何かについて体験実感し、望ましい人間関係を形成していくためには、生徒一人ひとりが自己理解を深め、実践していく力を養わねばならない。学校行事の役割としては、年間の節目において
有料500児童期、青年期において社会的認知(社会性の発達、対人関係(親・仲間))の拡がり、自己意識などがどのように変化するか(教育心理学1)
社会的認知は、一般には人が社会からの情報を認知する過程をいう。子どもの社会性の発達の初期段階では、初めて他人を認識するようになって以降、親、家族、家族以外の人間と、その交渉の相手を拡大していく。そして得られる情報を認知する中で社会性スキルを身に付けて行き、対人関係にも成長に従った変化が見られる。自己意識は、自分を意識し、自分と他人は違うものと分けて考えることである。積極的に環境とかかわり、自己の位置づけを明確にしていこうとする意識も成長とともに変化する。これらの特徴を、児童
有料500学校における各種指導(教科指導、生徒指導、進路指導、特別活動等)と教育相談(学校カウンセリング)の関連について(教育相談の研究(中・高))
1.学校カウンセリングとその必要性 近年の教育現場では、不登校・いじめ・非行・学級崩壊など様々な問題が生徒たちを取り巻いており、学校の問題としてのみでなく、広く社会現象として捉えられるようになってきている。これらの問題行動への対応を教師にのみまかせておくという時代は去り、スクールカウンセラーなど、これまで学校が経験したことない新しい分野の人々との協力が必要不可欠となってきた。そのため、教師にも従来の教育的アプローチからの指導だけでなく、カウンセリング的アプローチからの生徒た
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