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事業計画書書いてみた~ドギーバックを用いた飲食店の売上増加~

今回は事業計画書を実際に書いてみたので、その1部を載せてみたいと思います。全部載せちゃうとすごく多いので・・・。

・事業計画書~冒頭~

①事業目的
事業の目的は、「おいしさを伝える個人飲食店の存続」です。

新型コロナウイルスの影響を受けて、日本政府は緊急事態宣言を出し、外出自粛要請を全国に発布しました。加えて、営業時間の短縮も飲食店に要請し、特に酒類の提供は午後7時から1時間しか行えないという状況が生まれました。
これによって飲食店に訪れる客数が大幅に減少し、多くの店舗で売り上げも下落しました。

ただ、宣言が解除されてからもワクチンが開発されるまでは客数が元にまで回復することは難しいといわれており、実際先行きに不安を感じている方がたくさんいます。そして、個人飲食店の方は特にそれが顕著なことが分かっています。

私は、このような個人飲食店の売り上げ向上に貢献できる事業として考えたのが「ドギーバッグや持ち帰り容器を利用した売上上昇へのコンサルティング」です。
これは、売り上げ=(A)客数×(B)単価
(A)客数=(C)イートイン+(D)テイクアウトとしたとき、
(C)は減少傾向、(D)はコロナの影響を受けて開始した店舗もあるが、急激な導入店舗増加によりCをまかなえるほどではない。
そのため、(B)の増加にねらいをつけることが大切だと考えました。
※ドギーバッグはアメリカ発祥で注文して食べきれなかった料理を持ち帰るために作られた箱です。

・事業計画書~続き~

もちろん、事業目的ですべてではありません。以下にその他の項目と簡単な説明をつけています。実際はもっと詳しく書いています。

②事業内容
業種や特徴、業務内容を書きました。4Pで表すと、Product,Place,Promotion。
③市場環境~顧客の状況、市場の状況、今後の見通し~
ターゲット層について書きました。3Cで表すと、Customer。
④ブランディング
サービスにどういう価値を顧客に感じてほしいのか、それを通して自分たちはなにを実現したいのかを書きました。
⑤料金設定
サービスがいくらの料金設定なら成り立つのか推測しました。4Pで表すと、Price。
⑥競合優位性
自分たちの強みと同業者について分析し、勝てそうな部分を説明してした。3Cでいう、Company,Competitor。
⑦コンセプトと実現のための行動案
事業のコンセプトを考え、その理想達成のために現実では何が足りていないのかを分析しています。
⑧ビジネスモデル
資本の流れを図で表しています。
⑨実際に成り立つのかどうかの検証
実際に出来そうかどうかをアンケートや取材を通して検証しています。作ったサービスを1人でも喜んで使ってくれるかどうかを確かめています。

・実際に事業計画を練ってみて

上記のように載せましたが、⑨の検証の結果をみて、実際にサービス展開するのは難しいかなと判断をしています。理由はサービス利用者が非常に少なく、サービス維持できるだけ利益を出せないと考えたからですね。

ただ、実際に1つの事業計画を練り切れたことで色々な経験が出来ました。
実際に書いてみて大切なのは
・何かの推測に使う根拠は最大限事実を用いること
・料金設定はなんとなくではなく、顧客のリピート率やかかる費用(人件費や
原価など)を推定して行うこと
・考えた事業計画をローンチした時、実際に使ってくれる人がいそうなのか検証まで行うこと(もちろん、計画として練った時点で破綻していれば検証を行う必要はないでしょう。)
だと思います。

もし今後同様に事業計画を考えることがあったら、
・⑨の検証のサンプルデータをもっと集める。データ数が少ないと偏った結果が出ている可能性があるので。
・BtoBでなく、BtoCの事業計画を練る。
ようにしてみたいです。


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