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【優先すべきはどちら?】やりたいことが先か?売れるもの優先か?

こんにちは。

フリーゲームプロデューサーうきょうです。

先日、あるクリエイターからそんな話がありました。


これはクリエイターだろうが起業家だろうが、新規事業だろうが、
結論から言えばどちらからでもよくて、目的と自分の強みにあわせた取り組みをすればいいというのが私の考えです。


「どっちも重要だから、どっちもやればいいじゃん」っていう方がいると思いますが、いや違うと。

そうは簡単に行かないので、やっぱりここでも何を得たいのか?から逆算して優先度を上げる必要なのですが、あわせてあなたの特性や強みはどこなのかに焦点を当てることも重要だと伝えました。


どういうことか? 
ビジネスの流れに当てはめてみよう


【1】やりたいことが先

これは自分のやりたいことが明確な場合で、「何を」から起点にするタイプ。あるモノを作ってから、市場に売ることを考えるというビジネスの流れになります。つまり商品製作がスタート。

通称、プロダクトインとも言います。


【2】売れるものを探すことが先

この場合、今の市場で何が受け入れられているのかをリサーチして、求められるものを作るというビジネスの流れ。すなわち、マーケットが先。次に商品製作という流れです。

通称、マーケットインともいいます。


人は強みと情熱を持てる部分が違う
どちらもできる人はレア


そんなこんなで、どちらもとても重要なプロセスですし、どちらもすでに存在するよくあるビジネスの流れです。

そしてこの考えは、人によって得意分野も異なるということがとても重要です。つまり、論理的に重要だということは理解していても、それを実際に行動しようとすると、情熱持って継続し続けられる人は少ない。

下手をすれば頭では分かっているけどやる気が起きないとか、何すればいいんじゃ?と、とっかりすらしないという状態がよくあります。

その理由は、そういう訓練を受けていないということもありますが、もともと持っている才能や性格、情熱を持てる分野がない、という事例があるからです。


クリエイターが全部新しいものを生み出せるわけではないし、起業家が皆新しいことをしているわけでもない


すべてはこの見出しに集約されますが、よく勘違いをされている方がいますね。創作物や歌など、よくあれは何々のパクリじゃない?とか、あれに似ているよね?とか、そんな声がよく出ます。

が、そもそも全てが0から生み出されているものなんてほぼないです。それをよく、クリエイターやデザイナーは完全に新しいものを生み出さないといけないとか、新規のものを生み出してことクリエイターだ、起業家だ、みたいな思い込みをしている人がいますが、そんなことはまったくもってないということです。

そもそも0から1を生み出せる企画者は全世界を探しても2割ぐらいだという想定ですし、全く新しいことを生み出している人なんてほぼいないんじゃないかぐらい少ないと思います。


大事なことは自分の強みを活かす活動をすること、弱い部分を把握して、専門家と補完し合うこと


これは商売だけではなく人生においても同じことが言えると思っています。基本的に人は得意不得意があるわけです。よく企業では群れるのが嫌だとか、人間関係が嫌だということはありますが、最終的にはある程度コトを成そうとしたら人の力が必要になってきます。

たとえばよくあるのが、

物を作ることは好きだけど営業が苦手だからお金が得られない。営業が好きだけど物づくりができないから結果売るものがない。けれどもこの2人が組んだらお互いにとっていい関係性が築けるかもしれない(性格や人間性の一致とかは置いておいてね)

家庭内でも仕事が生きがいで、家事、洗濯、料理が夫婦揃って苦手だったとしたら、どちらか一方に無理やり押し付けるのは御法度なのは想像に難くないでしょう。

そうした場合どうしますか?

その場合はお互いは仕事に専念する代わりに、家事、洗濯、掃除は外部の方に委任すればいいわけです。

そういったような考えも必要ということですね。


まとめ


話を戻しますが、目的については自分の特性とあわせて、何を得たいのか?ということです。この記事を読んでいる方は自己満足だけではなく、収益を上げるという視点で読まれていると思います。

そう考えた際、今は商品やサービスがありふれていますので、プロダクトインからの発想だけでは売れる商品を設計することは難しいため、コンセプトの調整を都度行っていく必要があります。

そしてその柔軟性、スピード、実行力が、今のすべてのクリエイティブ業務、新規事業、既存サービスにも必要なのではと考えます。


《私のこだわり》
私が新規で何かに取り組む時、多方面の意見ややりたいことを抽出して、それが効果的だと判断する形で抽象的に部分表現することを意識します。それが多額のお金が絡むほど、できる限りマーケットに寄せるイメージで製作することが多いです。





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