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【スティーブズで学ぶ明日使えるビジネス英語】第1回「オレたちの革命にちょっとした貢献をさせてやる。」

70年代のシリコンバレーを舞台に、二人の若きスティーブの活躍を描いた『スティーブズ』の1巻の英訳が完成しました。

翻訳は、数々の漫画の翻訳経験を持つ、Tokyo Otaku Modeさんにお願いしました。原作の雰囲気を生かしつつ、ネイティブの方でも滑らかに読めるすばらしい翻訳に仕上げてもらいました。技術用語などは、原作の松永肇一氏のチェックも入っており、その点でもよい翻訳になったと自負しています。
もしかしたら、英語の学習教材として使っていただいくのもいいんじゃないでしょうか?

たとえば、こちら。
ジョブズたちが、インテルに対して、DRAMの無償提供を願い出るシーンです。しかし、担当者としては、まだ関係の浅い取引先の申し出に、そう簡単に、首を縦に振るわけにはいきません。社会人としては、ときには毅然とした態度で臨むことが必要なときあります。そんなときにはこの一言。

"You must've messed up that brain of yours with all the weed.Go back to your commune and plant flowers or something."
「マリファナで頭いかれてんなら、どこかのコミューンでお花でも育ててろ」

相手の態度を直接揶揄するのでなく、婉曲表現を用いつつも、NGであることははっきりと伝える表現になっています。しかし、そう言われたところで、ハイそうですか、と引き下がるわけにはいかない場面も多々あります。

"I'll give you the chance to make a small contribution to our revolution."
「オレたちの革命にちょっとした貢献をさせてやる」

交渉というのは、相手を強引にねじ伏せればいいというものではありません。相手にとってもメリットのあるいわゆるwin-winの関係を気づきたい。ジョブズの言葉からは、同じゴールを目指し、双方にとってメリットのある、さらなる高みを目指すため、ともに手を携えていきましょう、という意思が感じられます。

現在、スティーブズは、1巻に続いて、2〜6巻の翻訳を目指して、クラウドファンディングを行なっています。明日使える生きたビジネス英会話にご興味のある方は、是非とものぞいてみてください。

Japanese Manga STEVES Global Publishing Project


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