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あの時 永井宏がいた

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今から10年ほど前に旅立った美術作家永井宏との思い出を、本をたより記憶を呼び戻し文章に綴ってみました。
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記事一覧

「100の基本」 松浦弥太郎

「Everybody is a good story writer」 永井さん(美術作家 永井宏・故人)の活動の背骨だっ…

MOTAI HIROSHI
4年前
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「人間人形時代」 稲垣足穂

永井さん(美術作家 永井宏・故人)が好きな作家の一人に稲垣足穂がいた。 会話の端々にタル…

MOTAI HIROSHI
4年前
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「このことを」 内藤礼

倉敷での詩の朗読のイベントに参加する途中の新幹線の中でのこと、永井さん(美術作家の永井宏…

MOTAI HIROSHI
4年前
4

「無名」 沢木耕太郎

昨年僕も父を亡くして、改めてこの本を引っ張り出してみると、わらわらと父のことが思い出され…

MOTAI HIROSHI
4年前
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「TON PARIS 」 茂田井武

永井さんに僕がいかに影響を受けているか今回改めて実感した。ブックレビューの本を探している…

MOTAI HIROSHI
4年前
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「犬が星見た」 武田百合子

永井宏さんの周りに集まってきた仲間の中でこの人には読書ではかなわないなという子がいた。ち…

MOTAI HIROSHI
4年前
6

「友人のような音楽」 永井宏 中川五郎

30代の一時期、美術作家の永井宏さんと随分濃く付き合った時期があった。永井さんはいつも飄々としていて、つかみどころのないおじさんだったが、なぜか人をひきつける力があり、永井さんの周りにたくさんの人が集まっていた。僕も黒田さんもその仲間だ。 その深い付き合いのきっかけになるような本がこちら 「友人のような音楽」 ワークショップに遅れた僕に、「これから飲みに行くけどくる?」いつものようにさらっと言われて、なんとなくついて行った場所は恵比寿の焼き鳥屋の「たつや」。そこにいたのがミ