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世の中はオプション理論でなりたつ (クリフ・スミス)

「未来を予測できる人なんて、どこにもいない。」

それでも、人は「未来」を考えながら生きていかないといけない。

90年代後半、サイモンスクールの経済学の教授はこう語った。

「未来の行き先は、結局、明日の延長線上にある。最初の一歩は予測可能だ。右に行くか、左に行くか。さて、そこからどう進んでいくか?それが問題だ。酔っ払いの歩みのように、右へふらふら、左へふらふら、家まで無事にたどり着けるかは神のみぞ知る。」

株価予測は、酔っ払いみたいなものだと教えてくれた。一方で、

「世の中は、すべてオプション理論でなりたつ。」

ファイナンスの権威、クリフ・スミス教授はそう言った。

複数のオプション(選択枝)を持つ人は、オプションを持たない人に比べてリスクを減らすことができる。

オプションがあればあるほど、リスクは分散され、未来の変化は対応可能だ。

上に行くか、下に行くか?

右肩上がりの成功の結末がわかっていれば、みんなそのオプションを選ぶけれど、そんなこと誰にもわかりっこない。
いま成功している人も、確実なオプションを選んだのではなく、たまたま当たりの一歩目を選んだだけなのだ。

近未来の、目先の一歩目は上に進でるオプションを選ぶのは賢明かもしれない。ただ、人生すべて右肩上がりのオプションだけを選ぶのはどうだろう?

いまみえている右肩上がりのオプションはずっと先も右肩上がりだろうか?

今はちょっとだけ上に進んでるオプションと、ちょっとだけ下に進んでるオプションを組み合わせて、将来のリスクに備えたポートフォリオを組む方がいい。

みんながみんな右肩上がりのオプションだけを選んでいると、ちっともポートフォリオにならない。

上に行く(かもしれない)、下に行く(かもしれない)、まっすぐ(かもしれない)、のような多様なオプションを持ってればこそ、将来のリスク局面に、最適なカードを切って乗り切れる。

オプションは、決して儲からない。儲けるための手法じゃなくて、リスク分散して、大損しないための手法。大博打とは対極の戦略かな?

ということで

「予測がつかない未来に、どんなおもしろいオプションを揃えて人生を乗り越えよう?」

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京都北部の山あいの小さな集落にただ1軒の小さな百貨店から田舎の日常を書いています。子供達に豊かな未来を残すためにサポートよろしくお願いします!