「お金」と「時間」の豊かさはどっちも同じ
「お金」「時間」は、どっち優先でも正解
働けばそのぶんお金は稼げるけれど、働いている間の時間は拘束される。好きに使える時間や大切な人と過ごす時間が多くあると嬉しいけれど、その時間に働いていたら入る分の収入はなくなる。
当たり前のことですが、「お金」と「時間」って、どっちも同じくらい豊かなものだな、と思います。「どっちを選ぶか」みたいな発想もありますが、結局、稼ぎを増やすことと自由な時間を増やすことって、「どちらを選んでもOK」「時期によって変えてもOK」だと思うんです。
たとえば、子どもがいる人が働く時間を伸ばせば、子どもとの時間は減るけれど、お金は増える。逆に働く時間を減らせば、得られる収入はその分少なくなるけれど、その時期の子どもとの時間は増える。
どっちが上でも下でもなくて、そのときどきや、その家族にとって、自分にとって、いいなと思える方法を選べばそれが正解だと思っています。
「毎年一定額を貯金」はマストなのか
ただ「毎年ある程度の貯金をするためにペースを落とさず働き続けて、いまの自分の時間や子どもと過ごす時間が少なくても、それはしょうがない」みたいなのは、果たしてどうなんだろう…?と思うようになりました。
「将来のために」いま自分にある時間をたくさん労働に使って稼ぐより、自由な時間を確保したい時期は「働く」をセーブして、働くことに集中できる時期にたくさん働いて貯めたほうが、実は本当に必要なお金は貯まって、人生のトータルの満足度も高いのかもしれないと、個人的には考えています。
もちろん、生活費のための収入や、いざというときの蓄えはある程度は必要ですが、「貯金」に関しては、一定期間がんばれば間に合うんじゃないかな、とも思っています。(いくら貯金したいか、するか、にはよりますが)
ライフステージによって変わる「お金」と「時間」の価値
個人的には、子どもが産まれる前は「稼ぐ」がけっこう楽しかったですが(笑)、幼児を育てているいまの自分にとっては、子どもと過ごす「時間」のほうが貴重だな、と日々感じているところです。
仮に、いま「子どもの将来のために」と毎日忙しく働いて、十数年後に「お金は十分あるけれど、もう子どもは手が離れて、一緒に過ごす機会も少ない」となったら。なんだか、味気ないような気もするんです。
子どもが自立して親の出番が減るまでは、子どもとの時間を最優先にして、子どもが自分の世界を持つようになってきたら、徐々に仕事に多くの時間を費やしていって、必要なまとまったお金(進学、教育関係)は準備する。そういうふうにできたらいいな、と考えています。
老後のお金は、なんか大丈夫な気がする
あと、老後のお金を貯める、に関しては「老後資金を貯めないと悲惨なことに」みたいにメディアで取り上げられることもありますが、正直、そこはほぼ心配していません。
たぶんいまの時代の流れで行くと、65歳になっても70歳になっても75歳であっても、健康であれば普通に働いていると思うんですよね。「静かに年金生活と蓄えで余生を」とかじゃなくて、意外と、けっこう普通にやりがいを持って働いちゃってるような気がするんです。
むしろ、若いときにがんばって働き、老後はリタイアして時間がありあまる…というスタイルは、たぶん実際やるとそのうち飽きるというか、つまらなくなるような気がしています。
「仕事で稼ぐ」ことに関しては、子どもが大きくなってきてからその比率を増やし、必要な分のお金を稼ぎ、貯金をする。老後のお金は、最低限あれば、いまの時点ではそこまで心配しなくても大丈夫。
いまの自分にはそういう生活や考え方が、お金と時間の捉え方が合っているな、と思う今日このごろです。
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