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自分のクラスはうまくいっているのか、否か

ここでは私が学級担任をしながら、公立小学校で働きながら日々考えていること実践していること、悩んでいることを書いていこうと思っているのですが、今日は尊敬する先生(今は軽井沢風越学園の校長先生)「ゴリさん」のブログを読んで、ふと考えてみたくなった「自分のクラスはうまくいっているのか、否か」について書いていこうと思います。

ゴリさんのブログにはいつも刺激を受けるのですが、その中で「組織を成立させる3要素」の話がありました。その3つとは

・共通目的(ゴールやビジョン)
・貢献意欲
・コミュニケーション

だそうなんです。自分のクラスと照らし合わせると、自分が考えていること、実践していることと関連付けてみるとどうなんだろう。気になるところ。

①共通目的

「クラスのゴールってなんだろう」「自分が担任をもつときに大切にすることはなんだろう」と考えるときに初めに出てくるのは「Have fun」です。「楽しむ」ですね。(この言葉に初めて出会ったのは大学時代にKAIさん(甲斐崎さん)の教室を訪問したときのこと。もう10年以上前。懐かしい。)子どもたちの中には(いや、ほとんどの子どもがそうかもしれませんが)家族と過ごす時間よりも学校で過ごす時間の方が長いという子も多いはず。だからこそ、1日のメインになる「学校での時間」を楽しんでほしい。楽しんでなんぼ。ここが僕が担任するときに大切にすることの根底に流れています。僕自身、楽しくないと嫌ですし。もちろん、叱るときだってあります。(2学期の子ども同士のLINEトラブルには本当に手を焼きました。。。機会があればそちらのことも書いてみようかな。)

②貢献意欲

「このチーム(クラス)が目指している共通目的に向かえるように貢献したいという貢献意欲がそれぞれのメンバーにあるかどうか」なのですが、ここはまだまだ、という感じです。「みんなが楽しい!」はクラス全体で共有できているとは思うのですが、その意欲が行動と伴って現れているのはクラスの中でも限られた子たち。(と、ここまで書きながら、もしかしたら貢献意欲は出しているのに先生が見ていない!知ってもらっていない!俺、私、自分では貢献したいと思って行動しているのにー!!と感じている子は意外といるのかも。背筋がピン!と伸びます…)

③コミュニケーション

6年生ともなると男女を意識し始めるのは当然のこと。(今はなかなか行う機会がありませんが)「サークルになってー」というと、綺麗に男子の列、女子の列に分かれて円になります。最初はこの光景に焦っていました。「自分のクラスは男女の仲があまり良くないんじゃないか」とか、隣にクラスと比べて落ち込むことも。今は、「まあ、しょうがないか」と思っています。男女別に別れたいんだから、それはそれでしょうがない。

でも、「コミュニケーションとってみたら意外と悪くないじゃん!楽しいじゃん!」と思える経験は子どもたちにとって必要だと思っているので、特にこの新学期が始まったときにはいろんなグループ活動をして「混ぜる」ようにしています。具体的には

・1年生を朝タイムに楽しませよう企画グループ

・クラスをもっとよくしよう!会社活動グループ

・江戸時代の推しメン総選挙グループ

・体育のバスケットチーム

など。元からある仲良しグループを抜け出して思わずコミュニケーションとっちゃう環境を設定することは教師の大切な、そしてとても重要な仕事だと思っています。そこで、自分が思ってもみなかった「キラキラした体験」ができるかもしれない。


それでは、また。

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