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じっと辛抱すること

どうも、ウクモリ ヒロオです。

ここ最近、モヤモヤすることが多い世の中ですが、時にはモヤモヤしたまま放置しておいた方が良いことが多いように感じています。そのうち、モヤモヤが消えてしまうかも(笑)

失敗を重ねて気付いたのは「時には辛抱すること」

さて、本当にモヤモヤがすることが多い状況ではありますが、私はそこまで深いモヤモヤを抱えていないかもしれないことに気付きました。
どうしてなんだろうと理由を考えたら、特にこの20年近くは数多くの失敗を重ねてきて、どうにもならない状況であれば、じっと辛抱することも大切だと学んだからだと感じました。

今でこそ、かなり自由に動けるようになりましたが、つい最近までは焦って失敗することが多い人生を歩んできました。
特に30代の頃は、自分にとって都合が良い方向にばかり動いていたような気がします。こういう時って、自分ではその判断が正しいと思っているから突き進んでしまうし、結果的に失敗したとしても、失敗した理由は自分に都合が良いものばかり・・・今思えば上手くいくハズないんですよね。

私は40代前半にあることをキッカケでどん底に落ち、色々と考える機会を得ることが出来ました。
その時一番感じたのは、「時にはじっと辛抱すること」です。

「耐え時」でないと出来ないことはなんだろう

今、世界が変わるようなことが起こっていて、これまで普通だと思っていたことが、普通ではなくなりました。私の場合も・・・

みんなで食事に行く、ライブに行ってストレスを発散する・・・

当たり前だと思っていたことが出来なり、多くのことを「耐えなければ」ならなくなりました。
オンラインがあるじゃないかという人もいるでしょうが、やはりリアルな関係性を数多く築いてきた身としては、まだまだ抵抗があります。

ただ、そんなモヤモヤする状況下だからこそ、逆に「耐え時」でないとできないことを体験してみたいと思っています。
仕事でオンラインのミーティングやイベントの運営などの機会を増やしているのは、そんな心境だからこそかもしれません。

会社の経営についても、いつも上昇気流に乗っている・・・とは限らないので、こんな「耐え時」だからこそ、早い段階から基礎の部分をどうするか考えるようになりました。70年以上の歴史がある会社ゆえ、こんな時こそ原点に立ち戻り、歴史の中からヒントを得ることが大切だと考えています。

何も言わないことが大切

5年くらい前から、私は月曜日の定例ミーティングでは、肝心な数字報告が始まると会議から追い出されるようになりました(笑)
以前noteを書き綴っていた際には、「会議を10分で追い出される社長」というキャラクターを演じていたことがありますが、実際に今でも10分で追い出される環境のままです。
部長に「はい、社長ありがとうございました」と言われたら、会議室から退出しなければなりません(苦笑)

ただ、この状況をキープしていたら、社員が活き活きと働くようになりました。
同時に私に対しては後報告の対応も増えてきました。
特に不具合などが発生した時の対応は、私が見事だなと思うくらい徹底してやるようになり、結果的にお客様との信頼関係が向上しつつあります。

いろいろ言いたいことはありますが、世の中にはその言葉をぐっと喉元に納めて「じっと辛抱すること」で前進することが多いことに気付きました。
私が何も言わない方が、会社が元気になる・・・まあ、複雑な気持ちですが仕方ないですね(苦笑)

だからといって辛抱し続けるわけではない

こんな話を書いていると、私は禅僧か何かのように思われるかもしれません。

が、時には大声を発するときもあります(笑)

ただ、そうなる場合は正道から外れそうになっている時に限ります。
あと、考え方が近視眼的になっていて、次のステップではお客様や協力先にとって不利益になると予想される時です。

私が経営者になってからの10年間、松山工業は「お客様のお役に立つために出来ること」という経営方針を掲げ、正道を歩みながら一歩ずつ進化しつつあります。
お陰様で就任当時と比較すると、お客様や協力先との関係性は良くなってきています。まだまだですが、それ以前はお客様に対する考え方がほぼ真逆だったので、ようやく±ゼロに戻ってきたところだと感じています。

なので、この流れを止めたくないので、流れに反する場合にはグッとこらえずに言葉を発するようにしています。

まっとうに生きることの大切さ

この投稿をお読みいただいている方の中には、そうは言っても・・・と思われる方がいらっしゃることは承知しています。
特に自分ではどうにもできないことで苦悩されている方がもの凄く多い状況下で、逆に「それでも辛抱なのか」と受け取る人の方が多いかもしれません。

私自身も、私を取り巻く環境は、「辛抱することが許される」かなり恵まれていると実感しています。だからこそ、まっとうに生きることが大切だと考えています。

辛抱するとストレスを抱えてしまいます。
そのストレスを貯め過ぎずに放出すること・・・その点は改めて書き綴りたいと思います。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。感謝!

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