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赤ちゃんの入院

blogは産後2週間で「産休明け」する予定だったのですが、気がつけば長くお休みしてしまっていました。

というのも、実は、うまれたての赤ちゃんが、すぐにまた入院になってしまっていたのです。

おっぱいを飲んだら毎回吐いちゃうし、おしっこウンチの回数もやけに少ないなと思って軽い気持ちで産院に連れて行ったら、なんと体重が生まれた時よりも軽くなってしまっていて。

産院から即日転送された先の特定機能病院では、血液検査、レントゲン、エコー、バリウムなどの検査オンパレード。

万一夜中に容体が急変した場合に備えて、えらく痛そうな検査の同意書類にもサインをさせられ、わたしは震えあがりました。

脱水症状防止のための点滴に繋がれ、ギブスで小さな腕を拘束されている赤ちゃんを見ると、馬鹿みたいに涙が止まりませんでした。産後のホルモン異常も手伝って、わたしったら、その日はだらだら泣きっぱなしでした。

初日の検査で、すくなくとも即メスを入れる必要のあるような病気ではないことが判明したので、NICUやGCUではなく、ちいさい赤ちゃんばかりの小児科の病棟に入りました。

その日から、車で片道30分以上かかる病院まで、毎日搾乳を届けに行って、面会時間いっぱい付き添いをしました。本当は1日中べったりお母さんにくっついていたいはずの新生児なのに、1日の1/6しか一緒にいてあげられないというのが切なかった。

小児病棟の親たちは、みんな、面会時間の開始すぐに来て、まだ小さすぎる我が子と何の会話ができるわけでもないけれど、いられるだけぎりぎりまでパイプ椅子に座って付き添っていました。

お医者さんや看護師さんからは「お母さんは家では体をやすめてください」と労られたけれど、数日は生きた心地がせず、家でもよく眠れませんでした。

そんな切ない場所を、昨日ようやく、無事に退院することができました。

蓋を開けてみると、これ以上の医療介入も必要なく、時間とともに解決する要因でした。それでも検査によって対処方法が分かったのと、気がつかずにいるとガクッと脱水症状に陥ってしまうところだったので、結果論ですが、早いタイミングで病院に連れて行ってよかった。

入院中、血走った目でお兄ちゃんのヨーヨーの時の成長記録を引っ張り出してきてみたところ、彼の場合は、朝も夜もほぼ毎時間、絶え間なく授乳をしていて「腹へった!」「げっぷできない、苦しい!」「おしっこした、気持ち悪い!」の無限ループで常時大騒ぎだったようです。(最初の1ヶ月あまり、昼も夜も朦朧としながらずっとだっこで、30分前に授乳したこともわからなくなるからノートをつけていたのです。)

かたや、この子は一度飲んだら2~3時間寝るし、夜中は6時間寝てくれるし、いやー「女の子は楽」って聞いていたけど想像以上だ。と安心していたら、どうやらおっとりしすぎていたようで。

吸う力も訴える力も、ヨーヨーよりずっと弱いから、ちょっとしたサインを注意深く見て反応してあげなければならなかったのに。前回完全母乳で通したから、まさか、おっぱいが足りないなんてことはないと過信していました。

わたしって、分かった気になっていたけれど何も知らなかったんだなって、すごく反省しました。

小さすぎる赤ちゃんの入院で、家族が一緒に健康に暮らせるありがたさを、痛いほど感じました。

普通の日々に、感謝します。

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