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理性を保つなんて、まさに狂気の沙汰でしょうに!

「不幸な一日…それだけで、どんな聖人君子もオレみてぇな狂人になる。
 不幸な一日…世間とオレの違いはそれだけさ」

これはバットマンの宿敵、ジョーカーの台詞です。
彼のバックボーンを思わせるよい台詞ですね。


さて、今回はバットマンの魅力についてご紹介したいと思います!


うん、バットマン好きぃ……(変態)

今日はそんなバットマンの映画を中心にお話します。

これから楽しんでいただきたいのでネタバレ等はありません。


ざっくりとバットマン

めちゃくちゃ治安の悪い街、ゴッサムシティ。
様々な犯罪にまみれたこの街で、偶然にもブルース・ウェインは両親を殺されてしまいます。

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それをきっかけに少年は街を救うために恐怖の象徴となり、自身のトラウマであるコウモリの衣装に身を包んで、ゴッサムの犯罪と戦います。


人間の力

基本的にバットマンは普通の人間です。彼は過酷なトレーニングを経て、犯罪に対して強い怒りを持ったヒーローです。
また登場する悪役(ヴィラン)たちも、主には普通の人間であることが多いです。

ヒーローもの、ではあるのですが、人間VS人間という構図が魅力の1つであることは間違いありません。


魅力的な宿敵たち。そして街。

バットマンという作品の魅力は彼だけではありません。
様々な宿敵たちや、舞台であるゴッサムシティにも魅力があります。

ピエロのような出で立ちのジョーカー、なぞなぞを残すリドラーなど。
そんな宿敵たちを育んだのがゴッサムシティです。

そしてこの2つが主人公バットマンにも並ぶ大きな魅力たちなのです。


強い動機

アメコミのヒーローたちは、ヒーローになる強い動機(きっかけ)があります。

スパイダーマン
有名どころで言うと、やはりスパイダーマンでしょうか。
何度も映画化されているのでご存じの方も多いと思います。

あらすじ
ある日、ピーター・パーカーはクモに噛まれて特殊能力を手に入れます。
それで一躍有名人になって、テレビに出たり、人気者になりました。

そんなある時、たくさんのインタビューを受けた後のスパイダーマンは、警官が怪しい男を追いかけている現場に遭遇します。
そして警官の頼みを無視したスパイダーマンに対して、君の力があれば捕まえられたのにと言います。
しかし有名人となったスパイダーマンは、それは君の仕事で僕の仕事ではないと言い放ちます。

数日たって、育ての親であるベンおじさんが死んだと警察が家へやってきます。スパイダーマンはコスチュームを身にまとい、犯人を捕まえに行くのですが、そこにいた男はなんと自分が逃がしたあの怪しげな男だったのです。

そうして自分の持っていた力の意味を知り、
かの有名な「大いなる力には大いなる責任が伴う」ということを学ぶのでした。
以後、彼はテレビから姿を消し、みんなの知るヒーローとなったのです。

逆もしかり
ヒーローがヒーローをやめないのはこれだけ強いきっかけがあるということはわかっていただけたかと思います。

それは逆もしかりということです。

悪役も悪役をやめない理由が存在する。ということですね。


闇が深すぎるゴッサムシティ

バットマンの魅力の大部分はこの街が形成してるといっても過言ではありません。

警察は汚職にまみれ、マフィアと癒着し、市長ですら関係を持っています。
そうやって富裕層が下層の人間をだしに甘い汁をすする。それがゴッサムシティです。

すごいちあんのわるいとこです(小学生)

そんな環境で抑圧された人間が異質な犯罪者となり、街に巣食うようになってしまうのです。

「理性を保つなんて、まさに狂気の沙汰でしょうに! 」

タイトルのこの台詞は「キリングジョーク」という漫画で宿敵ジョーカーが言った台詞です。

実状がわかってくると聞こえ方が変わってきますよね。


永遠の宿敵である理由

バットマンといえばジョーカー。ジョーカーといえばバットマン。
この2人は一対のキャラとしてよく描かれます。

なぜなら2人はゴッサムシティという街で、あるきっかけを原因に人生が変わった似た者同士だからです。

1人はこの世をジョークとしか思えなくなり、
1人は復讐にとりつかれてしまいます。
きっかけの理由は違えど、現在の境遇は同じなのです。


しかしバットマンは人を殺しません。逆にジョーカーは悪びれた様子もなく人の命を奪います。

ここだけが2人の大きな違いと言えるでしょう。

だから似た者同士でありながら、彼らは一生わかりあえない関係なのです。


愛すべきおすすめ作品たち

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・ドラマ「ゴッサム」
ゴッサムという街の魅力を知りたいのならばこれです。
簡単に言うと、後にバットマンと協力関係になるゴードン刑事がゴッサムの腐敗を正すために奮闘するクライムアクションです。

少年ブルースがバットマンになるまでの過程や、いかに街の腐敗が進んでいるのか、そしてバットマンの魅力的な宿敵たちはなぜ生まれてしまったのか。そして何より、なぜバットマンはダークヒーローにならざるを得なかったのかが十二分にわかります。

もちろんバットマンの前日譚なので、初見でも楽しめます。
基本、一話完結の刑事ものですね。

第5シーズンまで制作されており、完結済みです!

・映画「ダークナイト」
前述したバットマンとジョーカー、
一対の2人に魅力を感じられる作品です。

バットマンは人間であって、特殊能力はありません。なので、ヒーローといってもそう都合よくすべての人間を救えるわけではないのです。
この街でヒーローで居続けるのは難しいわけですが、それに固執するブルースもまた宿敵たちと同じく、この街で精神が壊れてしまった存在なのです。

そして現れるジョーカーとの対峙でピースがはまったような、2人の完璧ともいえる対立関係から目が離せません。
どちらが正しいのか。どちらが異常なのか。
おすすめです。未見の方はぜひ一度観てみてください。

実はこれは三部作で、『バットマンビギンズ』『ダークナイト』『ダークナイトライジング』の順番に構成されております。
ですが、今作だけでも完結しているお話なので、これだけ見ていただいても問題ありません。
例えるなら、ビギンズは前日譚(OVA)、ダークナイトがTV本編、そしてライジングは満を持しての劇場版。みたいな立ち位置です。
なのでこれら三部作はどれか一作だけ見ても差し支えないようになっております。

安心だね!(満面の笑み)

・漫画「キリングジョーク」
この記事のタイトルと冒頭に書かれたジョーカーの台詞はすべてここから引用したものです。

ジョーカーは精神異常者のため、言っている過去の話が正確でない(妄想の可能性もある)ので、どれを信用していいのかわかりません。
しかし今作で語られるジョーカーの昔話はやけに現実味があり、哀愁に満ちています。

バットマンとジョーカー。この似て非なる2人の関係はいつまで続くのだろうか。どちらかが死ぬまで続くのだろうか。
ジョークを言い続けるジョーカー。一度も笑わないバットマン。
たくさんあるうちの最後の物語だと思っています。

様々なバットマン映画に影響を与えている作品だと思うので、もしご興味のある方はぜひ!

バットマンが好きになってきたら

・映画「ジョーカー」
最近公開して話題になりましたね。
悪役やゴッサムシティに魅力がある、を表した一作だと思います。

・映画「バットマンvsスーパーマン」
バットマンがあのスーパーマンと戦います。とにかくかっこいい。
これぞバットマン! なアクションがたまらないです。

・映画「ジャスティスリーグ」
バットマンvsスーパーマンの続編です。
これまでの作品とは違ったバットマンの姿が見られます。
様々なヒーローたちとチームを組んだバットマンがゴッサムを飛び出し、地球の危機に挑みます。


実はね……

僕が一番好きなのは1989年公開の映画、バットマンです。

これだけ作品出しておきながら何言ってんだこいつと思うかもしれませんが、これは事実なのです。(何言ってんだこいつ)

漫画的なテイストに近いかもしれません。
王道でありながらダークヒーローでもある、というバットマンらしい作品かなと思います。

(満足げな笑み)

へへっ

あ、でもおすすめはしません。個人的に好きなだけです。(真顔)


最後に

いかがだったでしょうか。
少しでもバットマンという作品の魅力が伝われば幸いです。

じゃあ、今からレンタルショップ……行く?

行くか。

え、行かない?


ふーん……。

そうかぁ……。

…………。


明日も来るからな!!!(布教しに)

覚えてやがれ~(負け犬)


(雑な終わり方)

サポートいただいたものは今後の作品に使わせていただきますので、ぜひサポートのほどよろしくお願いいたします! 今後も気合を入れてバシバシ書いていく所存です!