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2020年の抱負 eスポーツと組織と向き合う+書評「最高のリーダーは命令無しで人を動かす」

新年あけましておめでとうございます!
皆様どんなお正月を送っていらっしゃいますでしょうか。
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本文を読む前に!!
記事読んだらコメントとか♥とかツイートとかして頂けると、執筆モチベが爆増しますので何卒何卒この阿呆の欲求を満たして頂ければ幸いでございます・・・満たされると今後もまた掘り出しネタをたくさん書いていきます・・!!!
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私は久しぶりに駐在中のシンガポールから帰国した旦那と、普段はRushの拠点(Rushベース、自宅から約40分程離れた場所)にあずけている愛犬と、二人と一匹でゆったりと、昼は読書をして夕方はNetflixを見て、少しお昼寝とうたた寝をしつつ、少々お仕事をはさみながら平和な元旦を過ごさせて頂きました。

(我ながら写真が昔より格段に腕があがったというか、カメラ性能とLightroom様のテクノロジーの進化に感謝)

さて本当に簡単に2019年を振り返ってみようかと思ったのですが、いやはや、書けない事も多いなんとも怒涛の1年で、今日元気に元旦を迎えられているという事に感謝せざるを得ません。2019年はとにかく激動で、とにかくたくさんの濃い出会いと、そして別れがあり、一つ一つが大いに学びに富んだ濃い一年でした。お気楽に語れる話しとお気楽にはさすがにちょっといけないやつからもう話題にオンパレードだったんですが、流石にちょっとリアルタイムでは書きづらくまた書くには適切ではないタイミングだったので、これらはいつか折を見て整理して、誰かの役に立ちそうなエピソードに出来そうなときのために、人生の引き出しとして取っておこうと想います。

以下記事の目次
・経営者・コーチ・親向けの、元旦読書おすすめ ”最高のリーダーは「命令なし」で人を動かす” を献本頂きました
・着目すべきは5つのギャップ
・感覚のギャップ 私の感覚分析
・Rushメンバーの感覚と、練習態度に関する仮説

経営者・コーチ・親向けの、元旦読書おすすめ
”最高のリーダーは「命令なし」で人を動かす”

さて、そんな折ですが、かねてからTwitterで個人的に「元気がでるなぁ」とおもいながらフォローしていた鈴木様から、DMを頂戴しました。
なんと執筆した本を献本くださるとの事!

スポーツメンタルコーチの鈴木さんといえば、1ツイートでぐっと来る、元気になる言葉のスペシャリストです。フォローしておくと、辛い時に元気が貰えるので、後から出てきますが特に「視覚タイプ」の人には特にオススメです。

さて本題のこちらの本。冒頭にこんな文章が。

特に多い相談は、「今いるメンバーが思い通りに動いてくれない」です。
「色々練習メニューを考えて提案しても選手がやろうとしない」
「選手がコーチや監督の話を真剣に聞いてくれない」

「ぎくうう・・・・(苦笑)|д゚)」
こちらの本は主にスポーツの選手コーチ間でのお話が主体ですが、これは会社組織でも全く同じ事が言えます。
そしてなにせ去年の私の一番の悩みはこの組織の行動というのがまさにドンピシャ!あれれ・・・おかしいなぁ、いわゆる「組織のビジョンを語る」とか、「あるべき姿を話す」、とか「一人ひとりと対話する」とか「トラブルがあったら仲間を守る」「価値観を共有する」とか「情報の透明性を上げる」とか「話しやすい感じを作る」とか「その仕事の意味を説明する」とか、書ききれないくらいいろんな事の、少なくとも(自信なくなってきた)通り一遍の事は相当大事にしてると思うんだけどなぁ・・・!?笑

信頼関係、あると思うんだけど、どういうわけか思い通りに動かない人があちらにもこちらにもいる。なんでだ?!というわけです。
※誤解を招きたくないのですが、スタッフや選手はとても優秀で自発的に考え行動出来る人ばかりですし、こんなチームにいてくれて感謝・・という感じなのですが、一方で当然「本当はもっとこうしてほしい」や「こうなってほしい」があるわけで、それがうまくいかない事もあったという話です。

(いやいやうららさん、あなたまじで話しにくいし!っていうフィードバックもあるかもしれないし、実際に言いにくい人はいたと思うのですがw)
まぁでも、これ大概のリーダー達に、身に覚えありますよね。

これほんと、「俺めっちゃ(リーダー業)頑張ってるんやけどなぁ・・・(いっぱい色々勉強もしてるんだが、、)」っていう方にすごくおすすめ本です。すぐ読めますし、なにせ具体例が多くてありがたい。

先に結論からいうと、この記事読む100倍本書がいいので、以下読むのほぼ無駄なのでさくっとAmazonで購入がオススメです。よくあるページの無駄が多い本とちがって、すぐに活用できるtipsが具体例が本当にたくさん入っています。


着目すべきは5つのギャップ

ちなみに私も最初、「まずは相手との違いを理解しましょう」みたいな部分で「出た!!んなこたぁわかってるもん!!さすがにもう三十路やし!」的な負けず嫌い頑固者が顔を出してきました。(大概素直に読みにくいので現代人が書いた本とかビジネス書とかあんまり読まない派でした。)

その5つのギャップは、
「感覚のギャップ」
「言葉のギャップ」
「意識のギャップ」
「期待のギャップ」
「目標のギャップ」

さてそれぞれがどういう事かは本書におまかせしつつ、RushやWekidsで実際にあった事例からこれらのギャップについてちょこっとご紹介したいと思います。

感覚のギャップ

本書いわく、人には「視覚優位タイプ」「聴覚優位タイプ」「体感優位タイプ」とがあるそうです。
実際に自分でも改めてチェックしてみると、どうやら一部は視覚優位、一部は聴覚優位、という、視覚と聴覚が主な感覚を先行していそうなことがわかりました。

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私の場合

集中を乱されるもの: 視覚
誰かを褒める時: 聴覚
話し方:どれも当てはまるし当てはまらない
人の記憶:視覚
人の観察:視覚
何かを記憶:多分視覚多目で聴覚も強め 
怒った時:聴覚
口癖:多分聴覚、やや体感
学習:全部だけど視覚と体感多め
DIY:聴覚先行

ここから自分で自分を分析するに、私は
インプット:視覚優位
アウトプット:聴覚優位

な感じがしますね。

ここで結構面白い具体例があって、本の中では視覚優位のコーチが、聴覚優位の選手に「なんでお前は話しをきくときにノートを取らないんだ」としかるシーンがあるのですが、聴覚優位の選手は聞いたり話したりしたほうがインプットしやすいのでノートに重要性を見いだせません。

なるほど確かに・・!めちゃくちゃ当たり前そうで結構盲点というか、おろそかにしがちなところじゃないですか!?
だって、「覚えるなら書けよ!!!」ってちょっと思ってる人多くありませんか!?ノート世代の大人!!!!!

しかもこれってeスポーツもめちゃくちゃ同じだなぁと。(でたなんでもeスポーツ!って言いたい人()

例えばこれなんとなくの観察ですが(あってるかは今度検証します)うちの選手がゲーム内の事を学ぼうとしてるとき、
グリード、ウィンレッド、ベブラ、ハントは体感優位タイプのような気がします。
あまり外には出てきませんが、グリードは「知識を覚える」事をかなり重要視しておりポストイットなどによく書いたり、チーム内でも一番ドキュメントを書き起こすタイプです。またウィンレッドも事ある毎に必ず手もとのノートに書きなぐっており、試合前もそのノートを見たりしています。ベブラもあまり見せたがりませんがゲーマーとは思えない美しいノートを書く人です。またハントは去年のロンドン大会の後一番ノートでのメンタル強化方法を取り入れ効果を実感していました。一方4人とも、「とりあえず試してみよう。たくさん」タイプでもあります。書いてるところを良く覚えていますが、一方で座学ばかりしているといよりは沢山試行回数をこなし、「身体に覚えさせる」ような感じがします。

一方でゴロウは、学習やDIYなどに関わらずかなり多くの項目が聴覚が優位のように見えます。(あくまで私の主観なので、今度本人に聞きますw)チームで一番言葉のボキャブラリーが多く、論理的に物事を言い表す能力が高く、よく話していて「よくそんな昔の会話覚えてるなぁ」と思う事が多々あります。

さてこの「感覚のギャップ」は、チームでの反省会の改善とそれぞれへの理解に役に立つような気がしてきました。
例えばこれもおそらくですが、体感優位型の人は程度の差こそあれど「学ぼう学ぼう記憶しよう」と思えば思うほど無口になる傾向がありそうです。なぜなら学ぼう、記憶しよう、となると書いたり試したくなるという傾向だからです。一方聴覚優位は、学ぼう記憶しようと思えば思うほど喋ります。議論したり喋ったりしたほうが覚えられるからです。(多分)

もちろん上記は仮説でしかありませんが、もしそうなら、全然それぞれの態度の受け止め方が変わってくると思いませんか?
たかが態度、されど態度・・
特に私みたいなインプットにおける「視覚優位タイプ」は、めちゃくちゃ態度とか見えたものを気にしてしまう傾向がありそうです。私の癖ですね。長所でもあり短所でもあります。
そんな私が、それぞれの態度を少しでも正しく理解出来そうな、少なくともヒントになりそうです。
正しく傾向を理解し、一方で長所でもある視覚を活用して、気づきにくいところに早く気づく、そんな柔軟性をつけたいですね。

終わりに

ギャップを適切に調査し、理解し、活用する技術がたくさん織り込まれている本書は、年初に読むのに大変に適してると思いました。なぜならこの本には、一年で活用しきろうとしても活用しきれるかわからない程の多くのエッセンスが詰め込まれているからです。またそして、無意識のうちに目標意識が短期思考になってるのではないか?目先を追いかけていないと思っていても、無意識に短期思考になっていないか?本当に心から、選手の、そしてスタッフの本当の希望を叶えられるように努めているか?というなんとも、なんとも、当たり前のようで、当たり前に思いすぎていて、疎かになっていることに気付かされます。頑張りすぎて力が入りすぎる傾向がある人は特に、年初ですし、ちょっと駄目な自分に優しい心を持ちつつ、そんな指導者として「当たり前だろ」と思うような事ほど、一度出来ていないところを優しく受け入れ、自分で自分自身を指導してあげるのも如何でしょうか。

さて2020年は、ついに「私は覚えたり学ぶなら書かないとあかん」という事に気付かされてしまった・・・ので、もっともっとインプットを本や動画で!(献本ウェルカムです!!)そしてnoteやYouTubeでの発信活動を定期的に頑張ります!!
そして今年は沢山色々な方とお会いして行きたい!あとチャレンジもしたい!なとも思っているので、これについても今後書いていきたいと思います。
改めまして、今後ともRush Gaming 、Wekids(とそのOB達)、西谷麗をよろしく御願い致します!



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