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共感する言葉⑤

どうも、ウクモリ ヒロオです。

昨日は成人式を開催するか否かに注目が集まりましたが、大切なのは感染拡大を防止することであって、開催するかどうかで善悪を問う必要はないのになぁ・・・と感じました。
実は私の息子も成人式が中止となってしまい、さぞ残念だろうとは思います。

「最後の講義」を視聴しました

ところで3連休はほぼ家にいましたが、珍しくラジオを聴かずにテレビを見ていました。番組表を見ていたら、ちょうどNHKで「最後の講義」を放送する予定になっていて視聴することが出来ました。

観たのは立命館アジア太平洋大学学長の出口治明さんが講師役をされている回です。なにか運命を感じて録画もしたのですが、共感が出来る点が多いとても良い番組でした。

共感ポイントのひとつは「日本が低迷している理由」

講義では、生き方についても共感できるポイントがあったのですが、一番共感したのは「日本が低迷している理由」です。

【日本の低迷の原因】
①女性の社会進出の低さ
②ダイバーシティ(多様性)がない
③勉強不足(長時間労働でやる時間がない)

①がなぜ必要なのかは、世界のサービス業の需要の約70%は女性向けのもの。これを日本経済を支えていると自負している50~60代のおじさんが提供することのミスマッチ。
海外、特にヨーロッパで女性の進出が目立つのは、この需給ギャップを埋めるための努力の一環である。
未だパート社員として女性を雇用し続けている日本と、考え方に大きな開きがあるとの認識は本当にその通りだと感じました。

②の多様性については、私自身が常に感じていることで、実際に多様性の必要性が感じられるからこそ、まだ世に出ていないような新たなビジネスを創出出来るようになりました。
日本で新産業が生まれにくいのは、このあたりが起因しているようにも思います。

問題は「勉強不足」だと思っている

③の勉強不足については、私自身が感じている根本の部分を分かりやすく説明してくれていたので、嬉しく思いました。

松山工業はこの5年ほど、残業をどんどん減らしています。なので、ここ最近は18時以降働く人がほとんどいません。また、有給休暇の取得率も70%を超えていて、一般的な中小企業が目指している努力目標を自然とクリアしています。

なぜ、働く時間にこだわるかというと、オフの時間を自由にしっかりと過ごした方が「仕事の質が良くなる」からです。当然の結果として、収益も増えます。

私の場合は働き方を変え、様々な場所に行けるようになりました。
今は開催できない状況下にありますが、DMM.make AKIBAさんの交流イベントなどに参加し、それまで未知の分野だった方々と交わることによって、本当に視野が広がりました。
ウェブミーティングが増えましたが、こういったことを先手で対応できたのも、多くのご縁に恵まれて視野が広がっていたからこそだと思っています。

仕事に追われ、そういった機会を作ることが出来ない人が多い世の中。
この状態を変えなければ、おそらくいつまでも閉塞感漂う状況が続いてしまうんだろうな…とも。

ちなみに日本人の平均労働時間は年2,000時間。
ヨーロッパと比べて500時間も多いそうです。
毎日2~3時間残業している計算になるとのこと、これはかなり問題だと思います。
テレワークが推奨されていますが、「仕事の質の向上」と「ワーク・ライフ・バランスの尊重」が保たれ、初めて推奨すべき課題ではないかと強く思う次第です。

受講して気付く私自身の役割り

出口さんの話は学生向けのため、とても分かりやすく、多くの気付きを得ることが出来ました。

この世の中、特にサービス産業はアイデア勝負なんだから、好きなことを徹底的にやった人が多い方が良いのに、日本の社会はそうなっていない・・・そこに問題があるとも言われていました。
好き勝手にやっているので、本当にその通りだな・・・と思います(笑)

同時に、この講義を受けて理解したのは、私自身はプレイヤーではなく、若い方々を支援するサポーター役に徹した方が良いなということ。
私自身、先述の50~60代のおじさんに限りなく近づいているからこそ、この部分を強く感じました。
実際にサポーター役として動くことが多いのですが、無意識のうちに・・・という前提が付いていたので、意識して取り組みたいと思います。

そんなことを感じつつ、今日のnoteを終わりたいと思います。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!

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